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昨日やぶ庭さんからどうやってビオラの仲人をするのか?と言われたので、いろいろなやり方もあると思うのですが、私のやり方を見せましょう。
とは言っても、ビオラの交配は偶にしかやらないのですが、今回気に入ったビオラが見つかったので、がんばってみようと思っているのです。
ビオラの花
今回この花を使用します。ごめんなさいね。
花の付け根から延びて、真ん丸い緑の頭が雌しべです。雌しべの上で茶色く巻いているのが雄しべの先端です。
雌しべをしたから覗くと小さな穴が見えますが、この中に花粉が入ります。
もう一度花のアップを見てください。
ビオラの下の花びらを下に引くと、雄しべ雌しべの位置関係が分かりますね。雌しべの穴も見えると思います。
下の花びらの付け根を見ていただくと、短い毛が2列ありますね。ここに雄しべから落ちた花粉が溜まるようになっているのです。
開花始めはどちらかと言うと、雄しべは未だ未熟です。なので、ビオラの場合は雌蕊先熟となります。開花が進んで、成熟した花粉が少しずつ落ち、先ほどの花粉を溜める部分に溜まっていくので、花粉は開花後半の方が沢山採取できます。
難しかったらごめんなさいね。これからは簡単な交配方法をご紹介します。あくまでも私のやり方なので、他にもっといい方法があるかもしれませんよ。
開花の進んだ花です。指で下の花を軽く引くと、花粉が溜まる部分がでてきますね。下の花の真ん中の谷部分に沿って、爪楊枝を突っ込んでいきます。花粉が溜まる部分に楊枝の先端が来たらすくう様に持ち上げてください。
楊枝の先端に付いているのが花粉です。難しそうですが、やってみると凄く簡単なので、小さいお子様と一緒にやっても楽しいかもしれませんね。
採集した花粉を雌しべの穴の部分に突っ込みます。先ほどの写真のように、下の花びらを指で少し引くと、穴が分かりやすいですよ。
楊枝の先端を穴に突っ込み少しだけ回転させると交配完了です。すみれの仲間も皆この方法でできますよ。
他の花と交配しないよう、私は下の花びらだけを予め取り除いているのですが、全ての花びらや雄しべを取り除いている方もいらっしゃいます。そんなの面倒だとおっしゃる方は、花粉をすくって、他の花や同じ花に付けてもいいですね。
同じ交配をしても、一つ一つの顔が違います。自分の気に入ったオリジナルな花を咲かせてみてはどうでしょうか?ビオラの花を咲かせる、もう一つの楽しみが増えると思いますよ。