ヒトヤスミ



   ガッコの帰り道、友達といた

   ふと空を見上げた

   太陽が沈みかけ、赤い空が広がっていた

   「・・・あ、一番星」

   僕は言った

   友達は顔を上げ、一番星を見た

   彼は微笑みながら言った

   「違うよ。あれは一番星じゃない」

   「じゃああれは何?」 

   「二番星じゃないかな。だって一番星は僕だもの」

   ・・・ヒイタ




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