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JOKER†TRICK
覇竜
シヴ火山の奥地にそれはいる。
そこに先に辿り着いたハンターがいた。
1人はランスを担いだ眼光鋭きハンター。
-----ファフニール=サタナイルだ。
さらに1人、彼は誰にも自分の名を言った事がない。
その実力からついた名前は「救世主」
彼はそう呼ばれている。
「まさかアンタにまた会うとはな、”救世主殿”」
「俺は出来れば会いたくなかったがな」
「フン……」
彼らに与えられた依頼は、ダルク一行と同じく覇竜の討伐。
そこには、どちらかが倒せればそれでいいというギルドの意志が見え隠れしていた。
「気に食わないな」
それだけ言うと、ファフニールは槍を構える。
「言いたい事は判る」
薄ら笑いながら引き抜いた双剣は、周囲の空気を研ぎ澄ます様な気配を放っていた。
「何故お前がそれを持っている。その封龍剣は……」
「強いて言うなら」
鬼神化の状態へ移行し、走り出しながら彼は言った。
「”運”だ」
そこへ待ち合わせたかの様にアカムトルムが出てきた。
----地面を突き破って。
救世主は怯む事もなく、覇竜の顔面に乱舞をたたき込んで離脱した。
彼が回避した直後、ファフニールの強烈な突進が矢継ぎ早にたたき込まれる。
いきなりの猛攻にたじろぐ覇竜。しかし即座に反撃に移る。
助走を付けると、その巨大な尻尾で2人を薙ぎ払う。
その後の突進を受け流したファフニールは、強靱な脚を突く。
ギリギリの攻防が続いていた。
奥地にダルク達がたどり着いた時。
そこにはすでに激闘の傷跡が深く刻まれていた。
何か強烈な圧力でネジ穴状に削られた大地。
突進が直撃したのか、砕けた大岩が無惨に散っていた。
「俺たちだけではないと言う事か」
ダルクが言う。その言葉には多少の不満さも感じられた。
「じゃぁ他のハンターは!?」
「ねぇ、あれ……そうじゃない?」
シャルが指さした先。
そこには黒い巨体と戦う2つの影があった。
走り出す4人。戦いの緊張感があたりに感じられる。
次の瞬間--
ズシャッ
不吉な音が辺りに響いた。
覇竜が振り上げた牙。
その先には……
「サタナイルー!!」
叫ぶもう1人のハンター。
ファフニールは苦痛に声を上げる事もなく、宙に放り投げられる。
ハンターは生命の粉塵をファフニールに向かって振りまき、すぐさま駆け寄る。
その場の全員が信じられなかった。
「ギルドの最終兵器」が、
あのファフニール=サタナイルが敗れた。
もう1人のハンターによる応急処置が進む中、4人は覇竜の背後へ辿り着いた。
---覇竜が振りかえる。
こちらに向き直り、姿勢をかがめる。
「何か来るぞ!」
ダルクのかけ声を合図に4人は左右へ散った。
走りながら、ディビナは覇竜の牙に黒々と着いているファフニールの血を見ていた。
その瞬間、4人のいた場所が轟音と共に弾け飛んだ。
「なによ今の!」
「さっきの地面のえぐれの原因ですね……」
「あれを喰らうのはナンセンス。だな」
「うおおおおおおおッ!」
バランスを失った覇竜の身体が宙に浮く。
前方へつんのめるようにして転けた覇竜には、本来ある尻尾がなかった。
覇竜の居た場所には、かわりにさっきのハンターが立っていた。
すさまじい覇気を放っている……。
「後は頼んだ、俺はコイツをキャンプへ連れ帰る!」
「あ、あなたは……」
ダルクは一瞬息を呑む。
ハンターはダルクに気付くと、一度ウィンクをし、緑の煙の中に消えた。
その場には4人が”取り残された”。
言いようのない圧迫感の中、怒り狂った覇竜が突進してきた。
あの2人がかなり弱らせていたのか、片方の牙が根本から折れている。
しかし、戦いの主導権は次第に覇竜に渡っていった。
「たった2人の力に、なんで勝れない!」
「私、もうだめかも……」
ダルクの顔にも、シャルの顔にも、焦りとあきらめの表情が滲み出ていた。
アスターは無言で、的確に攻撃を加えているが、消耗してきている。
4人は度重なる突進を避け、後方から攻撃を仕掛ける。
後ろ脚を集中攻撃され、激痛に横倒れになる覇竜へ、4人は更なる追い打ちをかけた。
「これで終わりにしてやんよぉ!!」
「……? 待て!」
覇竜は起きあがると、上体を持ち上げた。
(押しつぶす気か!?)
至近距離にいる4人、逃げないと危ない。
3人が離脱した時、ディビナは幻想に引きずり込まれた。
傷を負った母、すぐさま駆け寄る父親。
そしてーー
(違う!)
強烈な意志がディビナを呼び覚ました。
その蒼い瞳の奥に、白い光が灯る。
そして、辺りはスローモーションになった。
(何をしてるんだ、私は)
(何でここにいるんだ?)
(ああ、そうか)
「お前を倒す為だ」
刹那。
覇竜のボディプレスが大地を割った。
「ディビナー!」
覇竜は感じた。
獲物を仕留めたと。
次なる満足感を得る為、身体を起こし、3匹の虫けらを吟味する。
どいつが一番狩り甲斐があるか……。
しかしふと、こう感じた。
なんだ? 何かを忘れている。
その答えは、土煙の中、覇竜の顔の横に悠然と立っていた。
「当たらない。そんな攻撃」
「無事だったのか……」
「この大馬鹿野郎が!」
渾身の気迫と共に放たれた竜撃砲は、ファフニールを突いた角を粉々に砕き、
覇竜アカムトルムを地に沈めた……。
それから一週間。
異変は過ぎ去った様子だった。
いつもの通り観測所が機能し、人々はハンターに狩猟依頼を出しては報酬を払う。
ドンドルマに古龍が襲来し街が破壊されれば、また立て直す。
ポッケの村にも、平穏が訪れた。
村長は見る間に回復し、ポポも牧場に放たれている。
雑貨屋は以前に増して繁盛していた。
その雑貨屋の看板には、こう書かれている。
”伝説級ハンター達が愛用する道具屋”
そして、伝説にされてしまっている青年は、相変わらず機械が好きだった。
担いでいるガンランスから、丁寧に整備された特有の”金属臭”を漂わせながら、
笑みを浮かべて集会所のドアをくぐる。
そこには決まって4人のハンターが待っている。
同じく伝説と呼ばれる4人のハンターが。
隻眼の青年に、女性の双剣士、
大剣を使う大男に、槍を使いこなす青年。
彼らは入ってきた青年に口を揃えて言うのだ。
『遅い!』
「なはは……は……」
《小説『Chain』第1部-完- あとがき を追加更新予定》
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