私の生い立ち  小学校入学



朝食の時間ですらおなかがすかないのですが、「食べないと大きくならない」と児信じている母が監視しています。もたもた食べると言っては怒られ、はしの使い方がなっていないと言っては怒られ、地獄でした。近所の子が「学校行こうー。」と迎えに来ると開放されるので、窓の方を見て「れいこちゃんこないかな・・・」と思いをはせ、よそみをしたといってはまた怒られました。

食事の時間は苦行の連続で、楽しい思い出はありませんでした。

ランドセルを背負って歩くこと自体が難しく、(当時の体重は16キロ)登校するだけでエネルギーがなくなりました。体育ではまず体力がない上、口頭での指示を理解して動くことができず、叱られるか笑われるか迷惑がられるかのどれかでしかなく、苦痛の連続でした。これは学生時代ずっと続きました。

入学時にはかなりの数の漢字が読めるようになっていました。6年生の女の子が「これ、よめる?」と差し出した6年生のドリルの問題を解いて、感心された記憶があります。しかし私の場合漢字が理解できることと、日常生活のレベルとがあまりに違いすぎ、回りからは誤解を受けるもとになりました。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: