睡眠障害



2・3歳になったら落ち着くかと思ったが、夜は11時12時まで平気だし、朝は朝で6時7時に起きる。昼寝はまったくしないし、夜中に目を覚ますこともしばしばだった。

遊びが少ないのかと思ったが、とにかく「疲れて寝る」ということがまったくない。「眠い」ということ自体この子は感じていないのではないかと思った。とにかく
普通の子のように、「眠いからぐずる」ということがまったくない。眠る時はスイッチが切れたようにぱたんと寝てしまう。寝かしつけるということは無理で、周りの環境に左右されることはない。周りの環境が睡眠の妨害になることはあっても、環境を整えることで眠りにつきやすくなるということはまったくなかった。

今思うと自閉症特有の睡眠障害だったのだが、Aも眠りが浅いたちで、夜泣きもひどかったため、家系的なものだと思って何もしないまま過ぎてしまった。親を休ませるために子どもに睡眠薬を処方することもあるようだが、Bの場合は医師に相談することもなかったため、薬は使わないままで過ぎた。その時期はつらかったが、親子で薬に頼る事態にならずに済んで、よかったのかもしれないと思う。


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