yosaku

yosaku

僕はジンジャー・ティーを庭園のテラスで飲む。

お茶と花の香りがなんともいえない。

バラがさきごろでなんと美しいのだろう。

鳥たちは僕に歌の花束をプレゼントしてくれる。

そんな中、僕はノートパソコンをひっぱりだす。

シェイクスピアみたいに脚本でも書いてみようかと試みている。

しかし、機械音痴の僕は三秒で断念。ふふん。

まあ、作家らしく鉛筆と原稿用紙なんか用意しよう。

「うそつきめ。」

背後から威圧感のある声が。僕は驚いて振り向く。

後ろには白装束でひげを伸ばしたおっさんが。

「あなたは誰です?」

「気取る出ない。yosakuよ。こんな大嘘書いて楽しいか?

本当にごくごくごくごくごくごくごくごくごく0,00001部の読者様に

お詫びいたせ。」

僕もちょっと頭にくる。

変なおっさんにいきなり午後のティータイムをじゃまされ、

作品を否定されたのだ。

「嘘なことあるか!」

おっさんは変な顔をすると

「お前は作家じゃない。そこらの凡人だ。いや、凡人に失礼だな。

テラスなどないくせによく嘘が八百も並ぶのじゃ。」

「・・・ぅ。おめぇさ一体何モンけ、

おらの自室に入ってくるなんていい度胸べ!」

「・・・訛っとるのう。おおうそつきめ。いなかっぺだろう。

わしは神じゃ。」

おらは困った。やべぇよ。神さん、直々にきっちょる。

「すまねぇ。神さんがおらに何のようで?」

「わかっとろうが。お前を罰しにきたのだ。

ごくごくごくごくごくごくごくごくごく0,00001部の読者様に

たんまり嘘をつき、この作品は欠点が多すぎる。」

「かんべんくだせぇ。」

「かんべんならん。まずyosaku’S ショート shout 

かの有名な作家、星 ○一さんのぱくりではないかね?」

「いいや!おらみたいなのがぱくったら失礼にあたるだ!

そんな感じ全くしねぇ!おら、そげんに器でかくねぇ!

っていうかうぬぼれもいいとこべ!」

「・・・ほう。それもそうじゃ。

お前などにぱくられる度胸と知恵などなかろう。

自分をそこまでけなすとは・・・もひとつ、

友人に『世にも奇妙な物語みたい』とあきらかなる指摘をされたね?

これには?」

「ありえねぇ!そげんなふうにいろいろぱくれたら

もう作家デビューしとっちゃ。」

「yosaku、ぱくりの上手い作家なんてデビューはできないんだよ?

っていうか君、作家になるのかい?」

「いいや!とんでもねぇ!おら、セーラームーンになるけ!!!」

おらと神さんのなかに沈黙が流れる。

「とりあえず、お前はぱくりまんじゃの。・・・これは認めたな。

次に田舎者である。これはどうだ?」

「・・・関係ねぇべ。ぱくりまんでねぇ!おらのオリジナルじゃぁ!」

「無駄口を叩くな。話はぱくりじゃなくても方向性をぱくっとろう。お前は

田舎者だろう?世の人に詫びろ。」

「田舎モンのどこが悪いけ?!・・・そうじゃ!

おらは修学旅行で都会にいって呆然としたべ。

カードキーの使い方がわかんねぐって、

部屋の明かりがなかなかつかんかった!これでいいけ?」

「まだあろう。」

「・・・ぅ。そうじゃ!バスタオルとタオルケットを間違えた!!!」

「まだまだ。」

「くぅ。田舎モン故、恥がありすぎる。・・・どこまで話すべ?

おらは田舎モンでぱくりまんじゃ。もう許してくんろ(泣)。」

「・・・まだまだ恥を話せ。それがお前に与えられた罰じゃ。」




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