自分の家に ピアノは置ける?
(まるごとピアノの本より)
まず。 事前に確認するのは、当然のことでしょう。(爆)
◆スペース◆
ピアノの横幅は88鍵の場合ほとんど差はない。
( 大型フルコンサートでも160センチ程度)
( 小型アップライトピアノでは145センチ程度)
◆背のたかさ◆
・アップライト大型のもので 135センチ程度
・アップライト小型のもので 115センチ程度
・グランドピアノで 100センチ程度
◆奥行き◆
ピアノによって かなりの差があります。
・フルコンサートグランドで 3メートル前後!
・最も小型のベビーグランドで 150センチ程度
・アップライトは、65センチ~55センチ程度と 大差なし。
よって。
ピアノを置くスペースをかんたんに計算したとき、
演奏者の座る位置も考慮にいれると
・アップライトの場合… 少なくとも2畳以上。
・グランドの場合… 最低で3畳、奥行きの長さによって、より広い部屋
といったスペースが ひつようになります。
そこで…ちょっと待ったぁ!
わすれてはいけないのが、
ピアノ搬入入り口の、確保です。
普通のドアや 玄関入口ならたいてい、さほど問題はないでしょう。
ホッ(*-д-)=3
グランドピアノの場合、足もはずして横にして運ぶため、
かえってアップライトより、狭い入り口を通すことができます。
しかし。。。
曲がりくねった狭い廊下や階段を、通すのはむずかしいです。
場合によっては クレーンを使うことになります。
このときのポイントは、 窓の大きさになります。
◆重量◆
床の補強が必要なばあいもあります。
なにしろ 重たいので。。。(; ̄Д ̄)
・アップライト… だいたい200キロ前後
・グランド… 250キロ程度~500キロ程度!です。
演奏する人や運搬する人の重さも、もちろん含めておきましょう。
大人6~7人程度が一ヶ所にあつまっても床が抜けない家であれば、
大抵のアップライトなら O━━━━d(゜∀゜)━━━━K!!!
◆防音対策◆
団地や集合住宅では、よほど防音のしっかりした家でないと、普通のピアノを置くのは難しいでしょう。
↑この場合、 消音機能つき電子ピアノ または 電子ピアノでガマンするしかありません(´・ω・`)
たとえ 一戸建て住宅でも、密集地域では
防音対策がないと、ご近所に 迷惑をかけることになってしまいます。
少なくとも、窓を2重にしたり、ペアガラスの窓をいれたりして、対策をとりたいものです。
住宅の改修がむずかしいようであれば、
部屋の中に設置できる「防音ルーム」を活用する手段もあります。
(ヤマハ、カワイなどから市販されています)
◆音響の観点から◆
ある程度の広さと天井の高さがある板張りの洋間がベスト!
畳の和室になると、反響が乏しいために、ピアノによっては性能が発揮できない場合があります。
コンクリートむきだしの空間になると、かえって反響が強すぎるために
ピアノの微妙なニュアンスが出しにくいです。
調律も むずかしくなる場合があります。( ; ̄ω ̄)
◆部屋の大きさとピアノのバランス◆
例えば。
狭い部屋に、大型のグランドピアノを無理におしこんでも、
その性能を発揮することはできません。
( ̄д ̄) エー
音響的には、
小型のベビーグランドよりも
背の高いアップライトが勝っていることがおおいので
特別な部屋でないかぎり、 ふつうの部屋には アップライトが無難です。
また、狭い部屋の場合、小型のスピネットやコンソール(やや小型のアップライトピアノ)のほうが
似つかわしい場合もあります。
見えだけでピアノを選ぶのは避けたいものです。
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