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オオチョウ(王朝) HT、1983年作出、京成バラ園(鈴木省三)。花色は 琥珀色で、ふちに朱色のぼかしが入った覆輪で、王朝時代 の十二単を思わせるような華やかな色合いである。 花は完全な半剣弁咲きの花形になり、花径は12~15 cmと大輪、花弁数は40枚位。花が開いていく時の、中 心の淡い黄色ぼかしは、他のバラにない醍醐味がある。 樹形は半横張り性で、樹高は1.3~1.5mにまで伸び る。 新芽は赤味が残り、照り葉で小型である。 枝には、 大小のトゲが多い。 樹勢は強健。オオチョウ(王朝)へジャンプ
2007年01月31日
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エンドレス・ドリーム HT、1989年、作出アメリカ・Twomey。 丸弁高 芯咲き、中輪。 何とも素晴らしいピンクの花を咲かせる。 花名の「終わり無き夢=無限の夢」が気に入った。 Twomey氏作出のバラでは、淡いピンクの「オードリー・ ヘップバーン」が有名である。エンドレス・ドリームへジャンプ
2007年01月30日
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エンジェル・フェース FL、1968年作出、アメリカ・スイム&ウィークス。 花色は ラベンダー・ピンクで、盃状咲き、花径は10cm前後で中輪、房 咲き性、四季咲き性、甘いレモンのような芳香がある。 樹高60~80cm、横張り性、早咲き品種。。昨年伸びた枝に当 年花が咲くので、冬季の剪定は最小限にとどめる必要がある。 1969年、AARS(オール・アメリカ・ローズ・セレクション) を受賞。 天使のローブのような花弁の縁が波打つ優雅な花形が、花名の由来 だろうか。エンジェル・フェースへジャンプ
2007年01月29日
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エルベーション GR(修景用バラ)、1985年作出、ドイツ・コルデス。 花色は濃いローズピンクで、丸弁高芯咲き、花径は5~6 cm位と小輪、四季咲き性、微香。 樹高は0.7~1m 程度で、半直立性。 強健種で、花も次々と咲き、花保ちも良い。 シュートも、 ぐんぐん伸び、放っておくと見上げる場所に花が付く。 別名は、コルボタフ(妖精の角笛)である。エルベーションへジャンプ
2007年01月28日
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エル・ D. ブレスウェイト En. R(イングリッシュ・ローズ)、1988年作出、イギリ ス・オースチン。 花色は、イングリッシュ・ローズの中でも最 も鮮やかなクリムゾン(深紅色)で、大輪ロゼット咲き、四季咲 き性。 最初香りは少ないが、花が適齢になると魅力的なオール ドローズ香がする。 長期にわたって自由に、格別連続的に花を 咲かせる。 デイビット・オースチンの義理の父親であるL. D. ブレイスウェ イト(Leonard Braithwait)に捧げられたバラである。エル・ D. ブレスウェイトへジャンプ
2007年01月27日
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エリナ HT、1983年作出、イギリス・ディクソン。花色はアイボ リー・イエローで、丸弁高芯咲き、花径は15cmと大輪、四 季咲き性、強くはないが、爽やかな香りがする。やや遅咲きで あるが、花期は長く、意外に強健である。 フランス名は「ポードース」で、この名の由来となった「柔肌」 のような花びらの質感など、多くの美点に恵まれた品種。 黄 色系にしては強風にも耐える。 2006年5月大阪で開催された第14回世界バラ会議で、ピ エール・ドゥ・ロンサールと共にこのエリナが殿堂入りを果た した。 殿堂入りといえばピース(1976年)にはじまり、クィーンエリザ ベス、アイスベルク、パパメイアン、ニュードーン、イングリ ッドバーグマン(2000 年)等、成る程とうなずけるものばかりで あるが、エリナは日本では、あまり知られていない。エリナへジャンプ
2007年01月26日
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エリザ HT、作出国など詳細は不明。 満開になると、牡丹 の花のような、ボリューム感が出てくる。 その存在 感と保ちの良さはピンクのクイーンと云って良い。 半剣弁高芯、花茎は14cm位で、香りも良い。切り 花としても、有名な品種とか。エリザへジャンプ
2007年01月25日
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エリザベス・オブ・グラミス FL、1964年作出、イギリス・McGredy。 咲き始めはオレ ンジが強く、開いているうちにサーモンピンクの素敵な色になる。 丸 弁高芯咲き、中輪、極めて強い四季咲き性、強香。 このバラが1輪部屋にあると、部屋中香るというくらい、香りがとても 素晴らしいことで知られている。 なお、グラミスはエリザベス1世(在位:1558年-1603年)が少女時代を 過ごしたお城の名前というのも、ロマンチックである。 彼女は当時弱 小国家であったイングランドの独立を維持し、「よき女王ベス」と慕わ れた。エリザベス・オブ・グラミスへジャンプ
2007年01月24日
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エミール・ノルデ FL(フロリバンダ-房咲き性)、2001年作出、ドイツ・ タンタウ。 花は黄色、丸弁カップ咲き、花径は8cmで中輪、 花弁数20~50枚、四季咲き性、中香。 花を少しうつむく ようにして、沢山咲かせる。 花保ちが良い。 樹高は0.6~1.2m、半横張り性。 花名は北ドイツの画 家・エミール・ノルデ(本名エミール・ハンセン、1867-1956) に因んでいる。 彼は19世紀末~20世紀の画家で、ノルデ は出身地の地名である。エミール・ノルデへジャンプ
2007年01月23日
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エベレスト・ダブル・フレグランス FL(フロリバンダ・ローズ)、1980年作出、イギリス・ ピーター・ビールズ。 花色は淡いオレンジピンク色で、花径 10cm、房咲き、四季咲き性、名前の通り、強い香りが特徴 である。 耐病性も高くて、連続して花を見せてくれる魅力一 杯のバラである。 樹高0.6~0.8m、横張り性。 房咲きモダン・ローズのフロリバンダには香りの強いものは殆ん ど無いが、このバラはリンゴとローズの強い香りが混じりあっ ている。フレグランスは「香り」であるが、香りを強調するため 「エベレスト」がつけられ、更にダブルとなっている。 イギリス・「ビールズ作出の最高のバラ」という評価をうけて いるバラであるが、日本では知名度は低い。エベレスト・ダブル・フレグランスへジャンプ
2007年01月22日
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エフ・J・グローテンドルスト S(シュラブ・ローズ)、1918年作出、オランダ・デフ ーイ。 ハマナス(Rosa rugosa)交配種とは思 えない、花に切り込みの入ったカーネーションのようなピン クの花を房状に付ける。 花径3cm、花弁数は25枚、返 り咲き性、微香。 樹高1~1.5m。 非常に強健で、病害虫も少なく、トゲが鋭い事を除けば育て やすい種類である。 この種の枝変わりから、赤・白花の種 が生まれた。エフ・J・グローテンドルストへジャンプ
2007年01月21日
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エヒガサ(絵日傘) FL(フロリバンダ・ローズ)、1974年作出、日本・京阪園芸。 花色は開花が進むにつれて、黄色から朱・赤へと変わっていく。華 やかで表情豊かな中輪花が房咲きする。 花弁数35枚、非常に日 当たりを好む品種で、日差しにあたるほど花色は鮮やかになる。四 季咲き性、香りあり。 樹形は木立性、横張り性。 日本国内で研究開発された、「光るバラ」の第一号として、輝くば かりの花色は、発売当時話題を呼んだ。エヒガサ(繪日傘)へジャンプ
2007年01月20日
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エバー・ゴールド CL(つるバラ)、1966年作出、ドイツ・コルデス。 純黄 色、花径7~10cm、丸弁抱え咲き。 房咲きとなって、中輪 の花を沢山つける。 つるバラとして、3m程度に伸び、四季咲 き性もある、微香。 寒冷地にも適する早咲き種、黄色のつるバラの銘花。40年近く 前に完成した品種であるが、現在もつるバラの代表品種というこ とは、それだけ完成度が高いといえる。エバー・ゴールドへジャンプ
2007年01月19日
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エナ・ハークネス(Ena Harkness) HT、1946年作出、イギリス・ノーマン。 ビロード のような質感のある紅朱色の花で、花径12~15cmの 大輪、半剣弁高芯咲き、四季咲き性、豊かでマイルドなダ マスクの強香、強健種。 初期のハイブリット・ティーローズ(アーリーモダンロー ズ)のひとつである。 ブッシュ樹形から枝変わりによっ て生じた品種。どちらかといえば、冷涼な気候を好み、花 色の発色も冷涼な気候のもとでいっそう鮮やかになる。 エナ・ハークネスへジャンプ
2007年01月18日
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エデンローズ HT、1950年、作出国フランス。 花色は赤と白のツートン の感じで、剣弁高芯咲き。 花径は15cmはあろうか、巨大 輪である。 花数は少な目、一季咲き性。 強健種。 発掘された化石の分析から、 野生のバラは3千万年も前にすで に北半球の各地に分布していたことが分かっている。花名は旧約 聖書・創世記に登場する「エデンの園」をイメージしたものだろ う。エデンローズへジャンプ
2007年01月17日
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エターニティ Gr. (グランドカバー・ローズ)、1991年、作出アメ リカ・Twomey。 白地に朱色の覆輪の可愛い花を 咲かせる。 中輪。 直訳すると、「永遠」と言う名で ある。 他の品種に比し、耐病性、耐寒暑性に優れている。エターニティへジャンプ
2007年01月16日
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エターナリー HT、1997年作出、広島バラ園。 花色は濃いピンク で、裏弁が淡いピンクなので、ツートンカラーとなってい る。 半剣弁高芯咲き、四季咲き性、花径は12cmで大 輪。 チャップリン作曲のライムライト「エターナリー」が有名 であるが、直訳すると「永遠に」であろうか。エターナリーへジャンプ
2007年01月15日
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花紀行(1502)-寒ボタン・「紅輝獅子」・徳川園C(2007.1.11)-紅輝獅子徳川園・庭園の大部分を占めているのは、「龍仙湖(りゅうせんこ)」である。 海に見立てた水面の周りに、見所を配する池泉回遊式庭園の中心的存在で、地下水を水源としている。龍泉湖の北東の一角に、「宮(熱田)の渡し」をイメージした所があり、船着き場まであるのが興味深い。北西の一角には、メインの「バラ園」がある。 愛知万博時に、徳川園は全面改修され、それを機に、従来美術館傍にあったバラ園を移動したものである。 そのバラ園で、ひときわ目を惹くのは、寒ボタン・「紅輝獅子」である。紅輝獅子(こうきじし) 少し紫を帯びた赤に白絞りが入る。 大輪、花弁は多く、大きく波 打つ。その近くで、白系ボタンの代表品種、寒ボタン・「連鶴」が素敵な花を付けている。連鶴(れんかく) 純白、丸い花弁の千重、半抱え咲き、花径は15~20cmで中輪。 平安時代渡来後,発達した雑種。 本来の花期は5月末頃。当然のことながら、ボタンはやはり春ボタンが花姿、花の勢いが素晴らしい。 5月中旬以降に、再び来園したいものである。 徳川園 <完>寒ボタン・「紅輝獅子」・徳川園Cへジャンプ※明日から、再びバラが登場します。
2007年01月14日
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花紀行(1501)-寒ボタン・「島錦」・徳川園B- 寒ボタン・「島錦」 バス停を降りて、徳川園の裏門へは僅か徒歩3分であるが、表門 へは更に4分かかる。 表門(正門)は黒門ともいい、明治33 年(1900)に完成した尾張徳川家の遺構で、総けやき造りの 三間薬医門である。 昭和20年(1945)の大空襲による焼 失を免れた、数少ない建造物で、武家屋敷の面影を伝える貴重な ものである。 門を入ると、すぐの所に大木が聳えている。 クスノキだろうか。 徳川美術館への広い道があり、その左右に藁の囲いが並んでいる。 寒ボタンの防寒用で、徳川園はボタンで有名なところである。 寒ボタンは「蓬左文庫」の前で咲いている。 蓬左文庫(ほうさぶんこ) 尾張徳川家の旧蔵書を中心に和漢の優れた古典籍を所蔵する公開 文庫で、現在の蔵書数は、約11万点。蔵書内容の豊富さが蓬左 文庫の特徴となっている。 さらに、書籍だけではなく、尾張徳川家に伝えられた2千枚をこ える絵図も所蔵しており、名古屋の城下図から世界図におよぶ古 地図や、屋敷図・庭園図など、多彩な内容の絵図が含まれている。文庫の前で、寒ボタンが沢山咲いているが、「島錦」が特に目を惹きつけている。島錦(しまにしき) 太陽の枝変わり種。中輪抱え咲き。 紅に白絞りの入る美しい花で ある。 苗木のうちは赤花で咲く場合がありますが、苗木から数年 後に絞りの花色が安定する。 歴史を刻む世界の銘花として愛されている。その傍で、島錦と姉妹種の「太陽」が似た感じの花を咲かせている。太陽(たいよう) 赤系の代表品種。本来は名の示す通り真紅の筈であるが、現在は島 錦と殆ど同じ感じで、紅に白絞りが入っている。 中輪咲きで、丸 い花弁の抱え咲き。 -つづく-寒ボタン・「島錦」へジャンプ
2007年01月13日
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花紀行(1500)-サクラと寒ボタン・徳川園A(2007.1.11)-「島大臣」花紀行第1号は2002.4.24掲載なので、4年9ヶ月で1,500号ということになる。 最初は100号まで続けばという、軽い気持ちでスタートしたが、よくも続いたものと我ながら感心している。ということで、記念号掲載用写真撮影のため、昨日久しぶりに徳川園に行って来た。 お目当ては寒ボタンであるが、ラッキーにもサクラ(コブクザクラ?)と寒ボタンを同時に撮影することが出来た。先ずは、寒ボタン・「島大臣」を撮影する。島大臣(しまだいじん) ボタン科、原産地は中国で、落葉低木、早生種。 ボタンの中で最もポピ ュラーな品種の一つである。 いわゆる牡丹色の品種で、中国では「牡」とは雄牛のこと、「丹」とは肝 臓のことである。 つまり、牡丹色とは肝臓の色である。 鮮やかな濃い赤紫色、千重、大輪である。 花径が20cmを超えるもの も珍しくない。その近くで、可愛い花を咲かせているのは、「八千代椿」である。八千代椿(やちよつばき) これも島大臣と同じく早生種である。 薄い桃色の八重咲き、大輪花で、 おしべを抱えこむように開花する。寒ボタン : 在来種を品種改良した二期咲きボタン。 殆どが中・大輪系 で、花色も赤、朱色、紫が主。冬ボタン : 通常の一季咲きボタンを低温処理し、冬に開花させたボタン。 春・夏・冬咲きと、一年を通していつでも咲かせることが出 来る。 花の大きさは、小・中・大輪系がある。 -つづく-サクラと寒ボタン・徳川園Aへジャンプ
2007年01月12日
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エセックス Sh(シュラブ、修景用)、1988年作出、デンマーク・ポ ールゼン。 花色は中央が淡いピンクで、周辺が濃くなるグラ デーションが素敵である。 一重平咲き、花径は3~4cmと 小輪、房咲き性、四季咲き性、微香。 グランドカバー用のバラで、横に広がる性質を持っている。耐 病性に優れている。 エセックスは人名、地名で、イギリスにエセックス州がある。エセックスへジャンプ
2007年01月11日
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エスカペード FL、1967年作出、イギリス・ハークネス。 花色は中心部が白 で、花弁の縁が淡いライラック色の覆輪、セミダブル・平咲き、小~ 中輪、房咲き性、四季咲き性、微香。 中心部が白いため、黄色のし べがアクセントとなって、何とも愛らしい花姿である。 樹高90~120cmのシュラブとなる。耐寒性のある強健種。しか し、夏の直射日光に弱くすぐに乾燥してしまうので、酷暑の季節には 摘蕾して咲かせないようにした方が良い。 エスカペードは「いたずら、向こう見ずな冒険」という意味である。エスカペードへジャンプ
2007年01月10日
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エーデルワイス FL(フロリバンダ・ローズ)、1970年作出、デンマー ク・ポールゼン。 花色はクリーミーホワイトで、八重平咲 き、花径は6~7cmと中輪、5~10輪の房咲きとなる。 四季咲き性、香りがよくて、清楚な感じのするバラである。 非常に花保ちが良く、病気に強い優秀な品種。 別名「スノ ーライン」。 樹高は0.7~1mで、直立性。 スイスの国花でサウンドオブミュージックで有名になった、 高山植物のエーデルワイス(キク科)には似てはいない。エ ーデルワイス、ドイツ語の発音ではエーデル・ヴァイス「高 貴な白」とか。 名前通りのバラである。エーデルワイスへジャンプ
2007年01月09日
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エイコウ(栄光) HT、1979年作出、京成バラ園(鈴木省三氏)。花色 は黄色で、開花に従って花弁の先から紅色がのってきて、 何とも素敵な色 合いとなる。 剣弁高芯咲き、花弁数は 30~35枚で、花径は13~15cmと大輪。 四季咲 き性、多花性、微香。 樹高1.1~1.3m、樹形は直立性で、まとまりの良い 株立ちである。 茎は明緑色で、基部が広く短く、下向き のトゲが少しある。 芽出しは青銅色で、成葉は明緑色か ら緑色の半光沢葉小花柄にわずかに毛がある。 このバラは色変わりするさまが美しく、花数が多い早咲き 種で、庭植え・鉢植え向き。エイコウ(栄光)へジャンプ
2007年01月08日
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ウルメール・ミュンスター CL(つるバラ)、1982年作出、ドイツ・コルデス。花色は ビロード赤色で、丸弁高芯咲き、花弁数は35枚位で中輪~大輪、 四季咲き性、淡いスパイシー系の香りがする。 花が雨に強いという特性を持っている。(薔薇の花は一般的に雨 に弱く、濡れると変色したり形が崩れたりすることが多い。) 樹形はつる性で、枝は2~3m位に伸びる。 葉は大きく、濃い 緑で光沢がある。 強健種で、耐寒性に優れている。 花名はドイツの都市ウルムにある大聖堂からつけられた。 ウルメール・ミュンスターへジャンプ
2007年01月07日
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ウララ(麗ら) FL、1995年作出、京成バラ園。 花色は艶のある濃 いショッキング・ローズピンクで、丸弁咲き、花弁数30 ~35枚、花径8~10cmと中輪、四季咲き性、多花性、 微香。 初夏から晩秋まで、途切れることなく咲き続け、花弁がし っかりしていて、花保ちが良い。 樹高は50~90cmで、半横張り性。 株は強健で、 葉は厚みがあり耐病性に優れている。 1995年、 JRC(日本バラ会)金賞を受賞。 花名は、華麗な雰囲気を醸し出すところから付けられ たものであろう。ウララ(麗ら)へジャンプ
2007年01月06日
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ウタゲ(宴) HT、1979年作出、京成バラ園(鈴木省三氏)。 花色は鮮や かな紅色で、裏弁はやや淡い。 半剣弁高芯咲き、花径13cmと 大輪、四季咲き性、微香。 耐暑・耐寒性をもつ強健種で、大きな外弁がゆったりと優雅に開 く。 多花性で、褪色しないのが嬉しい。 樹形は半直立性の大株になり、葉は厚みのある半照り葉。 濃い赤色をしたバラは,遠くから見ると美しいが,近くで見ると 花弁の中にシミがついていたりすることが多い。 しかし、この ウタゲは撮影に困ったことはない。 花名「ウタゲ(宴)」が、まさにぴったりと云った感じである。ウタゲ(宴)へジャンプ
2007年01月05日
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ウェットラ FL、1976年作出、ベルギー・R.V.S. 花色は真っ赤 で、丸弁平咲き、花径は10cm位と中輪、房咲き性、四季咲 き性、微香。 花保ちが極めて良いのが特徴である。 小輪の ものは、ポリアンサに分類されることもある。 高温期にはや やローズピンクに近い色になる。 枝は横張りに広がって伸び、背はあまり高くならない。 花名(Wettra)の由来は分からない。ウェットラへジャンプ
2007年01月04日
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ウェターリアナ FL(フロリバンダ・ローズ)、1991年作出、ベルギー。 花色は鮮やかな朱赤色で、波状弁咲き、花径は約12cmと FLとしては大型である。 四季咲き性。 ベルギー作出のバラとしては、「アンネのバラ(正式名:ス ベニア・デ・アンネフランク)」が有名である。 バラの世界ではベルギーに生まれたバラの画家P.J.ルドゥーテ の「バラ図譜」がよく知られる。 皇帝ナポレオン一世の皇妃 ジョゼフィーヌ(1763-1814)はマルメゾン宮殿にバラ園を造り、 世界のバラを収集するとともに、園芸家たちに新種の育成、改 良、育種の後押しをし、沢山のバラが生まれた。ルドゥテがせ っせと描いたバラの絵はこの中で生まれた。やがてナポレオン 帝国が終わりを告げると、ルドゥテはその後誕生した「新生王 国ベルギー」の王室のもとで、再び植物画家として働き、生涯 を終えた。 花名のウェターリアナは女性名と思うが、よく分からない。ウェターリアナへジャンプ
2007年01月03日
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ウェスター・ランド Sh(シュラブ)、1969年作出、ドイツ・コルデス。鮮やかな 蛍光系のオレンジ色を帯び、開花につれて色彩がサーモン・オレン ジに変化してきて、一つ一つの色合いが微妙に違っていて、そのハ ーモニーが素晴らしい。 波状弁咲き、花径10cm前後で中輪、 花弁数35~40枚、四季咲き性、強いフルーツ香。 寒さ、暑さに強い性質で、病害にも強い品種で、非常に育てやすい。 美しいオレンジ色は寒冷地ほど深みが出る。 逆に温暖地では少し ピンクが乗る。 樹勢が旺盛なので、冬に強剪定をすると樹高は調節でき、木バラ風 に仕立てることが出来る。 自然に伸ばして、フェンスなどに固定 して、つるバラ仕立てにすることも出来る。 花名は、北海にあるドイツ最北の町、「ヴェスターラント(Wester- land)」の英語読みだろうか。 ウェスター・ランドへジャンプ
2007年01月02日
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2007年、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いいたします。ウィミィ HT、1983年作出、ドイツ・タンタウ。 花色は明る いピンクぼかしのクリーム色で、優しい配色。剣弁高芯咲 きで、花径は16cmにもなる巨大輪である。 花弁数は 約30枚で、弁幅が広い、四季咲き性、微香。 丈夫な品種で、太いシュートはやや半横張りに伸びる。葉 は大きく、照り葉で美しい。 新芽は濃紅色。 樹高1.3m位に成長、樹勢が強くとげも少ないので初心者向 け。 女性の支配する国「ウィミィ」というのがあるが、花名の 由来はよく分からない。 別名は「タンロウィサ」である。 タンタウは1906年に園芸場を始めた。作出品種でもっ とも名高いものはスーパー・スターで、花色の素晴らしさ は現在も評価が高い。また、香りの優れたものが多い。現 在はハンス・E.エバースが跡をついでおり切花に優秀品 種が多い。ウィミィへジャンプ
2007年01月01日
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