タイ旅行 3日目


バンコクからパタヤまでは車だと1時間半らしいのですが、私たちツアーは途中、お決まりのお買い物に連れて行かれるためゆっくりゆっくりです。
まず連れて行かれたのは漢方薬屋さん。こういうのは香港ツアーなどにもつきもので、薬の種類、効能などを一通りDVD(もうビデオではなくDVDの時代)で見せられた後、おばさんがまた薬の説明一つずつしていきます。私たちは薬には興味がなかったのですが、ハーブや他の自然マテリアルがたっぷり使われた枕を買いました。
TB1300(HK$260)のこの枕、電子レンジであたためて体の痛いところに20分ほどのせると痛みがとれるという枕なのですが、頭痛などにも効きそうだし、寒いときにはカイロがわりになるのでわりと良さそうです。すぅっとした良い香りなのでお部屋の臭い消しとしても使えそうです。
その次はジュエリー屋さん、すごくりっぱなジュエリー屋さんだったけれどまったく興味の無い私たちは一番にバスに戻って休みました。
こういう場所に立ち寄りながら少しずつパタヤに近づいているようで、どんどん田舎の景色に変わってきました。
途中、アメリカのロードムービーに出てきそうなひなびた中華料理屋でお昼ご飯。味はさておき、見た目は結構ひどく、野菜料理が大半で日本人には到底食べられないようなしろものでした。なのでそこでもシンガービールをグビグビ呑む。ビールも賞味期限切れてたぞ!
そこから30分ほどでパタヤの町に入りました。一番最初に連れて行かれたのはマッサージ大型店、ツアー客専門にタイ式マッサージをしてくれる場所で、男女まぜこぜでマットレスがずらっとならんだ部屋に入って1時間ほどマッサージしてもらいました。
これはツアーに含まれているのでただ。
マッサージ屋に2時間ほどいて、その後パタヤの街中に入ったのですが、今度はものすごく怪しい場所に連れていかれました。Open Eyesという見世物小屋のような場所です。たとえば水の中で生活できる女性、くも人間、男から女に変身する人、首だけで生きている人など、これだけ映像技術が発達した今では何も不思議に思わないような見世物がいっぱいあって、それも中に人が入ってやっているというすごい見世物小屋でした。マジックショーもセットになっているとはいえ、探偵ナイトスクープに出てきた「パラダイス」に匹敵するひどさでした。
そしていよいよホテル到着、ホテルに着くまで車窓からパタヤの繁華街を見学。適度にアメリカナイズされていて遊ぶところがいっぱいありそうな場所です。白人の数が半端ではなく、その多くがパタヤの女の子(男の子も?)目当てで来ているようです。
ホテルは繁華街から少し入ったところにある汚いホテルでした。最初のホテルがまあまあだっただけにがっかりですが値段が安いので仕方ないかな?たった二晩のことなので我慢しましょう。
部屋に上がってちょっとくつろいだ後はホテル内レストランでディナータイムです。着替えておりていくと、スタッフの一人が不満な顔をしてやってきました。「今レストランを見に行ったんだけれど、変な臭いがするし、すっごく汚いんだよ。今夜こそ外食したほうがいいんじゃないかな?」と言うので、私も娘と一緒に見に行きました。既に他社ツアーの人たちが食事をしていたんだけれど、お昼食べたものとほぼ同じメニューだということがわかりました。というわけであわててスタッフのところに戻り、「外食しよう!でもどうやって?」と悩んでいると、スタッフ連中が添乗員のところに行って、「今日のレストラン、今見てきたけれど、ご存知の通りうちのメンバーに日本人がいるでしょう。彼らはこんなところで食事できないんですよ。だから私たち別の場所で食べても良いかな?」すごい理由で断っています。だって、今までも汚いレストランでビールをグビグビ呑みながら食事をとっているところを見られているのに…
でもまあなんとか外食できることになりました。
行きたい場所は友達から教えてもらっていたタイ料理レストラン、でも地図を忘れてきてしまったのでどうやっていいかわからない。さっそく添乗員面々に聞いてみたけれど誰も知らないみたい。娘が機転を利かしてフロントからパタヤのフリーペーパーをもらってきたら、そこにしっかりのっていました。
次はそこにどうやって行くかでした。添乗員のジッティがホテルを出たところでソンテウと呼ばれるピックアップトラックの荷台を利用したタクシーをひらってくれたのでそれで行くことにしました。ジッティが行き場所も告げてくれていざ出発。
娘は地図を見ながらチェック!でも車は繁華街から離れてどんどん走っていくのでさすがに私たちはおかしいと感じ始めました。
結局ついたところは、タイのダンスショーを兼ねた大きな観光レストランでした。私たちが行きたいレストランの名前はどこにも書いてありません。ドライバーは「ここだよ。ここがPICだよ。間違いないって。」と言います。でも娘はレストランから出てきた女の子に、「ねえ、この場所はこの地図のどこにある?」と聞いています。別の場所を指せばあきらかに違うことがわかるからです。
それを見てドライバーが戻ってきました。娘が再度地図を見せてここに行きたいことを告げると、「OK 車に戻って!PICに行くから」ドライバーは場所もわかっていたみたいで次はPICに連れて行ってくれました。娘の話ではジッティに地図を見せるように言ったのに、ドライバーに地図を見せていなかったから、絶対ジッティのたくらみだということでおさまりました。
まあPICへ連れて行ってもらえたのだから良しとしましょう。
PIC KITCHENはバーを併設しているとてもおしゃれなレストラン。照明もいい感じ、席の用意ができるまで、ジャズを聞きながらゆっくりお酒を呑めます。食事席はアウトドアとインドアどちらも選べます。15分ほどバーで呑んでからレストランへ移りました。
お料理は食べやすいタイ料理でサティが柔らかくてとてもおいしかったです。スタッフたちはロマンチックな場所で食事したことがないらしく、ものすごく喜んでくれました。
その後、ナイトバザールで買い物したかったので、レストランの人におすすめの場所を聞いてそこまでまたまたソンテウに乗って移動しました。だいたい一人10バーツぐらいで交渉すればいいようです。ナイトバザールはMike Shopping Mallという観光客であふれた場所でした。1階は安い服中心のおみやげ物売り場、それより上は普通の量販店といった感じでした。スーパーマーケットがあったので、翌日のためにパン、缶コーヒーなどを買い込んで、翌日のビーチ用にビーチサンダルも買いました。安いので助かります。
うろうろしていると同じツアーのメンバーに出会いました。どうも食事の後、ここに来ているようです。バスの時間を聞いて私たちもバスで帰ることにしました。この日は結構遅くまで遊んだのでホテルに帰ってバタンキューでした。


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