宇宙は本の箱

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秋のソナタ


やっぱりyoutubeでは物足りなくて「秋のソナタ」を買った。
しかしま、youtubeと全然変らない。

これ名作?
いや全然たいしたことはない。
これ、素直な感想。
それに、秋のソナタちゅうくらいだから、もっと叙情的やってほしかった。
周りはいい景色だろうに、実にもったいない事だ。

私は、こういう母子をごまんと知っている。
わからなくはない。
しかしその実、全然わからなくもある。
自分とは縁がないから切実さもない。
こういうのが本当の思いである。
馬鹿馬鹿しい話だと思う。
透けて見える話だと思う。
母と娘の話ではなく、よく似た女と女の話だ。
弱そうに見える者も、強そうに見える者も、
我執という点では同じで、おそらく一生繰り返される愛と憎しみ。
ありのままの自分を、時を重ねてもそれでもなお、
自分自身を抱きしめられないというわけだ。
私にはいつもそこがわからない。

ほらまた電話をかけてくる。
それは自分の醜さに目を瞑りたい時だ。
おまえはおまえでいいのだと、自分に言ってやればいいのに、
他人に言わせようとする。

内なる神より
外なる神か?
教会が存続するからくりを創った者が犯罪者だ。

駄作である。



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