私の日常。

私の日常。

私の出産の記憶 ひろ編



よかったら見てみてください。



ひろを妊娠したのは、結婚して3ヶ月、1999年の9月のことだった。

私の母は、姉を妊娠する前と、弟を妊娠する前計2回流産していた。
だから、私にもその体質があるのかもしれないとあせっていた。
なんとしても早く子供を作らねば・・・・・・。

私が思っていることと反対に、まころんは「あと3年は子供はいらない。」といっていた。

私は当時、基礎体温をつけていた。

・・・・・・。

私の腹は決まった。


まころんをだまし、見事妊娠!!

それから4日くらいたってから、恐怖が訪れた。

それはつわり。
私は何も食べられなかった。私自身は食べたいのだ。なんでもいい。とにかくたべたかった。でも、体は全部戻してしまった。
そしてついに、水も飲めなくなった。口に入れるもの全て、5分以内に戻してしまう。胃の中は何もないのに、吐き気は止まらず胃液をはき、夜も眠れなかった。

・・・ついに入院。

24時間、点滴を打った。
夜も戻しに、何回もトイレに通うため、相部屋に入られなかった。
でも、私がもういやだと思うたび、看護師さんはこういった。
「つわりがひどいって言うことは、赤ちゃんはそれだけ元気なのよ。」
赤ちゃんは元気でも、ママは元気じゃないのだ。

つらかった。

それでも、1週間で退院。
退院間際に同室になった人に、こう言われた。
「結婚したくて結婚して、子供ほしくて子供ができて、幸せじゃない。つわりがひどくて大変でも、自分の思ったことがかなったんだよ。」

その通りだ。
今はつらくとも、幸せなのだ。
うれしかった。

それから、産院選び。
病院での、流れ作業的な出産はしたくなかったので、助産士さんに頼みたかった。
まころんママは、助産院でまころんの弟と妹を出産しているので、まころんママに紹介してもらった。

その方は、現役を引退していて、提携の病院もない。だが、やってくれると言っていた。
あんまり好きになれなそうな人だった。

そのあと、母も助産士さんを知っているというので、一応紹介してもらった。

母から紹介された助産士さんのほうが良かった。小児科と、総合病院の提携もある。

まころんママに、母からの紹介された方のところで生むというと、まころんママは切れた。
今こそ仲良しだが、当時は険悪だったのだ。
ちなみに私がつわりで入院した時も、まころんママは病室で「つわりなんかで入院して!!」と文句を言っていたのだ。

しかたがないので、まころんママから紹介された助産士さんのところで産むことにした。

妊娠中期、みかんが食べたかった。
ちょうど、みかんの時期。この時期は一人でみかんを2箱弱食べた。
でも、1日に数回は戻していた。出産まで、毎日1回は戻していたのだ。

助産士さんとも、最初はうまくいっていた。
役所からもらう書類の、中期、後期の検査などは入院した病院で受けた。
その時、3割は帝王切開を覚悟しろといわれた。
できれば、大きい病院で産んだほうがいいとも。

それから、後期に入ったばかりのころ、やっぱり助産士さんともめた。
助産士さんは70代後半で、家にいても何もやることがないため、3日に1回は私に電話をよこしていたのだ。
その電話で、「流産をしたことはないのか?」とか「中絶はしてないのか?」何度もしつこく聞いてきた。私が当時20歳だったため、若い人への偏見がひどかったのだ。
私は一度もしていない。逆にそれが怖くて、早く子供がほしかったのだ。
挙句の果てには、「あなたには常識がない。だんなさんは常識的だ。」とか言われた。

何でそんなことを言われなければならなかったのか。
一応、私なりにがんばったつもりだったのだ。
まころんが帰ってきて、まころんに泣きついた。まころんもかなり怒っており、まころんママに相談した。
まころんママも、責任を感じたらしく、次の検診から、一緒についてきてなめられないようにする。と言ってくれた。
少しほっとした。

妊娠後期は胎動が激しかった。
腹の中で、大蛇が暴れているのかと思うほどだ。
しかも、それをやるのは決まった時ばかり。
パピーがきたとき(生まれてから今までも、パピーとは通じ合っている。なぜか。)、きれいな友達が来たとき、まころんの好物を食べている時・・・・・。

私は思った。なんてやつだ。
このころ、性別も分かった。最初の子はどっちでも良かったが、男の子だ。

臨月に入り、出産間近の病院での検査。
やっぱり、助産士さんより、この病院で産んだほうが安全だと言われた。
みんなで話し合った。
やっぱりまころんママは助産士さんのところで産ませようと必死だった。
助産士さんも、やりたいらしい。
姉は、病院にしな。と言っていた。
でも、まころんママの意見は通らせないとしかたがなかった。

結局、助産士さんのところで産んで、何かあったら病院に行くことにした。

このころ、母とはけんかして、実家には帰れなかったので、家で冷凍食品をいっぱい作った。カレーとか、いつもよりたくさん作って冷凍したり、暇があれば料理をしていた。
産後はしばらく助産士さんにお世話になることになった。
いやだった。

予定日を過ぎた。
なんともなかった。
予定日から3日後、初めて陣痛が来た。10分間隔になり助産士さんに電話。
夜中の12時近かった。

結局生まれない。前駆陣痛。

それから4日間、助産士さんの家にいた。
その間、陣痛促進のため、浣腸をしたり、ひまし油を飲んだ。最悪だった。
4日目、陣痛が3,4分間隔なのに、一向に生まれる気配がない。
助産士さんは、一人で分娩を扱ってはいけないらしく、もう一人の助産士さんがいた。その人は80を超えていて、無責任だった。
自分が次の日一泊旅行に行くため、次の日には生まれないと思うが、生まれたら困ると言うような態度だった。そのため、私を病院に送れといっていた。
結局その日病院に行き、やっぱり生まれないので次の日帰った。
でも、これで病院で産むことになった。
病院では、もうすぐ予定日(5月10日)より2週間を超えるから、その2週間になる前に何とか出すらしい。5月22日に陣痛がなくても病院に来て、それから入院して生ませるといわれた。
とりあえず一安心だった。


それから毎日歩きまくり。つらかった。
でも、結局まともな陣痛は来ない。
5月22日になった。今日から入院。
この日の朝、おしるしがあった。

それからまころんと病院に行った。
とりあえず、今日一日陣痛が来なかったら、明日は促進剤を使うといわれた。
夕方5時、陣痛が来た。
それとともに弟も来た。弟は悲しげな顔をして帰っていった。

夜8時。食事もまともに取れないまま、面会時間終了。
まころんは帰っていった。私の実家に、ご飯を食べに行くらしい。くやしかった。あとから聞いた話によると、陣痛室は面会時間を過ぎてもいていいらしい。
夜中、痛いし、私一人だしつらかった。
看護士さんも、ちょっとさめた人だったので、あんまり様子を見に来てくれなかった。
朝5時。まころんを呼び出した。
陣痛は痛かった。途中から、大便が出たかったが出なかった。
まころんは、私の朝ごはんを食べていた。
私はまた水も飲めない状態。戻してしまうのだ。

午前11時。ようやく分娩室。
11時16分。長男ひろが誕生!!3646グラム。
しかし、産声を上げず、先生と看護士さんたちは無言でひろに処置をしていた。その後、産声を上げ、チラッと見えた顔のお口がとがっていた。やっぱり、まころんの子供だ。と思った。

計19時間。飲まず食わず寝ずでつらかった。
看護士さんたちは、若いからできたのよ~。と感心していた。
胎盤が普通の人の1.5倍あるといわれた。子供が大きいわけだ。

分娩室の外では、まころんが茶色の子供を産んでいたらしい。
トイレから出てきたまころんは、看護士さんたちに「おめでとうございます。」といわれ、何のことかわからなかったといっていた。しかも、トイレに入っている間に、ひろは新生児室に行ってしまったため、見れなかったらしい。

病室に移され、まころんを三ツ矢サイダーで乾杯。
それから8時まで、まころんはいてくれたが、その間の赤ちゃんとの面会時間はひろの前に釘付けだったようだ。

午後7時。ようやく動けるようになったので、まころんと赤ちゃんを見に行った。
たいべんを飲んで、熱があるため、保育器の中で点滴を打っていた。このあと6日間、保育器に入っていることになる。
でも、かわいかった。まるで、天使が舞い降りたかのようだった。
私とまころんで、交代でミルクをあげた。まころんの顔は、今まで見たこともない、穏やかな笑顔。それがまたうれしかった。

このあと、入院中、保育器に入っていたため、直接の授乳や抱っこができないことがつらかった。でも、まころんは保育器からミルクを上げるのが大好きで、授乳時間に合わせて面会に来ていた。保育器に入っていなかったらできなかったことだった。

入院中は、他の患者さんたちがひろを見て、「大きくてかわいい!」とか言ってくれた。自慢げだった。看護士さんたちは、「もっと大きいと思ってたんだけど・・。」と言っていた。推定体重は3800グラムだったらしい。恐ろしいことだ。

退院は1日遅れで退院。
退院した日は家に帰り、次の日から助産士さんにお世話になる予定だった。
家は最高で、助産士さんのところに行きたくなかった。

だが、次の日助産士さんのところで、ついに私が切れた。
家に帰り、まころんと2人で育てることになった。返ってうれしかった。
まころんママも、ご飯を持ってきてくれたり、姉がご飯を作りに来てくれたりした。作りまくった冷凍食品もかなり役に立った。


このあともいろいろあったが、出産編はこの辺で。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。






© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: