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Wizards of a sanctuary(魔術師達の聖域)
甦りし者4
黒いフードが吹雪に煽られ脱げた・・・その少年とは柊沢エリオル・・・
エリオル「凄い吹雪だな・・・」
スピネル「確かにもの凄いですね・・・真の姿に戻った今でもふんばっていなければ軽く吹きとばされそうな勢いです」
奈久留「ねえ~エリオル~ほんと~にこっちでいいの~?」
エリオル「それは私にもわからない・・・ある力のせいであの箱を破って逃げ出した力を感知できない・・・フィリアがいたらとっくに感知できていると思うが・・・」
スピネル&奈久留「・・・・・・(フィリアって誰だ?)・・・・・・」
エリオル「流石に疲たな・・・休憩するか・・・」
奈久留「ちょ・・・ちょっとエリオルこんな所で野宿する気??冗談じゃないわよ!」
奈久留は蝶の羽根を生やした女性の姿 ルビー・ムーンへと変身し・・・飛び立とうとしたが・・・
ルビー「な、なに・・・この吹雪・・・飛べない・・・」
スピネル「何故私が最初からこの姿でこの氷原を飛ばずに歩いていたかわかってないですね・・・ルビー?」
ルビー「う・・・うるさいわね・・・この吹雪のせいで私たちの魔力が封じられていることくらいわかってたわよ!!だからあえてこの姿にならなかったんじゃない!あっ、ダメ・・・もう・・・」
自動的に仮の姿に戻された奈久留 そして彼女?はスピネルが言うまでわかってはいなかった。
奈久留「なんでエリオルとスッピーは平気なのよ~・・・」
ドサッ!!
ルビーが振り返るとエリオルが倒れていた。
奈久留「ちょ、ちょっとエリオル!!!」
奈久留とスピネルが話しかけても目を覚まさないエリオル
スピネル「ルビー、これを・・・エリオルの左腕を見て下さい!」
エリオルの左腕には何かしらの呪印が浮かび上がっている。
奈久留「これって何なのよ~」
スピネル「わかりません・・・ですがクロウ=リードに呪いを掛けられる存在はそれをも凌駕するものだけ・・・」
奈久留「でも・・・エリオルより強い魔力持ってるのってさくらちゃんだけよね・・・」
スピネル「いや、さくらさんの性格上 人に呪いを掛けるような真似はしないでしょう・・・いずれにせよエリオルをこのまま放っておくわけにもいかないでしょう・・・」
奈久留「そうね・・・スッピー レーザーを発射できない?」
スピネル「今の状況で魔力を使ってしまうとおそらく私の魔力は尽きて仮の姿になって私はこの吹雪どこかへ吹きとばされてしまうでしょうね・・・」
スピネルは意識の戻らないエリオルを背に乗せ奈久留と休憩できそうな所を探し回る。
そして数時間後・・・もはやスピネルもルビーも体力の限界が来つつあった。
スピネル「も・・・もはや・・・こ・・・ここまでか・・・」
奈久留「スッピー・・・ あ、あれ見て」
スピネル「あれは・・・塔?」
奈久留「何でもいいわ・・・エリオルを休ませて私たちも休憩しよう・・・」
塔を見つけた2人は残った力で塔に入りそこで倒れた。。。スピネルは気が抜けた為か倒れると同時に仮の姿となる。。
後数分経過し、塔の中から老婆が少女を追いかけて出てくる
老婆「こりゃ、お待ち!!!修行はまだ終わってないよ!!」
少女「だって外が気になるんだもん!!・・・ん?あれ・・・?この塔に誰か入ってきて倒れてるよ?」
老婆「そんな言い訳したって無駄だってことわかってるのかい?この塔は私の結界と外の猛吹雪で見えないし近づけるわけない。。。ってこの方は・・・いかん・・・かなり衰弱しとる・・・フィノン・・・急いでお湯沸かしてくるんじゃ!!」
少女(フィノン)「その人達って一体何者なの??」
老婆「説明は後じゃ!!早くお湯沸かしてこんか!!!それと聖水を持ってき!!一刻も処置をせぬと命に関わる!!!」
彼が倒れてから7日 未だ意識戻らぬエリオルは夢を見ていた。
ここは一体・・・?
あれは・・・星の鍵・・・?
ああ・・・そうかさくらさんの魔法の鍵か・・・
星の鍵が3つ・・・!!?
一つはさくらさんの愛用しているピンク色の・・・
そしてもう一つは・・・漆黒のダーク・スター・・・
・・・最後のあの星の鍵は何だ・・・?
・・・真紅の・・・まるで鮮血のようなあの色は・・・
・・・そして真紅の12枚のカード・・・
・・・それを操る者・・・!!!
・・・何者だ・・・?
エリオル「・・・っは・・・夢か・・・私らしくないな・・・」
老婆「おや・・・目が覚めましたか?」
エリオル「貴女が私を助けてくださったのですね・・・有難う御座います」
フィノン「ねえ、貴方一体誰なの?」
老婆「こりゃ!口を慎みな!!この方はクロウ=リード殿の生まれ変わり柊沢エリオル様じゃ!!すみません・・・孫娘が失礼しました」
エリオル「いえ、いいんですよ。それに僕は確かに生まれ変わりですがクロウ本人ではないですので様付けしないでいいですよ。シスター・リア」
老婆「久々に懐かしい呼び名を聞きましたのう・・・でも私ももうシスターは引退した身・・・リアとお呼び下され。」
フィノン「おばあちゃんの知り合いの人だったんだ~ あたし、フィノンっていうの ヨロシクねwエリオル君ww」
老婆(リア婆さん)「こりゃ!馴れ慣れしすぎじゃフィノン!!」
エリオル「いえ、構いませんよ、 こちらこそ宜しくお願いしますね フィノンさん」
リア婆さん「エリオル殿、お供の黒猫と綺麗な姉さんはまだ眠り続けておりますが・・・」
エリオル「しばらく眠らせてあげておいてください」
エリオルは立ち上がり外に向かおうとする
フィノン「何処にいくつもり?」
エリオル「行かなくては・・・日本に・・・」
リア婆さん「その身体では無理ですじゃ・・・どうか今は養生されて下され・・・」
エリオルは冷静な口調で平然を装っていたが倒れかける・・・それをフィノンが受け止める。
フィノン「無茶よ・・・エリオル君もしばらく寝てなさい。」
フィノンはエリオルをベッドに寝かせエリオルが寝息を立てるとリア婆さんのとこへ向かう
フィノン「おばあちゃん・・・彼の左腕・・・」
リア婆さん「ああ・・・強力な呪印を施されているね。。。聖水を使っても一時的に呪いが弱るだけで解けちゃいない。。。私の全ての力使ってもエリオル殿の呪印を解けないじゃろうね。。。」
フィノンはリア婆さんをキッと睨むと・・・
フィノン「何よ・・・おばあちゃん・・・エリオル君を見捨てる気?」
リア婆さん「あんたが彼を助けたいと思うなら・・・少なくとも私の力をはるかに凌駕せんといけないさね・・・つまり今までのような修行じゃなくって私ですら挫折してしまった超過酷な修行をすることになるよ・・・?その覚悟があんたにあるのかい・・・?」
フィノン「あたしはエリオル君を死なせはしない!!!」
フィノンの目は今までとは違う強い眼差しがあった。
リア婆さん「じゃあ・・・こっちにおいで・・・」
言われるがままにリア婆さんの後をついていくと塔の外に出て裏の方に回った。吹雪いているというのに凍っていない池がある
フィノン「ここって何もないじゃない・・・?」
リア婆さん「さてと・・・」
リア婆さんが祈ると池の水が対岸まで追いやられ地下に続く扉が開いた
フィノン「こんなところがあったんだ・・・」
リア婆さん「感心してる場合じゃないってことはわかってると思うが・・・この塔は表の扉から進んでも最上階には行けないことは知っているとは思う・・・今からあんたはここを通ってこの塔の謎を解きながら最上階を目指す。いっておくけど・・・この修行は一回限りしか出来ないから失敗したらやり直しはきかない」
フィノン「それでも・・・あたし行くよ」
フィノンがそのまま地下の扉を開き進んだ後に閉まると対岸に追いやられた水が再び池を満たした
リア婆さん「この塔の謎は私にすらちっとも解からない・・・いや・・・恐怖に負けて知ろうとしなかった。。。あの子ならきっと・・・」
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