ドバイ・トルコ旅行(55)



第三の庭から、第四の庭に移動する。 トプカプ宮殿の
第四の庭は、スルタン(オスマン帝国の君主)とその家
族のプライベートな区画で、キョシュキュ(東屋・離れ)
が点在している。 このキョシュキュはキオスクの語源
らしい。

暫く歩いていくと、金色の小さな屋根が見えて来た。イ
フタリエ(天蓋付きバルコニー)で、ラマザン(ラマダ
ン)月に、断食後の食事をとった場所である。 ここか
らのボスフォラス海峡の眺めも素晴らしい。

幾つかのキョシュキュの内、最も素晴らしいのはバグダ
ート・キョシュキュで、内部はイスラムの象徴である青
タイルで飾られている。 ステンドグラスもあり、誠に
華やかである。 この部屋は「皇子の間」とも呼ばれて
いる。

スルタンは、実力のある者が継承する伝統があり、スル
タンが没すると、血で血を洗う激しい後継者争いが繰り
広げられる。 勝ち残った者がスルタンに即位すると、
皇位継承権のある兄弟、親族はスルタンの命により殺害
される。 これは謀反を防ぐためである。 運良く殺さ
れずにすんだ皇子たちは、この間で軟禁されたと云う。

トプカプ宮殿内の、最後の見所は「ハレム」であるが、
残念ながら時間切れとなり、外観を撮影したのみであっ
た。

トプカプ宮殿・第四の庭のキョシュキュの一つ

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イフタリエ(天蓋付き東屋)

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バグダート・キシュキュ(皇子の間)入り口

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同上内ステンドグラス

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イズミック・タイル(青タイル)

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ハレム

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