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フラムの日々
クロノス小説~始まりのクロノス城篇~
「今日もいい天気だなぁ・・・」
一人の門番兵が言うと、「あぁ」と深く頷いて見せた。
門が大きいため二人の距離はかなり離れている。そのため二人は少し大きめの声で話していた。
太陽を見てる門番兵たちのいる門の下をくぐろうとする少年を見かけ、門番兵は声をかけた
「!?そこの奴!外は危険だぞ!止まれ!!」
ゲッ・・・と少年は足を止める。
「だ、大丈夫だって!ほら!剣だって持ってる訳だしさぁ~」
少年が大きく手を広げて苦笑いで答えた、が。門番兵は硬い顔のままでこちらを睨んでる。
「え・・・やっぱ・・・ダメ?」
少年は茶色の髪の毛をかき回す。身には剣と薄い革で作られた心細い鎧を着ている。
はははっと笑う少年を見て二人はため息をついた。そして一人の門番兵が少年に近づきこう言う。
「お前名前はなんていう。」
少年は少し俯きながら「ルシア」と小さく言った。続けて年は?と聞かれそのままの姿勢で16・・・と答えた。
その門番兵がため息をすると共に門の間に大きく風が吹き、それと同時に口を開いた
「いいか?坊主。外はモンスターがわんさかいるんだ。お前一人の力じゃ到底生き残れない・・・って・・・」
喋ってる途中に少年が門を走りぬけた。
「大丈夫だって!!絶対生きて還って来てやる!!」
ルシアは大きく片手を振って走っていってしまった。
ルシアと話してた門番兵が軽く舌打ちをするとこう言った。
「奴が死ぬ前にコエリス神団の騎士に助けてもらわなければ・・・」
門番兵は仲間に用事があると話すと慌てて駆けて行った。
ふぅ・・・とルシアが息を吐いた
彼もここまでくれば追いつかれることはないだろうと思ったのだろう。
そばにある石に腰をかけると今まで出たことのない外の風景をしばし楽しんだ。
そして石から腰を下ろすと絨毯の様な草原に手をついてみた。感触を確かめるとそのまま寝っ転がってしまった。
「うわーきもちー!」そのまま大の字になり空を見上げていた。この頃はあまりの興奮で回りにモンスターがうろついていることなど覚えてもいなかった。
「ん?なんだあれ・・・」岩の上に何かが乗ってる。太陽が眩しくてルシアの視界には影となって写った。
次の瞬間その影の手に持っている刃が太陽に輝いた。そしてそれを振り上げルシアへと振り下ろしてきた。
「うっあ!!」
ルシアは反射的に転がった。
「っ・・・クルーク!?」そこには一本の剣を持ったクルークがいた。ちょうど剣を地面から抜いたところなのだろう。
クルークは1匹なら弱い敵だが集団で来られてしまってはこちらも打つ手がない。
「1匹なら・・・倒せる!」ルシアは剣を抜くと剣を上に振り上げ斬りかかった
「いやぁああああぁ!!」
防がれたのだろう。金属と金属がぶつかり合う音が耳に響いた。
だがそのまま剣を放し、横へと斬りつける。
「キャギ!」っとクルークの胴体から血が噴出し奇声を上げて倒れた。
「よっしゃ!倒せた!」ルシアは剣を握っている手を強く握り締めた。
「ギャーキッ!!」後ろから声が聞こえる。
「っ!まだいたのか!」ルシアは急いで構えなおすと飛び掛ってくるクルークの胴体を真横に払った。
そして前を見ると数体・・・いや、数十対体はいるか。ルシアはそのままそこに立って呆然としていた。
くそ・・・一番最初に倒した奴の奇声が聞こえたのか!?
そこで自分の体が震えているのにやっと気づく。
「ヤバイ・・・このままだと、マジでやられる・・・」目を閉じてゆっくりと深呼吸する。
「っ・・・うわあああああ!!」
ルシアは声を上げて走り出した。無論、クルーク達も武器を振り上げ追いかけてくる。
たくさん木が生えている地域を走りぬけ、息が苦しくなってきたところで振り返ってみた。相変わらず息は荒く擦れている。
「逃げ切れた・・・か・・・」
息混じりの声で小さく唸った。
汗で額に付いてる前髪を払って汗を拭うと近くにある木に腰をかけた。
一回ため息をつくと腰につけてる袋から赤い液体が入ってる小さな瓶を取り出し、その中の液体を口に入れた。
すると息は楽になり走ってきた疲れも無くなった。
「はぁ~ローリンの爺さんから買っておいてよかったよ・・・ヒールポーション。」
ルシアは小さな瓶を草むらに投げ捨てるとまた空を見上げた。
気づけば空は紅く染まり。その紅が雲と重なり美しい風景を描いていた。そこに風が吹くとルシアは小さくため息をついた。
「俺・・・どうやって城に戻れば良いだろう・・・」
手を組みその手で頭を抱えるようにして考えた。
あの時門番兵に「大丈夫」なんて言った自分が恥ずかしくも愚かしいくも思えた。
ここにいても仕方ないと思ったルシアは木から離れた。
「・・・ん?」
ルシアは目の前に木々の並びかたの異変に気づいた。
「ここに・・・こんなに木が集まってたっけ?」
腕を組みながら首を傾げ、木を見渡した。その瞬間!
「ヴオオオォォ!!」
その集まってた木々に顔が現れ根っこごとこちらに近づいてきてる。
「く・・・迂闊だった・・・トゥーリントか!」
ルシアは腰に提げてある剣を抜くと同時にトゥーリントに切りかかった。
ガツッ!っという鈍い音がして刃がトゥーリントの木の胴体に食い込み抜けなくなった。
「っ・・・か・・・かてぇ・・・」
トゥーリントは右腕を上げるとそれを振り下ろすようにしてきた。
ルシアはそれを何とか避け、剣を抜いた。
「っあぶねぇ!」
「ヴオォォ!」
さらにトゥーリントが追い討ちをかけてきた。ルシアはそれを剣で防いだ。
「見せてやる!必殺!!」
ルシアは剣を大きく振りかぶる。その剣には蒼白い光をまといそれをトゥーリントに斬りつける。
「マナクラッシュだぁ!」
蒼白い光は小さな爆発を起こしそれがトゥーリントの胴体を千切る。
「どうだっ!!」
トゥーリントは奇声をあげて土へと沈んでいった。
だがまだトゥーリントは数体残っている。ルシアもトゥーリントを3体ほど倒したが、明らかに体に異変が起きているのが分かる。
「マナが減ってきてる・・・」
ルシアはそう感じた。体に力が入らない。
そしてトゥーリントが攻撃してきた時。剣で防いだがそのまま横へと飛ばされ転がっていった。
「くそっ・・・」
転がった拍子に指を草で切ったのか、薄っすらと血が流れた。
目の前にいるトゥーリント達を見上げてルシアの顔には絶望が浮かんだ。
(このままじゃ死ぬ・・・どうする・・・嫌だ・・・死ぬのは嫌だぁ!!)
震えた手で目の前に落ちている剣を取ろうとする。その時指を切ったのだとやっと気づく。
その瞬間、前方から強烈な『熱』を感じ、思わず目を閉じた。
そして目を開けるとトゥーリントが焼けてもがいてる光景が写った。
「これ・・・は・・・。」
その光景を見てルシアはただ一人草の上に倒れこんでしまった。
~続く~
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