三人 郭SIDE

郭SIDE

「・・・サッカー。サッカーしよぜ。」
結人、現実を拒否しないで。そう、思った。
だけど、そのうちに結人の意図は読めた。一馬に感づかれないように。。。
バカ、だからってそんなに明るくなくったっていいんだよ。
こっちが辛いでしょ?
くつひも。。。一人で結べるように。
怒鳴ってまで、止めた結人。
結人なりに一馬を心配してるんだね。。。
俺たちの手は汚れてるから、これから生きていくなんて無理なんだよ。
先が見えてる。
一馬は、殺ってない。。。
まだ、俺たちと別れても先がある。
三人、助かる方法。
いや、二人。。。
俺を抜いて二人が助かる方法。
見つからなかったんだ、ごめんね、結人。ごめんね、一馬。
だけど、必死にギリギリまで考えてた。。。結人に渡した手紙さえ後悔して。
そんな時間はほんのちょっと前。

「俺、トイレ。」
一馬が出て行く。今しかチャンスはもうない。
無理な笑顔を作った。
「うん、トイレの場所わかる??」
「いや、たぶん。」
何、トイレの場所なんて聞いてるのか、自分だって聞かれても答えられないくせに。。。
やっぱり、まだ、悔いがあるんだ。
「そう。くつひも上手に結べてるよね、結人??」
「?」
くつひも。うれしかった。一馬が一人で結べて。不安なことが一つ減って。
一馬の喜んだ顔、もっと、もっと見たい。
「・・・ヘタレのかじゅまぁ~。」
「!!ヘタレてない!!」
結人、強がらないで。こんな時まで、平然ぶらないで。。。
俺が二人を守れない、俺が悪い。。。
一馬が部屋から出た。
三人の時間はもう終わった。
「結人、いい??」
よくないことは知ってるよ。俺の最後の提案にのってくれてありがとう。
俺、一人のワガママを通してくれてありがとう。
二階にあがった。キックオフした部屋。ナイフを結人に差し出す。
「結人の包丁と交換。」
お互いの武器を替える。
「これで。。。刺してきたから、最後は自分もね。のどにね。。。」
自分が使ったナイフはみんなにどれだけの傷を与えたのか。
痛みを与えたのか。
「強がんなよ。。。ほんとはすっごい、、、動揺してるくせに。」
結人が泣きそうだった。俺も泣きそうだよ?まだまだ、一緒に居たかった。
「ううん、結人。守れなくてごめんね。」
違う。違う。違う。
「覚悟、決まってるってわけか。。。英士、俺たちは一馬を守ればいい。」
結人がナイフを構える。何、俺のこんな提案に納得してるの??結人???
「ありがと。。。結人。」
ああ、やっぱり、俺、覚悟できてない。ありがとう。最後に俺たち、三人。。。仲間だってことがよくわかった。
「お互い様。向こうでな。。。」
「うん、3、2、・・・」
二人とも大好きだよ。
大好きだから。。。

もっともっと、長い時間を必要としたい。
一馬、こっちにきたら知らないよ。
結人がいつもいってるようにハブだからね。


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