テクニックの進歩と、音楽的な進歩は、
同じ歩調ですすむべきものです。
偉大な画家も、
俳優も、
医者や科学者も・・・・
そして作曲家も、
まず。「どのようにして」を知らなければなりません。
ピアノも、これと同じところから発しています。
警察が 良く知るとおり、人間の手には ひとつとして同じものがありません。
ピアノを習いだした初めの段階では、
生徒がいちばん弾きやすい指使いに
十分配慮しなければなりません。
ただし、 その指づかいで、いちばん美しい音がでる
という
条件でですが。
私の(筆者)経験では、
生徒は、自分の楽譜に印刷されている指使いを
カンタンに受け入れてしまいがちです。
(;´Д`)
そんなとき、たとえば、ある生徒に、
「あなたは、ハロルド・クラクストンの手のことを、どれほど良く知っているの?」
きいてみます。
「彼は、
ながく 細い手をしていた?」
「ぽっちゃりした手だった?」
生徒たちは、ポカンとしています。
すると、私はこたえます。
「この指使いはハロルド・クラクストンがつけたもので、
明らかに彼は あなたたちとは違った手をしていたんですよ」
と、言うのです。
生徒の指使いは「測られる」べき ものなのです。
先生の協力で作り出されるものなのです。
手や指の大きさや形が どんなに違っているかをわからせるために、 先生は、紙の上か 楽譜の表紙の裏に、
自分と生徒自身の手を 鉛筆でなぞって、くらべてみるとよいと思います。
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