かのこの小部屋

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かのこの「独断」と「偏見」 2004年~

★★★2005年に読んだ本 かのこの独断「ベスト」と偏見「コメント」★★★
村山 由佳


★★★
★★★
★★★  天使の梯子 ★★★

★★★ 『天使の卵』から10年。歩太・夏姫、29歳。8歳年下の男に熱愛される夏姫…。再び、あのせつない恋物語が甦る。(楽天ブックス) ★★★
★★★ イロイロな意味で今年のベストです。久しぶりに夢中になって読み切った本です。切ない恋愛小説です。たまにはこういう本でしっとり過ごしたいものです。 ★★★

恩田 陸

★★★ 夜のピクニック ★★★

★★★ 夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために―。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る―。(楽天ブックス) ★★★
★★★ 恩田陸さん、やっぱりすごい!!面白い!!と思った本です。この本も、つい一生懸命に読んでしまいました。読後感もとっても良くて、読んで良かったと思った1冊でした。本屋大賞、納得です!!
そういえば『図書室の海』に「ピクニックの準備」という短編がありましたね。うわ~こんなところにもあったのか!とびっくりしました。恩田作品は、あちこち繋がってたり、断片が転がっていたりするので追いかけるのはホントに大変です。後から後から出てくるし。。。ま、見つけた時の「こんなトコロにも!!」という楽しみも勿論あるんですけどね。 ★★★

★★★ ★★★

畠中 恵


★★★ ★★★
★★★ ねこのばば ★★★

★★★ 犬や白沢、屏風のぞきに鳴家など、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若旦那・一太郎に持ち込まれるは、お江戸を騒がす難事件の数々…ドキドキ、しんみり、ほんわか、ハラハラ。愛嬌たっぷり、愉快な妖怪人情推理帖。名(迷)脇役も新登場で、ますますにぎわう「しゃばけ」シリーズ第3弾!(楽天ブックス) ★★★
★★★ 巻を追うごとにますます面白くなる「しゃばけ」シリーズ。脇役も増えて賑やかな感じになってますが、この巻で私は、断然佐助のファンになってしまいました!!仁吉・・・仁吉は贔屓されてるので放置です、なんて。 ★★★


高田 崇史 & 
 物集 高音


★★★
★★★
パズル自由自在

★★ QEDシリーズと合わせて大好きなシリーズです!ますます傍若無人になっていく妹と振り回される千波ちゃん。勝手に微笑ましく見守ってる「ぴぃくん」。あ~ちょこちょこ小出しな「ぴぃくん」の謎。早く本名を教えて欲しいー気になるんですってば!! ★★
★★★
★★★
亡都七(なな)事件

★★ 3巻にして、シリーズ最終巻です。相変わらずな、ちょろ万こと阿閉万くんともお別れですね。縁側探偵、間直瀬玄蕃の意外なカコも明らかになって驚きな最後です。レトロな雰囲気を味わいたいならオススメな1冊です! ★★











■■■ 2004年に読んだ本 かのこの独断「ベスト」と偏見「コメント」 ■■■
奥田 英朗

★★★ 空中ブランコ ★★★
★★★ 空中ブランコ ★★★
★★★ 人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。ここはどこ?なんでこうなるの?怪作『イン・ザ・プール』から二年。トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す。(楽天ブックス) ★★★
★★★ 直木賞受賞作。文句なしに面白かった!!文章も読みやすかったし、主人公伊良部はサイコーだ!! ★★★

京極 夏彦

★★★ 巷説百物語(続)  ★★★

★★★ 無類の不思議話好きの山岡百介は、殺しても殺しても生き返るという極悪人の噂を聞く。その男は、斬首される度に蘇り、今、三度目のお仕置きを受けたというのだ。ふとした好奇心から、男の生首が晒されている刑場へ出かけた百介は、山猫廻しのおぎんと出会う。おぎんは、生首を見つめ、「まだ生きるつもりかえ」とつぶやくのだが…。小悪党・御行の又市一味の仕掛けがますます冴え渡る、奇想と哀切のあやかし絵巻、第二弾。(楽天ブックス) ★★★
★★★ 先に『後巷説百物語』(最終巻)を読んでしまったけれど、かなり良かった。感動したー!前巻があまり記憶にないのが不思議な感じ。 ★★★

★★★ 巷説百物語(続) ★★★

三浦 しをん

★★★ 白いへび眠る島 ★★★
★★★ 白いへび眠る島 ★★★
★★★ 高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。十三年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の正体を探り始めるが―。十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か―。文庫用書き下ろし掌篇、掲載。(楽天ブックス) ★★★
★★★ 結構怖い感じ。かなりホラー的な感じで良かったのに、最後のオチが…イマイチだったかな。でも中々ハラハラドキドキだったので◎ 私が読んだのは文芸書サイズで『白蛇島』というタイトルだったけれど、最近文庫版が出たのでこちらを… ★★★

 古処 誠二 &      京極 夏彦

★★★ 接近
★★★ 接近 ★★★
古処誠二はかなり良い。『分岐点』もかなり良かったけれど、こちらを紹介。沖縄本土戦の話です。信じたい人間と騙し続けることに罪悪感を覚える人間の話。でもやっぱり『ルール』程のインパクトは無かったかな。薄いので比較的読みやすいかも

★★★ 百器徒然袋ー風
百器徒然袋ー風
薔薇十字探偵・榎木津礼二郎再び登場!! というわけで「陰」「雨」「雲」に続く第四弾。榎さんの登場本では第二弾となります。相変わらずの榎さんの壊れっぷりがサイコーです!!





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