5/1に、酸素吸入していて要介護4の義兄が庭の畑の野菜作りのコーチに来てくれて、ジャガイモの種芋と、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、スイカの苗を植えた。スイカは中玉一本と大玉一本買ってきて植えたが、両方とも一個しか実がつかず、大玉の方は8月に入ってやっと1個実をつけて今成長中である。
中玉は6月下旬に実をつけて段々大きくなり、3日前位に収穫したものである。
滋賀県から息子家族が来てくれたので彼らと一緒にそのスイカを食べた。口々に皆が「美味しい」と言ってくれて作った甲斐があったと思った。それにしても一個実がなるということは如何に難しいかを身に染みて感じた。
茎が伸び、花が咲く時期は一回しかなく、その時、多数の雄花、少数の雌花が咲く。雌花は根本に小さなふくらみがあるので雄花、雌花の区別は一目瞭然である。
雄花の花粉を雌花の中心にある柱頭に授粉してやれば受精が成立して花の根元が大きくなってくれるものと思っていたが、それをしてもそのふくらみは大きくならず数日で黒くなって消滅していった。方法が正しくなかったのかもしれない。自然受粉で一個実が成って成長していくにつれ、新芽の成長も止まり、花も咲かなくなった。
今回スイカの実が成るまでを観察して一つの植物が実をならせるまでには様々な偶然が重なり、たまたま一個の雌花が受精して成長を始めると他の新芽は成長を止めてしまうことを学んだ。
今までは食卓に出てきたスイカを何気なく食べていたが、一個実るようになるまでには並々ならぬことがあったのだなということをしみじみと味わった。本日はお盆の入りでご先祖さんも一緒に食べてくれたかもしれない。
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