私の生い立ち 出生編



その時代に1500グラム以下の未熟児が助かる確率は少なかったようで、父は「親も子も助かりません。」と宣告され、葬式の準備に明け暮れたそうです。幸いというか奇跡的に私も母も後遺症なしに助かりました。

当時未熟児を助けるためには、保育器内の酸素濃度をぎりぎりまであげる必要がありました。呼吸のできない未熟な肺を助ける代わりに、網膜に障害を負う子どもがたくさんいました。未熟児網膜症です。

未熟児網膜症以外にも、体にマヒが残ったり、知的障害を負う子どもがたくさんいました。私には大きな障害は残りませんでしたが、普通の人に比べて不便なことが少なからずありました。

私のハンディ
1 低身長 145センチ
2 いつからなのかはわかりませんが、片足が3センチほど短くなっています。長時間歩く時、たち続ける時には不自由です。何もない場所でも転びます。
3 呼吸がしにくい 生まれつき肺が弱いため、呼吸が苦手です。深呼吸ができません。水泳で息継ぎができないので、泳げません。
4 運動が苦手 不器用で、普通の人ができることができません。はしの扱いや、鉛筆を持つことが、かなり後までできませんでした。歩きかたもおかしいらしく、よく指摘されますが、自分の歩く姿を見たことがないのでわかりません。
5 記憶が苦手 活字を見て記憶することは得意ですが、耳で聞いた言葉を覚えることができません。人の顔を覚えることも苦手です。さっき自分がしていたことがなにだったのか、よく忘れます。忘れ物・失くし物も多いです。



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