宇宙は本の箱

     宇宙は本の箱

六次元講義(37) 山本健造



明鏡止水 一致活動。

拳身説法 無我無相。


    西の空の雲間から 青い空がのぞいています。
    電車の走る音が耳に心地よく聞こえます。

    あの人達の生きる様は それはそれは見事です。
    あの鏡はどこまでも澄みわたり
    どこまで清いのだろうかと思うほど清く深く、
    最初それは怖いくらいでしたが、
    人が心うたれ、思わず目が澄みきるもの、
    それが真に欲するところのものの筈です。
    自分を大切に生きるとは、そのような事なのです。

    世は欺瞞に満ち満ちていても、
    そこだけが異次元、走馬灯の世界、
    一秒が一分に、一分が十分に、
    そのくらい見事な人達はいるものです。

    一切にこだわり、こだわり、こだわり、
    こだわってこだわった所のものを、
    ひょっこりと現われる無の上に乗り、
    遂にすべてを無に帰し、一の坐に坐る、
    僅かですが、そんな人がいるものです。








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