Wizards of a sanctuary(魔術師達の聖域)

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甦りし者5



ケロ「さくら・・・」

知世「さくらちゃん・・・」

窓の外はもう日も暮れて夕闇が訪れようとした頃もう一人のカードの守護者・月が飛んできて窓を敲き知世が開け、部屋へと招き入れた。

ケロ「月か・・・」

月?「ううん、僕は月じゃないよ。」

知世「その喋り方・・・月城さん・・・?」

月(雪兎)「うんそうだよ。月の時の記憶が無いのはなにかしろ不都合だからって時々はこの姿で僕のままの心でいたほうがいいって月がいってたし・・・ってそうじゃなくて・・・さくらちゃんが大怪我したんだって?」

ケロ「なんや、ゆきうさぎの方やったか・・・びっくらこいたわ~・・・まあええ・・・月から話聞いとるんやろ?」

月(雪兎)「うん・・・さくらちゃんがこの世で一番強い魔力を持ってて僕と月の存在を支えてくれていることもカードの事も・・・しかし・・・さくらちゃんがここまで大怪我負うってことは魔法が関わっているのかな・・・?」

ケロ「確かに・・・魔法のような感じやったが魔力の気配という感じなんや・・・得体の知れん力のようなそうやないような・・・なんかわいや月が知っててそうな・・・」

月「ああ、それは私も感じていた。。。私もおまえ同様あの力を知っているような気がする。。。」

ケロ「月か!!いきなり話しかけてくるなや びっくりするやろ!!!」

月(雪兎)「・・・って月は言ってるけど・・・?」

ケロ「ああ、もう!!月かゆきうさぎかようわからん!!どっちかはっきりせい!!!」

月(雪兎)「ごめんごめん、ややこしくなるから僕、月の中で眠っておくね(苦笑)それじゃ・・・月、あとは宜しくね」

月「すまないな。。。私の半生は雪兎なのだからあいつにも私の記憶や力を制御してもらったほうが主の魔力の負担は半減するであろうと2人で話し合った結果だ。。。」

知世「では・・・月城さんの姿の時に月さんの人格になる事もあると・・・?」

月「ああ。。。その方が主からの魔力供給の負荷が軽くて済む。。。って今はこんな事を話している場合か。。。?」

ケロ、真の姿となる。

ケルベロス「今はもうなりを潜めているが公園に出現したあの巨大な竜巻・・・あれから魔力を感じなかっかが・・・自然現象やと思うか・・・?」

月「いや。。。何者かが故意に作り出したものだろう。。。」

ケルベロス「ああ、エリオルもああいう現象起こそうとすれば出来んことはない・・・」

月「しかし・・・クロウは・・・」

ケルベロス「ああ、そうや・・・万一エリオルの仕業やったとしても魔力の気配は感知できるし、さくらの魔法が通じないなんてことはない・・・それにクロウカードは負のカードも含めて全部さくらカードに変わりよった・・・あいつが何か事件を起こす理由なんてないし・・・さくらを傷つける真似だけは絶対せえへん!!」

知世「・・・ひょっとして・・・さくらちゃんや李君、柊沢君でも感知しきれない強い力を持ったものがいるのでしょうか・・・?」

ケルベロス「その・・・可能性が0とは言い切れんな・・・せやけど・・・」

月「。。。それにしては。。。力を隠さないで堂々と主に襲い掛かってきたというのが気になるな。。。小手調べに主に普通を装って近づいてくるというやり方をまずやってくるであろう。。。魔術師ならな。。」

ケルベロス「ありゃあ明らかにさくらに対して殺意があった・・・わいが行くの遅れとったら間違いなくさくらは命落としてたな・・・」

 ピンポーン!

木之本家のチャイムが鳴った。

ケルベロス「こんな時に誰や・・・今はおとうはんも兄ちゃんもおらんしさくらはこの有り様や・・・知世・・・悪いが・・・」

知世「では出てきますね は~い」

知世が玄関開けると・・・

歌帆「久しぶりね」

知世「観月先生!!と・・・あらそちらの方は・・・?」

知世はすぐさま歌帆の隣に居る老婆に気付く。老婆は木之本家を見回しているといった様子。

歌帆「こちらは真愛(マナ)お婆さん・・・さくらちゃんの家に行くっていったらご一緒したいといってたから・・・」

真愛婆さん「あたしゃあ木之本さんとこのお嬢さんに借りがあるのでね。。。」

知世「そうだったんですか~では少々お待ち下さい」

急いでさくらの部屋に戻った知世はケルベロスと月に仮の姿に戻ってもらおうと言いにいったのだが・・・歌帆先生と真愛婆さんは上がりこんで来ていた。

ケルベロス「し・・・しもた・・・(硬直)」

月「。。。。。。。。。。。。。(冷汗)」

知世「ごめんなさい・・・少しお部屋散らかってまして・・・今このお人形さん達片付けますね・・・(苦笑)」

ケルベロス「・・・(・・・知世!!こんなデカイ人形やなんてなおさら怪しいやろー・・・)・・・」

真愛婆さん「隠さんでええよ・・・ケルベロスに月やね・・・?」

ケルベロス「な、何でわいらのこと・・・」

真愛婆さん「何でもかんでも魔術師達の間でクロウ=リードを知らない者はおらんさね」

月「それでは・・・主が・・・いやさくらがカードや私たち守護者の主だということも・・・」

歌帆「うふふふ・・・知ってるもなにも・・・真愛お婆さんは・・・」

真愛婆さん「歌帆さん!!お喋りが過ぎますよ!!・・・それよりさくらちゃんだったかね?その女の子は・・・」

知世「ええ・・・」

さくら「・・・う~ん・・・」

真愛婆さん「やれやれ・・・ヒドイもんさね・・・女の子にここまで傷を負わすなんてね・・・」

そのまま真愛婆さんはさくらの顔を愛おしそうに撫でた。さくらの身体が一時輝いて 真愛婆さんがさくらから手はなすと輝きは収まった

月「な。。。何なのだ。。。?この力は。。。?」

さくら「すー すー Zzzzzzz・・・」

先程まで苦しそうに唸っていたさくらは静かな寝息を立てている。いや・・・それどころか頬や手に付けられた傷はどこにもない

真愛婆さん「さて・・・あたしゃあこれでもう行くよ・・・」

歌帆「では行きますか・・・」

知世「待って下さい。さくらちゃんを治していただいて有難う御座います。」

真愛婆さん「なあに・・・ちょっと魔術をかじった老いぼれにはこれくらいの事しかできないさね・・・それじゃあまた会えたらどこぞかで会おうさね?知世ちゃん・・・」



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