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2008年10月14日
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ケラリーノ・サンドロヴィッチ(長いよ。以下ケラさん)作・演出
ナイロン100℃公演『 シャープさんフラットさん 』を観てきました。

結成15周年記念公演ということで、同一演目、同一セットを2チームに分けて
それぞれ出演者と台本がちょっとずつ異なる二本立ての趣向だそうです。

もう結成してそんなになるですか。
ナイロンの前身・劇団健康の『スマナイ』でケラさんの芝居を初めて観て、そのコメディーセンスに惹かれてそれなりに注目してきました。モンティ・パイソン好き同志だしな。
でも舞台に行くようになったのは最近数年、自分の中で観劇ブームが高まってからなので本数はあまりこなしてません。

2本とも見るにはお金がちょっと…という訳で

好きな大倉孝二と犬山イヌコが出てるので。

会場は 前回観た『わが闇』 と同じ下北沢本多劇場。
前から3番目の席ですごく近かった!

さてその内容は、
噛み合わない会話のブラックでシュールなおかしさ、
映像を上手く使った生理的に気持ち悪い感じの演出がケラさんらしい。

タイトルの「シャープ&フラット」というのも 同名のクイズ番組 というより世間一般から半分ズレている人達、との意味の方が大きいようだ。

半自伝的、とのことですがどこまでが本当でどこからか虚構なのでしょう?
劇中でも実際に起こっていることと妄想が判然としない作りで一種、煙に巻かれたような後味の悪さ。


悲劇より喜劇を一段下に見る世間一般の風潮ってあるよなー、笑わせる方が泣かせるより大変だったりするのに…

芝居とはちょっと違うけど「ギャグ漫画家は5年でつぶれる」とかいう言葉を思い出しました。
消えたマンガ家―ダウナー系の巻 (新潮OH!文庫)
この本に出ていた、才能を出しつくして消えていった 鴨川つばめ を思い出して切なくなった…


出演者では小池栄子がよかった。やっぱり生で見るときれいだわー。


ちょうど観劇した日の夕刊に劇評が載っていましたが、それぞれの主役2人について
ホワイトチームの三宅弘城は暗い中にも希望を感じさせる演技、
ブラックチームの大倉孝二はもっと陰湿で内にこもる演技と書いてあって、
なんかそれぞれの人柄がよく出ているな、と。
ホワイトチームの方もちょっと観てみたくなったではないか!





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最終更新日  2008年10月19日 13時53分08秒
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