HEALTH + MEDICAL
香港に来て病気になったらどうしよう?とても心配だと思います。
1.町のクリニックはどうですか?
風邪など一般的な病気で大きな病院に出かけるのは億劫だと思います。そんな時家の周りを見てみましょう。必ず小さいですがドクタークリニックがあるはずです。
たいてい西医(医という字は難しい字です)○○○とドクターの名前が書かれていて、専門科の名前が並べて書いてあったりもします。詳しいことはまた次回。
値段も200ドル~300ドルの間で、予約もできますし、日曜日もあいていたりと結構便利です。
2.今はやりの日本脳炎について
最近、ニューテリトリーの高級住宅地を震撼とさしている日本脳炎ですが、日本では撲滅されたということでそれほど恐れられていませんが、今でも幼児、小学校、中学校で予防接種が行われています。しかし地域によって接種を強制していないようで、香港に来られているお子さんのうち何割かは未接種状態だと思います。この流行をうけてクリニックや病院での接種が始まったようです。英語名はJapanese encephalitisと言います。
香港のクリニックで日本脳炎の予防接種を受ける場合は、300~400ドルの間ぐらいだと思います。
政府の母子センターでも受けられるかもしれませんのであたってみてください。
ウェブサイト: http://www.info.gov.hk/dh/telephon/mchc_e.htm
3.予防接種について
香港では日本に比べて予防接種は発達しているようで、1歳になる前に打つものが結構あります。
New Born(新生児):BCG, Polio Type 1, Hepatitis B(B型肝炎)第一回目
生後1ヶ月: Hepatitis B(B型肝炎)第二回目
生後2-4ヶ月: DPT(ジフテリアDiphtheria、百日咳Pertussis、破傷風Tetanus)(第一回目)、Polio Trivalent(第一回目)
生後3-5ヶ月: DPT(第二回目)
生後4-6ヶ月: DPT(第三回目),Polio Trivalent(第二回目)
生後半年: Hepataitis B (第三回目)
1歳: MMR(はしかMeasles、おたふく風邪Mumps、風疹Rubella)(第一回目)
1歳半: DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)(強化接種),Polio Trivalent(強化接種)
6歳(Primary1): DT(ジフテリア、破傷風)(強化接種)、ポリオ強化接種、MMR(第2回目)
12歳(Primary6): DT(ジフテリア、破傷風)(強化接種)、MMR(強化接種)
*予防接種に慎重な日本人は親の判断で受けるかどうか決められますが、私の経験では、いくらいろいろ理由をつけて拒否しても、Health Dept.から電話がかかってきて最終的に受けないといけません。(特別な理由があれば別+医師の診断書が必要)学校で接種できますが、これをのがした場合は近所のクリニックで受けることができます。ただし有料、母子センターなどに行くとフリーです。
質問:香港赴任にあたって前もって受けておいたほうがいい予防接種がありますか?
上にも日本脳炎のことを書いてありますが、日本脳炎は受けてきたほうがいいと思います。
この質問にレスしてくださったろぽさんの書き込みをここにコピペしておきます。
経験的に絶対!と思うものは「日本脳炎」です。
こちらのものは副反応が強く、1ヶ月に3回等回数も多いです。
毎年、患者も出ていますので1期だけは受けてこられた方が無難です。
一般的には3歳からですが、事情を話せば1歳から任意で接種できると思います。
うちはこの夏、この為に帰省しました。(他は全部こちらで接種)
また、先日の新聞で「おたふく大流行」とありました。
香港の子は1歳でMMRを接種するので、かからないのですが
予防接種をしていない新移民の子供達(相当増えている)が
多くかかっています。
脳症で亡くなる子も増えているそうです。
ビザとご両親のIDがとれれば、お近くの健康院(公立クリニック)
で相談の上足りない分は無料接種できますが、おたふくだけというものは
ないので、やはり日本で受けてこられた方が安心です。
A型肝炎は我が家は誰も打ってませんが、
町のクリニックでどこでも扱っていると思います。
日本円で数千円単位なので、自費で日本で受けるよりは安いかも。
もちろん、会社の保険でカバーしてくれる所もあるかと思います。
又、幼稚園などの入園時には必ず何を接種したかの証明が必要です。
母子手帳をお忘れなく。
ちなみに、
*ポリオ*B型肝炎*DPT(三種混合)*BCG*MMR(麻疹・おたふく・風疹)
以外は自費による任意接種になります。
では。
*母子手帳を持参するのはとても大切なことです。
予防接種を受けられない理由がある場合は、そのことを日本の医師に英文でレターにしてもらって持っていると役に立つかもしれません。
香港の学校で予防接種を打ったあとは、その記録カードがもらえますので、きちんと保管しておきましょう。