英雄に憧れ
A：はいどーもー。
Bがパンストをがぶって出てくる。
A：いやーしかし近頃物騒だよ・・何やってんすか！？
B：我が名はパンストマン！！正義の味方だ！！
A：いやどっちかって言うと悪党だろ。
B：パンストマンはパンストを取ることによって前が見やすくなり戦いやすくなるのだ！！
A：だめじゃん。パンストマンの個性台無し。
B：いやー近頃はまってるんですよ。
A：あー、ヒーローにですか？小学生じゃあるまいし。
B：いや、パンストに。
A：ただの変態じゃん！！せめてヒーローにしとけよ。
B：まあ、そーなんだよ。
A：でもさ、ヒーローっつったら子供のもんでしょ。アンパンマンとかさ。
B：アンパンマンなんか子供に見せちゃだめだよ。
A：なんで？いいじゃんアンパンマン。
B：わかってないなー。おれがアンパンマンやってやっから。
(コントに入る)
A：えーんえーん。
B：あっ、あそこで誰か泣いてるぞ。どーしたんだい？ジャムおじさん。
A：ジャムおじさんこんなに泣かねえよ！！カバおくんだよカバおくん。
B：どーしたんだい？そこのカバ。
A：カバおくんだよ！！！
B：どーしたの？
A・B：ご飯を買うお金を落としちゃったんだよ。
A：しってんのかよ！！
B：ドッキリだもん。
A：確実にちげぇだろ！ちゃんとやれ！・・・お金を落としちゃったんだよ。
B：仕方ないなあ、はい。これで何か買いな。
A：・・・そーだけどちげえ！！そーじゃねえ！！
B：万事オッケー。
A：オッケー。じゃねえよ。アンパンを食わせろ！！
B：しかたないなあ・・・ぐっ、ハイどうぞ。（腹をえぐるフリ）
A：ぐろっ！！グロイよそれ！！顔だよ顔！！！
B：顔をグロイって言うなー！！！
A：そーじゃねー！！！！いいから顔を食わせろ！！
B：仕方ないなあ・・・はいっ。
A：うわーありがとう！！（アンパンを食べる。）
B：（Aが食べている横で）うわっ、くっちゃったよ。うっわーいたたたたたた。おいおいおいおい、やめろよー。(小声でつぶやく)
A：食いにくい！！！
B：食べちゃったねぇぇ！！！！！
A：うっ、うわーーーー！！！！って、アンパンマンのキャラじゃねえよ！！
B：いや、実はアンパンマンに変装したバイキンマンだったんだよ。それでカバおくんをさらうんだよな。
A：なるほどなるほど。それでアンパンマンが助けに行くのね。
B：いや、行かない。バイトがあるから。
A：まずカバをたすけろ！！
B：だめだよー。無断で休んだら、減給されちゃうよ。
A：だいたいアンパンマンがなんのバイトすんだよ！！
B：スイミングスクールの先生。
A：あの方が最も苦手とする仕事だよ！！
B：あんこが重くて嫌になっちゃうもんね。
A：タイヤキくんじゃねえ！！！力が出なくなんだろーが！！あ？ちげえのか！？
B：克服すんだよ。人間はそーやって成長してくんだよ。
A：あれは人間じゃねーんだよ！！パンなんだよパン！！ちょっと喋れるただのアンパン人形なんだよ！！わかったか！？
B：・・・えっ？
A：聞け！！おれが力説してんだろーが！！もーいーよ！！話すすめろ。
B：いや、まあそれでね、バイトが終わって助けに行くんだけど、力が出なくてたたかえねえの。
A：夢ねぇーーー！！
B：だから子供になんか見せちゃだめなんだよ。
A：なるほど・・・・って、お前が勝手につくったはなしだろーが！！やめさせてもらうわ。
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