自然の手首
~ピアノ奏法の基礎より~
最も強いパッセージをひくときに 手首は柔らかく保ち、固さから手首を開放することが
フォルテでも汚い音にならないポイントです。
決して鍵盤をたたかず。
しっかり「打ち込んでひく」。
強い音を出す場合、素人が力を入れて鍵盤を「たたく」のと
ピアニストが腕と体の重みを調節しながらピアノに注ぎ込み、ピアノから強い音を引き出すのとでは、
大きな差があります。。。
手首を固くして、腕の前部に力をいれて弾くと、
タッチは衝撃的で、音は固く、汚い音になってしまいます。
しかし!
やわらかい手首で指の腹の肉をつかって 腕と体の重みを肩からしっかり鍵盤に「打ち込んで」弾いたなら、
それはそれは…!きれいに歌う音を 実感することでしょう。
例えば★ショパンの変ロ短調のスケルツォ。
残念ながら、音楽学校で金床をたたくようにうちのめされている典型的な曲なのです。(´・ω・`)
もし ショパンが生きていてそのことをしったら、
悲しんで お墓の中にかくれてしまうことでしょう。。。
生徒がこの曲に「気高さと荘厳さ」を与える代わりに、
曲の頭から大きなカナヅチでたたきのめすようにに弾くことは全く 許しがたい。。★
ピアノの打鍵には 音響学上の原理があります。
ピアノは、もし打鍵が
唐突で、強く苛酷だと、弦の振動は短くおわり、音は長く響かないのです。
鐘を響かせるように ハンマーで打弦して音を出すことと 反対であることは、
いうまでもありません。
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