ベティの独り部屋

ベティの独り部屋


そんな言葉に土方はビクッとした。
「あ…?な、なんだよそれ…?」
土方は銀時を睨み付けた。
なんでこいつなんだ、と。
「フフフ、秘密だぜ。なぁ、楓南。」
銀時は楓南を見つめた。
楓南は少し驚いたように銀時を見つめた。
見つめ合っている銀時と楓南をみて、土方は気がイラだって
「なんでだよ」
と楓南に荒々しく聞いた。
「あ、あの、云えません…!すいません…。」
泣き出しそうな声で答えた楓南に驚いた土方は、
「な、い、いいっつの!な、泣くなよ…。」
と肩を持ち、焦りつつ話しかけた。
そんな土方を見て銀時は意地悪そうに
「しょうがねぇなぁ。じゃ俺が君達のデート認めてやろう。」
思いがけない言葉に土方は一瞬固まり、
「はぁっ????」
真っ赤に染めて土方は銀時のほうを向いた。
「いやぁ、土方くんめちゃくちゃ純情そうだし、何もしなそうだから。いいよな楓南?」
と楓南に聞くと、一瞬戸惑ったが、断りにくい性格なのか
「…分かりました。銀時さんの為なら。」
と応えた。
「ん。そうか!良かったな!土方ぁ!!」
と土方の肩をバンバン叩いた。
土方も嬉しかったが、
『銀時さんの為なら』
そんな言葉が耳から離れなかった。


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