Hug育(はぐはぐ) 育児は育自

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●母・妻とはいったい何者か?


そして書類を書いて、窓口に出すと、「これはアナタなじゃい」と言われた。
そ、オットのだ。
それでもって、委任状がいるだの、私の身分を証明するものがいるとかとか・・・
保険を成約する際には、オットなど不在で、逐一私が取り仕切って契約したのは全然OKなのに、解約だって私がやってもいいでしょ? 

●先日、某消費者金融系カードを発行するため申請書類を出した(カードを作るともらえる粗品にそそられて)。
もちろん、私の名義のカード。
自分に収入もあるし、「専業主婦は世帯主の会社・収入・・」云々書いてあったのは無視した。
ところが、電話がかかってきて、オットの会社や収入、私の職業上を根堀歯堀聞かれた。
該当欄がなかったので、どれも最後にあった「その他」にチェックしてたからだ。
但し書きの空欄に「上記(いろいろ職業の種別が書かれてあった)を複数」と書いてあったので、細かいことが知りたいのかと思いきや、「パートでいいんですよね?」「どこのパートなのか、会社名書いて下さい」と一方的。
いえいえ、「パートじゃないです。特定の会社にも行っていません」から始まって、延々私の仕事内容を説明した。

パートっていうのは「パーツ」だと思っている。
スーパーのレジ打ちのように、「仕事」の数と量が明確なものに人があわしているような状況の仕事、それに従事する人がパートタイマー。
パートを卑下している訳ではないが、パートと言われるのには抵抗を持っている。

私は自称クリエイティブ?!な仕事をしていて、パートでもアルバイトでもフリーランスでもなければ、1つに絞れるような肩書きの仕事をしていない。
収入のあるなしにかかわらず、あらゆる職種・職業を貪欲にこなしている。
生協の理事だったり、審議委員だったり、NGO/NPOで活動しているし、ベビーシッターもしてるし、家庭教師もしている。合い間に実家の家業の事務を手伝ったり、知り合いの会社へ行ってデータ入力したり、OA関係のインストラクターもする。
ドタキャンの穴埋めにゴルフコンペに出たり(商談がからんでたりして、仕事の粋)、ツアーコンダクターもどきや、会計士もどきもするが、農業も漁業もやる。ゴミにまみれて働いたり、役所の会議室で高飛車に意見してみたり・・・

結局、審査は通らず、カードは発行できなかった。
型にはめようとする、マニュアル崇拝の担当者を見下したモノを言ったからに違いない。
それに、夫の職業を言うのを断固拒否したためか。私は某銀行系カードのゴールドカードを持っている(家族会員じゃないぞ、私本人のだぞ)。
不振や問題アリの財産状況や人間ではないハズなんだ!。

●先日(春です)、子どもの学校や幼稚園関係で、山のような書類をこなした。そつなく書いて提出したのに、指摘があった。
「お父さんはいらっしゃらないんですか?」
は?
いや、居ます!と言うと、「保護者欄にはお父さんのお名前を書いて下さい」と言われた。
これは毎度毎度のことだが、私は保護者欄に「父親」「世帯主」と指定されない限り、私(母親)の名前を書く。指定してないのに指摘された場合は連名にする。

家庭状況報告書だの、PTA関係書類だの、実にいろいろな書類を書くが、凝りもせずに断固、自論をつらぬいてる。
書いてるのはワタシ!! 主に子どもを養育しているのもワタシ!!
子どものことわかっているのもワタシ。
男女共同参画社会、本当はそういうのはダメで、もっと父親も育児しなくちゃいけないんだろうけど、とにかく、子どもの事に関してはオットより、ワタシの方に権限なり、決定権なりあるのだ。
それをオットの名で提出するのはヤだ!!
父親・世帯主に記述させたいのなら、「父親・世帯主が書いて下さい」と書いてくれ。PTAにも父親・世帯主だけが参加してくれ。

とかく、妻というもの、母というものになってから、「ご主人は何をされているんですか?」「子どもさんはいくつ?」の類の話が出ないことはない。
きっとオットは、夫・父になったからといって、「奥さんは何をされてるんですか?」「子どもさんはいくつ?」なんて聞かれて仕事はしてないはずだ。
でも、既婚女性を夫の職業(職種・地位・収入)や子どもの年齢で判断していくのは統計上とっても楽なのも確か。
そんなことで判断されやすいような日本の女性よ、怒れ!!

女性は妻・母っていう基準で見られがちだが、夫・父の影の存在や2番手や付属ではないはずだ。
日本の社会はまだまだ「妻」「母」に対して、古い慣習が根強よく生きていて、何も感じない女性も多かったりする。
「妻」「母」が自覚・認知・反抗(行動)をしなければ、男女協同参画社会ってのもは簡単に手に入らない。

(Hug育掲載分)

続き編
・・・と、偉そうに書きはしたが、懸賞に応募する際にはちゃっかり「専業主婦」と書いている(これは効果あり)。
上記の例はちょっと異例で、いつもは説明するのが面倒なので簡単に「アルバイトで~す」「パ~トで~す」と受け答えする。
自分でも何をやっているのか、どれがメインの仕事なのか(税務上は家事従事者で済ませてる)皆目不明だし、30有余年、いろんなことあって生きてきてるんやもの、妻だの嫁だの母だのとカテゴリ区分せずに、「人間」として見てくれ~ってんだ。

あ、新聞や雑誌に投稿して「無職」「OL」ってしてるのに、既婚と書くと「主婦」と置き換えられてしまったこともある。知り合いのおばちゃん(65才)は「無職」って書いたらちゃんと「無職」って載るのに。ええ中年のおばはんは結婚してて「無職」やといかんのやろか?! 

・・・と、言いながら、子どもが同級生やからと、ヤンママに混じれば、しっかりヤンママのフリして付き合っているアコギな自分もいる。精神年齢はじゃくい(若い・弱い)が、実働年齢は20半ばから50過ぎの広範囲をカバーしている。ちょっと書けなくなったが、年齢層によって、妻や母の位置関係も若干変身しながら変化を楽しんで20代にも30代にも40代にもなる。
これが面白い。また機会があったら・・・。

ご感想はこちらぁ


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