三人 真田SIDE 終結

真田SIDE

そんな時間はほんのちょっと前。
「俺、トイレ。」
普通に、いつも誰かんちで遊んでる時みたいに部屋から出ようとした。
すると英士がすっごい、いつもの笑顔で言った。
「うん、トイレの場所わかる??」
「いや、たぶん。」
どうせ、そこらへんのドア開けたら見つかる。
「そう。くつひも上手に結べてるよね、結人??」
「?」
英士は突然、くつひものことをほめた。
結人がじっとこっちを見てる。足下じゃない。
「・・・ヘタレのかじゅまぁ~。」
「!!ヘタレてない!!」
あーあ、結人にほめてもらおうなんて思ってないけど。
いつも通りだった。
トイレは意外と早く見つかった。みんなで話してた部屋から一番遠かったけど。
帰ってくるのにも時間がかかった。そんな広い民家でもないのにトイレから元の部屋へは難しい。迷った。
部屋に戻ると二人はいなくて紙だけがあった。
「ここで、待ってて 英士 結人」
なんだろう?こんなことしょっちゅう。また驚かす気か?
あと、、、一時間。緊張感ないな。

【ビー!!!!!】

鼓膜が破けるような激しいホイッスルが聞こえた。スピーカーからだ。
【ただいま、優勝者が決定!背番号20 真田一馬!!!】
西園寺監督の声。
??何いってんだ?西園寺?だって俺たち、まだ三人。。。!!!
二階!?二階。。。
走った、そんな距離のない、階段を。
今度は迷わずに走った。。。
。。。
目の前の光景を信じたくなかった。信じられなかった。
若菜と郭。
もう喋らない屍。
きれいに一カ所だけ、傷を残している。
互いに首を刺したのか??
なぁ。。。いつもどおりだったんじゃねえの??
何、俺一人残してんだよ???
なぁ???
目からでてくるものを抑えられない。。。
死体を直視するにも視界がぼやけて無理だ。
「何、、、やってんだよ。待ってて、て何なんだよ!??英士。。。潤慶を越えるんじゃ、なかったのかよ!?結人、後ろで守ってるってウソだったのかよ!?何で、何で、俺一人残してんだよ。。。」
もっと、もっと叫びたい。
もっと、もっと。。。

真田は足下を見た。くつひもがほどけてる。手にとるが、さっきのようにきれいに結べない。

「・・・最後まで、、、ヘタレさせんなよ。」
少年の嘆きはどこに届くのか。



BR、そんなゲームの中、生き抜いた。。。殺されそうになって、殺しそうになって、殺して。。。守ろうとして、守り抜いて。。。
残った一人だけが帰れる。

三という重い数字。

一という寂しい、重い数字。
残った一人は、軽くなるどころか、重くなってしまう。
残りの二を背負って。。。
残った一人だけが帰れる。
残酷なルール。


優勝者 背番号20 真田一馬  殺害者0


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