Hug育(はぐはぐ) 育児は育自

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●マクドナルド考



で、『外国に行ってまで、わざわざマック?!』と思うかもしれませんがぁ、
これがナカナカ重宝な場所にあったり、広々してたり、必要なものが単品で手軽に手に入ったり、1人でも利用できたり・・・。
場所や広々はともかく、安くて簡単に単品が手に入ることは大いなる貴重!なのです
(私にとっては・・・と言うべきか)。

ヨーロッパでは自動販売機という、日本ではどこにでもある当たり前のモノが全くといっていいくらい無いし、
「バー」「バール」「カフェ」「タバッキー」などとという喫茶店とコンビニを足したような(でも、日本の感覚から言うとえらく不自由なこじつけです。
田舎のひなびた商店っと言った方がいいかも)簡単な飲食調達店がありはするのですが、よっぽどの観光地近くの店でないと、メニューに英語の表記もなければ、
英語を話せる人も案外少なかったりするし、のんびりすることもできません。
店で買った缶を買って飲んでも捨てる場所に困りますし、これまた日本のようにペットボトルがダイトウしてる訳じゃありませんので、
持ち歩きに不自由です(ミネラルはボトルタイプです)。
カウンターやテラスで注文するとエラく高くつきますし、個人の店では氷の水がどんな水かも不安です。
その点サービスも世界基準のマックは安心して利用できる場所なんです~。

さて、1人旅にも重宝しましたが、子連れとなるともっと重宝な「場」なんです~。
いちいちメニューを説明しなくても、子どもは理解してますし、トイレが自由に使える(チップもいらない)。
その土地の料理に飽きることはありませんが、毎回子連れでレストランに入り、あれこれ気をつかいながら、
メニューもろくにわかりもせずに過ごすより、よ~っぽど気軽に利用できるんです。
料理の味付けにも日本のようなそれぞれの郷土感があるので、場所を変わる度にあれこれ思案して店やメニューを選択してましたが、マックはどこにに行っても安心
(間違いなく、いつものモノが食べられる)。
さすがに、「ハッピーセット」ってのは無いですけど、バリューだのハッピーセットだのという名称こそ違いはせよ、ちゃ~んと存在。オモチャも付いてるよん。

客の層を見てみると、日本人で利用しているのはさすがに少なく
(きっとパックツアーだと食事付いてるし、わざわざ外国まで来て・・・と思って利用しないに違いない)、
観光で田舎から出てきた人だとか(観光地や都会でないとチェーン店が無いから)、
地元の若者が中心。店内の感じは世界各国共通、メニューもだいたい共通してます。
(その国オリジナルもまた面白い)

かしこばった人もいないし、隣に座った人に気軽に道を聞いたり、子どもを介して、ちょっとお話ができたり・・・

日本に比べると本当に店数は限られていますが、ヨーロッパでは様々なデザインの店舗があります。
街並みに溶け込んで一見、見落としそうな店。
昼と夜の顔を持つ店。内外装の美しい店云々。
日本ではほとんど見ることのないタイプのマクドナルドが多くあります。
これはその国や都市固有の歴史的条件(例えば、古い石造りの建築物による歴史的街並みの形成)や社会的条件(例えば、使用できる色や素材の規制)が影響しています。
見比べていくのもなかなか楽しいもんなんですよ~。

外国に行けば重宝さんのマックですが、国内の店舗でも子連れや若者にとって必要不可欠の場所なんでしょうね。
平日半額を中止したら、「困った!」と言う中高生が4割もいたとか(インターネット市場調査結果)。
そして、利用頻度が減り、その分がコンビニにまわったとされています。

スローフードの大切さが認識できる中で、このような場や食を必要としているこの社会や状況もわからなくもなく、なんとも複雑な気持ちです。
マックの話をさせれば、あれこれ止まりませんので今日はここまで。

ちなみに愛好者とは思われたくない!ので誤解なく・・・(^_^;)
私もスローフード派のつもり・・・

Hug育21号より


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