柊の実

柊の実

2006年10月23日 糸井重里


(合意で成立するすべての事柄について)

たった、これだけのことです。
そりゃもう、あらゆる場合だと思います。
結婚のプロポーズを断る場合も、
借金を頼まれて断りたいという場合も、
夜道を送っていくよという「親切」を断る場合も、
食事の誘いを断る場合も、
心中を断る場合も、
ぜんぶ、「うまく理由は言えないけど、イヤだ」と
断れるということが大事なのです。

「理由をうまく言えないから断れなかった」
というケースは、世の中にいくらでもありますが、
それは依頼なり提案なりした側の、思う壷なのです。
「どうしてですか!」と、
理由を言わせようとするのは、実は暴力なのです。

というようなことを、
もっとうまく言いたかったのですが、
集中力がなくて、ダメでした。
なので、いっそ、まるまるナマのままで、
ここに書いておくことにしました。

「理由なしに断ってもいいんです」
これは、憶えておいたほうがいいです。


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