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2008年01月21日
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もう、70歳ほどになる知人の女医は20年ほど前に地域の保健所長時代に「母乳のすすめ」という本を書いて、家畜乳や粉ミルクの弊害を説いていました。
しかし、その後、母乳にはダイオキシンが集積されやすく、母乳が危険だという報道などがさかんにされていました。
結果として、少子化がすすんでいますが、現人類はいったん滅びの方向に歩み出している、ということでしょうか。 それとも、幾つかの種を巻き添えにしながら人類も絶滅するという、可能性もあるということでしょうか。

Re:猛獣に喰われて進化した。(01/20) msk222さん
(2008/01/20 11:16:38 AM)




自分は、子供の頃。偶然手にした手塚治虫から色々教えられた世代です。


たぶん、手塚治虫氏ありの自分となしのそれとではかなり違っていたのだろうと思います。
このブログ、4年も続けてゆくと大半の方が消えてゆくのを感じるのですが、一方飽きずに懲りずに連日お運びいただける方もいる。このわずかな差異は、自分にとっての励みのような、鼓舞のようなものなのですが、自分の曖昧な思考を整えてゆくのに導きになっています。


手塚治虫の作品は、ご存知の方も多いと思いますが「破滅」と「悲惨」の連続なんですね。



でも、それで陰々滅々にならないのが手塚ワールドの品位だと思うのです。自分はなかなかそのような力も筆致もないので単なる愚痴を羅列していると取られてしまいます。また、愚痴を羅列しているのも事実なので、それは白旗なのです。


ひとつには、自分は80年代にかなり集中して反核運動家の資料にも、ダイオキシンの問題を追いかけているジャーナリスト、アスベストで悩んでいる企業とかの話題を好んで見聞したことがあるのです。その時に気づいたのは、世間で思われているほど彼らが悲観論者で、恐怖扇情者でもないな、という感触です。彼らも直面したテーマの広がりに呆然と立ち尽くしているようなところがあって、本当につねに悲観論をぶちまけて愚痴をいっているわけでもなく、致し方がない局面に時代と現状があるのだと上手く表現できないでいるのだという印象がありました。それを直接謦咳に接して聞いていると分かる部分があります。



人類が滅亡するというのは、大衆的な規模で抱かれるロマンの形式のようなもので繰り返し登場してきたと思うのですが、手塚治虫は、そういう恒例のものが与える影響と違った部分があったと思うわけです。「生き延びるもの」が、常に描かれていました。「火の鳥」が、高く評価されているようですが、やはり再生のイメージを手塚作品の中で強く押し出しているからではないでしょうか。



msk222さんの答えになっていない、はぐらかしみたいなので恐縮ですが自分にとって悲観論、ペシミズムも大切な「布石」と考えているところがあります。これを数えあげて、出し尽くさないと本当に火の鳥のような再生劇には向かえない。そう思うわけです。たとえば、経済指標でも、 宇野大介氏のような悲観論者のほうが、現実には相当社会的弱者に対して正しい情報提供者だったりします。 閉塞感のある時代には、えてして楽観的な話題で寸時笑いたいという動機を抱くわけですが、現実にはそれで相当酷い眼にあう。また、それを意図的にしかけてくるという動きがあるのです。わたしは、悲観論ならべてますが、目的はそれをテンプレート化して、いつも微細な変化を見落とさないでいけるように願っているわけです。



というのか、 微細な変化をすくいあげる(救い上げる)しか「再生」の可能性はないのではないでしょうか?









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最終更新日  2008年01月21日 12時29分14秒
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