万能薬

万能薬

少しぐらいなら薬。大量ならそれは毒と化す。



 少女は酒に特に関心などなかった。

味としてはビールのおいしさなどわからないし、焼酎は辛く感じる。

ワインなど大人の女性にならないと似合わないと思っていた。

それに少女は酒というモノには軽蔑のまなざしを向けていた。

酒は人を狂わせる。大人たちの失態を見てきたから。

『効く万能薬』

彼はそう、自身を売り出した。そいつの名は酒。

「何に効くの?」

少女が尋ねると

『あなた様に効きます』

と答える酒。

「お酒って毒なんでしょ?」

『とんでもありません。ただいま、品種改良が行われましてアルコール量

0、カロリーのほうもいままでの20パーセントと抑えまして、ジュース感

覚で20歳未満の方でもお飲みになられます。』

「アルコールがないのにお酒なの?」

『はい、私めは一般の『お酒』というモノとは違いまして、あなた様の都合

にあったスタイルで売り出させて頂いています』

少女は口にすべきか悩んだ。少女の見てきた酒とは全く違う酒。酒の毒、そ

れは怖かったが、薬となる。好奇心は高まっていった。

(少しなら。)

そう、軽い気持ちが湧く。そこまでくるともう手は酒にのびていた。

『お買いあげありがとうございます』

そう、酒はすすみでる。少女はコップをとりだし、ほんの少し注ぐ。少女は

一口、二口と三口めで飲みきる。味は少しキツイように思える。そのうち、

なにか気分がよくなる。世界が色づく。幸せすぎてどうしようもない。

こんな不思議な気持ちになるのは初めてだ。すべての悪だってすべての人々

だって自分さえ許せちゃう。

『私めのスタイルは『娯楽』を売りとさせて頂いています。

どうです?ご気分の方はなかなか上々かと存じますが。

ここのところ『ゆとり』という言葉を耳にいたしますでしょう?

実際、言葉通り皆様『余裕』のある方など珍しい。いつでもみなさんせかせ

かとしていらっしゃいます。それは心に『余裕』がないから。』

娯楽はあなた様の心の万能薬、あなた様の心をむしばむ猛毒。

★コメント★
なんとなぁくワープロ開いて打ったやつ・・・自分でもなにをいいたいのかわからない。つっこまんといてくれい。ちなみにお前は酒を飲んだのか!なんて説教は禁物じゃ(´∀`)v





© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: