あいび~blog
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昔は毎日書いていたけど。久々に思う事があって書きます。混戦で面白かった2019年のパ・リーグ。東北楽天ゴールデンイーグルスは前年の最下位から、躍進?失速?の3位。CSファーストステージ敗戦で終戦を迎えた。序盤は首位にも立ち、躍進も大型連敗から、最後は熾烈な3位争いを勝ち抜き盛り上がりを見せた。球界最年少、平石監督が話題になり、ファンからも大きく支持を得た監督だったのではないだろうか。19年シーズンの終戦を迎え来季を見据え、イーグルスは大きく人事を刷新する事となる。平石監督の契約満了。三木監督の就任が発表され、コーチ陣もより石井GMの改革を意図する人員が配置された。ファンからすれば、3位躍進(が適切な表現か微妙だが)の指揮官の退任は衝撃が大きかったようだ。結果を残したのに、なぜ。こう思うファンは多いのは理解できるし、平石監督2年目(代行を入れたら3シーズン目)に期待を寄せた人は多いと思う。コーチ陣もヤクルトスワローズのOBで固められ、東北スワローズと揶揄する表現も目立つ。石井GMの人脈からすれば、スワローズ色が強くなるのは当然だろう。しかし、これは今に始まった事では無いし、イーグルスだけではない。前任の梨田監督時代は、真喜志コーチと共に、ファイターズから移籍してきている。バファローズの人が、ファイターズで指揮をし、イーグルスでも指揮を執った。組閣を仕切る人の人脈で、どこかのOBが揃うという事は別におかしなことではない。東北のファンはスワローズが嫌いなのか、それとも過去の事は都合よく忘れてしまったのだろうか。2009年シーズン 名将、野村克也監督4年目。ヘッドコーチは橋上秀樹、打撃コーチは池山隆寛。橋上コーチは野村監督よりも先にいたが、池山コーチは、野村監督が呼び寄せたコーチだ。野村克則コーチもヤクルト派閥。コーチ、現役選手にもヤクルトスワローズOBの選手もいた。人数の多少はあれど、あの年のイーグルスはパ・リーグ版スワローズだった事は明白である。スワローズでやってきた事をパ・リーグのイーグルスで実践して戦っていた。結果は、指揮した最終年に初のAクラス入り。そして2位でCSファイナルステージまで進む。ファイターズに敗れたが、弱いチームが勝つことを覚え、一つのチームとして、成長、機能していく貴重な姿を見て大いに盛り上がったのを覚えているだろうか。野村監督は躍進したが09年限りで退任。高齢で健康状態に懸念を抱えた球団が退任へ舵を切る事になり、結果を残した名将はグランドを去ることになる。この時もファンは憤慨し、大きな騒ぎになった事を記憶している。歴史にもしは無いが、もう1年指揮を執っていたら、果たして2位以上の結果は得られただろうか。(2010年シーズンはブラウン監督が指揮、一転最下位に終わる。この時はカープから外国人コーチが揃って入閣。)話が逸れた、イーグルスがスワローズ化するというより、スワローズで学んだ人達でイーグルスを勝てるチームしようという見方は出来ないだろうか。本当にこの先、戦えるチームを長期で見て作れるのか。野村克也の教え、再び東北の地で。羽ばたく準備が整ったという見方は出来ないだろうか。人を残すのを最上とす。野村克也の最も貴重な財産(人材)が動き出すのである。平石監督の件は、残念である。しかし、これは石井GM就任からの既定路線であったと私は見ている。勝てる体制作りとして三木コーチは外せない。しかし、体制、組閣が整わない状態、チーム状況も把握できていないなら1年間二軍で、イーグルスを見て、1軍へ羽ばたける選手を見極めて欲しい。意思疎通が出来るコーチ陣と共に戦った結果が今年の2軍優勝。1軍躍進の裏で、来るべき日の為に、もう一方でも準備を進めていたとしたら、イーグルスはチームとしても機能していた事になる。序盤は2軍で経験を積んだ選手が終盤1軍でも徐々に活躍をし始め、経験を積んで来ている。CSも経験した。そうなると、次の一手は何だろうか。過去イーグルスが躍進した時のキーワード 無形の力 をより具体的にする為の組閣が今回の答えではないだろうか。策士石井GMの次の手はまだあるはずだ。三木監督の体制も、まだ押し上げる為の入口にしか過ぎないかもしれない。
2019年10月16日
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