ぱちくんとひょうたん

ぱちくんとひょうたん

名人石塚真弘さんのデコパージュ



本の漆工芸をまねて作ったのが始まりという。早い話が転写である。風景画や人物など絵を描

くのは苦手であるという方はけっこう割合に多いと思う。私も小中学校以来あまり絵を書かな

い。そんな人が自分で撮影した写真をひょうたんに貼ることが出来ればそれは一番好ましい。

ペットやお孫さんの写真がひょうたんにあれば、また一味違った想い出の一品になる。


第16回JH大会 の石塚真弘さんの作品

第16回JH大会の石塚さんの作品

和紙貼りとデコパージュの組み合わせ



実はこの時、私も石塚さんの講習を受けた。JH大会から帰宅後、石塚さんから教えてもらっ

た肝心な転写液のトランスファーコートがどこにも売っていない。さくらほりきりという大型

手芸屋さんにもない。ある日、佳与さんのひょうたん日記にトランスファーコートを使った

ひょうたんが紹介されていた。「あっ!先を越された」と苦笑い。(^_^;)


佳与さんのデコパージュ作品

佳与さんのデコパージュ作品


今年のJH大会で石塚さんに直接お会いする機会があったので、「オレの名前を出せばすぐに

分かるヨ!」と、しっかりと電話番号を聞いてきた。(*^_^*)

その石塚さんの技法をマスターした篠原定喜さんの作品である。



篠原定喜さんのデコパージュ作品

篠原定喜さんのデコパージュ作品


最後に、第16回JH大会の技術講習で石塚真弘さんの技法



和紙貼りとデコパージュの組み合わせ

デコパージュ



◆用意するもの

・転写液(トランスファーコート)   ・絵柄のある紙

・のり(でんぷんのり)        ・ハサミ

・テープ                ・カッター

・下敷き                ・刷毛

・ガーゼ                ・ボウル

・台所用洗剤


◆デコパージュする手順

(デコパージュする紙を以後「紙」とする)



1.下敷きの上に紙をのせ、両端をテープでとめる。

2.紙に転写液を縦横交互に8回位刷毛で塗る。よく乾いてから次を塗る。刷毛は水洗いして

  乾かす。

3.ボウルにぬるま湯を入れて、台所用の洗剤を2~3滴落とし20分位浸す。

4.下敷きに紙を裏返ししてのせ、裏紙を指先でこすりながら取り除く。

5.よく乾いたら絵柄の外側をハサミで切る。細かいところはカッターで切る。

(出来あがった紙を以後「プリント」とする)

◆貼り方

1.ひょうたんにプリントの大きさより3cm位広くのりを付ける。

2.その上にプリントをのせ、真上から上下左右に貼って行き、シワが出来たら絵柄を見なが

  らシワがなくなるまで引っ張って貼る。

3.空気が入ったら、ガーゼで押し出す。

4.貼り終わったら、よく乾かす。

◆仕上げ

透明のツヤ出し液を2~3回塗る。(転写液でも良い)

◆参考事項

和紙貼りの紙はデコパージュに絵柄に合った紙を選ぶ。これが重要である。




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