inti-solのブログ

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2019.11.26
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テーマ: ニュース(100321)
カテゴリ: 対中・対韓関係
東大大学院特任准教授が中国人差別ツイート 大学謝罪、企業は寄付停止表明も本人は反論
東大大学院情報学環・学際情報学府で特任准教授を務める大澤昇平氏がツイッターに、自身が経営する会社の採用で「そもそも中国人って時点で面接に呼びません。書類で落とします」などと投稿し、物議を醸している。大学は発言を「不適切」と謝罪、大澤氏が担当する公開講座に資金を寄付する民間企業も「(大澤氏の)価値観は到底受け入れられない」とし、寄付の停止を表明した。一方で、大澤氏は新たに「私企業が採用方針を表明しただけで、東大の思想を代表したものではない」などと投稿し、反論している。

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こんなレベルの人が特任准教授で、東大大丈夫?と思ったら、さっそく東大も謝罪を行い、寄付講座の提供元企業も寄付を停止するとのこと。至極当然の対応が行われたようです。

で、問題の人物については私は知りませんが、ネトウヨ番組「そこまで言って委員会」に出演、また報じられている以外にも「なんか日本語通じない下級国民のパヨクが沸いてるなー」なんて発言があったそうで、どういう人物か、およそ想像がつこうというものです。

基本的人権というものをまるで理解しないヘイト丸出しの発言であることは言うまでもありませんが、それだけではありません。
日中のGDPが逆転したのが2010年、それからたった9年で、もうじき3倍の差がつきそうです。日本はずっと経済停滞、その間中国は破竹の経済成長なんだから、そうなるのも当たり前です。にもかかわらず、「中国人のパフォーマンス低いので営利企業じゃ使えない」とか、どれだけ周回遅れの認識?と思わざるを得ません。要するに、そういうネトウヨ思想に凝り固まって、現実が見えていない、ということなのでしょう。

いや、本当に、遠からず「日本人はパフォーマンス低いので使えません」と言われ始めなきゃいいけどと思ってしまう時代です。

いくら「私企業が採用方針を表明しただけで、東大の思想を代表したものではない」などと主張したところで、「東大最年少准教授(特定短時間勤務有期雇用教職員)」なる肩書※を公にしたうえでの発言は、否応なく東大の看板を背負っての発言ということにならざるを得ません。別に東大に限らず、どんな勤務先でも(とりわけ、著名な企業や組織であればあるほど)同じでしょうけど。

※なお、東大「最年少」という 自称に根拠はなさそう です。



一部の人物が主張している、「これは差別煽動・ヘイトスピーチであり、レイシズムやホロコーストを助長するものである」と主張は、「風が吹けば桶屋が儲かる」くらい、論理的な飛躍が大きいものです。

たとえばある企業が「新卒採用では大卒しか採用しない」と発表したところで、それが高卒全体の集合がホロコーストに逢う危険を助長していると言えるでしょうか。


いやあ……この種の屁理屈は結構よく見かけますが、ヘイトスピーチとは何か、ほかならぬヘイトスピーチ規制法( 本邦外出身者に対する不当な差別的言動 の解消に向けた取組の推進に関する法律)に定義が定められています。言うまでもなく「中国人は(人物や能力と無関係に)面接に呼ばず書類で落とす」と公言することは本邦外出身者に対する差別ですが、学歴は国籍や出身地とは無関係なので、ヘイトスピーチではないのです。
採用試験の応募条件を学歴で切ってしまうことを全面的に肯定するわけではありませんが、それは少なくともヘイトスピーチではない。

いずれにしても、一読して、「東大の教員」と自称していることが見ていて恥ずかしいくらいの無教養ぶりであることは歴然としています。東大の教員になるくらいだから、お勉強はできたのかもしれないけれど、社会常識が欠落しているところにネトウヨ脳が加わってしまった、どうしようもない人物としか評しようがなさそうです。





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最終更新日  2019.11.26 23:35:14
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