大丈夫、死なないから。

大丈夫、死なないから。

☆三宅島でのボラ活動☆

☆三宅島での生活について☆

お前は自由研究でもやるのか?
みたいにつっこみたくなる題ですが(´∀`;)


●3/13~3/19の三宅島生活の流れ●

◎07:00~      朝7時半からの朝食に間に合うように起床

◎07:30~08:00 朝食
    朝食は毎回同じメニューだった。
    ごはん+サバの焼いたやつ+ゆで卵の半分+豆の煮物+生野菜

◎08:00~08:30 朝食の片付け&作業の支度
    つなぎに着替えて長靴を準備。これらの服装はモチ、自前。


◎08:30~09:00 その日のボラ活動のミーティング
    どこの、だれの家に、どの車で、どんなことをしに行くかがここで発表される。

◎09:00~昼 ボラ活動
    外で体操をしてその日のボラ活動に必要な道具を揃える。
その日によって活動内容はマチマチ。
振り分けられた車で各班現場まで移動。
    除灰、カヤ刈り、屋内清掃、廃材撤去、etc

◎昼食
    作業現場にお弁当が配られる。
    だいたいはその家に上がらせてもらって家の中で食事する。

◎昼~16:00くらい ボラ活動
    午前の作業の続きをやる。

◎16:00~18:30 風呂&買い物
    車で5分くらい離れた場所にある施設の風呂を借りる。
    広くてきれいで、疲れがとれる~♪
    買物に行けるのがこの時間。
    お菓子類を買う人が多かった。
◎18:30~19:00 夕食
    夕食は朝食と打って変わって少し豪華。
    メインとなりそうなおかずが2つ出てくる。
    一人一本ビールも支給される。

◎19:00~20:00 活動報告等
    その日の活動したことを班の代表が発表する。

◎20:00~23:00 自由時間(酒が飲める時間)
    買物時間に買ってきた酒、つまみを飲み食いする。
    酒が入るとやっぱ会話も多くなり、見ず知らずの人と仲良くなれるひと時。
    あまりうるさいと事務局に怒られる。

●食事●
食事は毎日3食、三宅島で作られた弁当と味噌汁。
食事はすべて三宅島の業者に任せています。
三宅島で金を使うことも復興のためには必要。
2月からいた人に聞くと
「2月のおかずは魚だけだったよ。サバがほとんど。」
2月にボラ行かなくて良かったと心より思った。
一日だけカツオの刺身も出た。

●風呂●
車で5分くらいの施設へ行って風呂を借りる。
思ったよりキレイでびっくり!
いい湯加減でサイコーでした。
シャンプー、リンス、ボディソープあり。
マッサージチェアが2台あり、タダで使い放題だった。
こいちらも最高!

●就寝環境●
敷き布団、毛布、枕が支給される。
就寝環境はなかなかいい。

●生活場所●
男が寝る場所は48畳の畳の広間。
もう1つ、女子部屋が20畳くらい。合わせて最大50人くらいは入れるらしい。
19日以降、別の場所に女子寮ができるらしい。

●ボラ人数●
ボランティアの人たちは自分の都合の合う日に行ける。
だから日によってボラの人数はバラバラ。
自分がいた時期は最大42人、最小13人でした。

●おやつ環境●
みんなたくさんお菓子やつまみを買うので
いつでもいくらでもおやつが食えた♪
コーヒーの飲み放題。

●ボランティア内容●
説明会では「引越しの手伝い」と聞いていたが実際はそれだけではなかった。
除灰、カヤ刈り、屋内清掃、廃材撤去、交流(お話するだけ)などなど。
最初は引越しだろうと予想していたけど、島民によってして欲しいことが違うため
いろいろ仕事内容が違うらしい。
自分がいた時期で一番多かった依頼は除灰だった。
家の周りの除灰をしないと家の湿気が外に逃げないらしく、
島民はまず除灰をしてほしいらしい。
今後の依頼も予想がつきにくいと言っていた。

●酒環境●
夜の8時~11時までは自由時間!
寝てもよし、漫画読んでもよし、酒飲んでもよし。
連日酒を飲み、菓子をたくさん食い続けたせいか、
体重が行く前より2kg増えました(笑)


●三宅島の様子●
三宅島は2月から帰島が許されてます。
でも一部の地域は「高濃度地区」と呼ばれ
有害な火山ガス(二酸化硫黄)が多くそこの住宅には帰れません。
しかも外を歩くときは必ずガスマスクを携帯しなくてはなりません。
いつたくさんガスが発生するか分からないからね。

帰島した人数・世帯は詳しいことは分かりません。
理由は、帰ってきてもまたすぐに本州に戻ったりする人もいるからです。

2月から帰島が許されたため、店なども何軒か開店しつつあります。
とりあえず生活できる程度の物資は揃っています。

4年半前に噴火がおきて以来、島に帰ってきてない人もいました。
家は4年も手を入れないとボロボロになり
とても住めない家が何軒もあります。
シロアリに食われていたり、雨漏りがしていたり・・・
そうした家を見るたびに
「ここは被災地だな」
と実感しました。
もちろんちゃんと住める家もたくさんあります。
一時帰島が許された時などに家に来て
手入れをして帰った人もいたからです。

島民の人たちが言うには一番の被害は「島民の心」だそうです。
とても苦労が多いと言っていました。

ガスはとても有害で、人間が吸うと
呼吸困難、めまいなどの症状が出ます。
また、高濃度地区の木はそのガスのせいで全部(!)が枯れていまい、
見るも無残な光景になってます。
ガスの匂いは特徴的で
よくみんなが言う「硫黄の匂い」「卵の腐った匂い」

でも高濃度地区でない場所は緑が多いです。
高濃度地区でない場所だけみると
「ほんとうに噴火したの?」
と思ってしまいます。

●ワレの感想●
島に入る前は楽しみもあったけど不安もあった。
「ガス!?危険じゃん・・・」
「どんなとこで寝るんだろ・・・」
「他のボランティアと仲良くなれるかな・・・」等々
いろいろ考えていました。
生活水準をものすごく低く予想してました。
ですが!
いざボラが始まればそんな不安が消えました。
とても楽しかったです。
非常に楽しかったです。
これはボランティアとは違いますが、俺はボラの生活をしてるとき
とてもいい環境にしると思いました。
職業、歳、考え方が違う人と毎日生活する。
今までにない経験でした。
毎日が楽しかった!(そのときはキツイと思ったけど・・・)
今回の三宅島ボランティアはマイナスにはならなかったと思います。
それどころか、すんごいプラスになりました。

三宅島がんばれ!


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