演奏を不正確にする2つの要素

演奏を不正確にする2つの要素

~ピアノ奏法の基礎より~

演奏を不正確にする大きな原因としている、2つの要素について述べていきます。

その一つは…。

指使いと手の位置です。(; ̄Д ̄)

指使いは、あたえられたパッセージに  最も適したものをえらばなければなりません!

また、

指使いは、同じパッセージを何度弾いても いつも同じでなければならないのです。

そして、手の位置(傾斜具合といったほうがわかるかな?)も

弾くパッセージに最も即してなければなりません。

手の位置は、自分にとってひきやすい位置が 理想の位置になります

よく、生徒が 難しいパッセージで悪戦苦闘したすえに、「不可能だ」というのをききますが、

そのような時は、 手首の位置を、ちょっと変えたり、腕を少しナナメにしたり、

あるいは横向きに角度を変えることによって 問題が解決することがあります

生徒は、自分自身で もっとも適した手の位置を試してみることが大切です。

■アントン・ルビンシュタインは老境に入ってからは 自分で制御できない芸術に対する激情のあまり、

よく音をはずしたが、生徒に対して正確な演奏を強く要求した。ルビンシュタインは、

音をひっかけたり、いい加減にひく事を決して許さなかった!

さて 

もうひとつの不正確な奏法をつくる大きな原因は、

左手 です。(; ̄Д ̄)

じっさい、 右手は驚くほど正確にひくのに、左手が大きなミスをしても

たいしたことはないと思っている生徒が大勢いるようです。

ああ…

彼らが左手の重要ささえ自覚してくれたら…!!!!(叫)

実は、 左手こそ、演奏に高い水準と実質をもたらす重要な要素なのです。

左手が、かんたんな伴奏以外のかたちをとっているパッセージでは、

左手の使命は右のそれと同様に重要なのです。

右手が無くて、なにごとも左手で処理しなければならないかのように、左手を練習するとよいでしょう。

左手のパートを何度も何度もくりかえしながら、

左手に個性と独立性と実質を授けるように練習する と、

演奏は、直ちに100%改良されることでしょう!!

また、

もし! あなたの左手が危なっかしく、 それについてしかるべき理由があるのなら、

右手を2~3週間退役させたと仮定して 、左手に全注意力を集中して練習してはどうでしょう?

そうしたあとで、両手を一緒にひくと、

あなたは 自分の演奏が飛躍的にかわったことに気がつくでしょう。

。・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・



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