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ビートルズ

アニメビートルズ


サージェント
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(’67)
アルバムの中で、ビートルズが、「ペパー軍曹のロンリーハーツ・クラブ・バンド」に扮し、ライブ・ショーを繰り広げていくと言う内容のアルバム。「ロックの金字塔」とも呼ばれているアルバムである。
自分が、このアルバムを初めて聴いた小学5年生頃には、はっきり言ってまったく理解できる音楽ではなかった。。。むしろつまらないとも思ったほどだった。。。(幼かった自分がこのアルバムの良さがわかったのは、それから数年後でした。) リアルタイムでこのアルバムを体験した方は、いったいどのような衝撃を受けたのだろうか。。。リボルバーで数々の実験的なレコーディングを試みたビートルズは、ついにこのアルバムでその頂点を迎えた形になる。さまざまなSE(効果音)を盛り込んだ1・11・12。とてつもなくインドな8。バラバラに切り刻んだテープを継ぎ接ぎしエンドレス・テープして流した7。ブロードウエイ風の9。40人編成のオーケストラの演奏を4回分(つまり160人分)のオーケーストラを使った荘厳な仕上がりの13。ありとあらゆるさまざまな音楽や音を取り込んでいるアルバムであるが、これが見事にひとつに溶け込ん聴こえるからなんとも素晴らしい。

■さまざまな話題も

このアルバムは、1967年度のグラミー賞で、年間最優秀アルバム賞ほか、計4部門受賞している。世界の有名人や肖像などが、ゴタゴタと並んでいるジャケット写真であるが、不思議に統一感がある。日本代表として「福助」も参加。ジョンの3での「LSDソング」疑惑とか、ポール死亡説(ジャケット写真の黄色い花で作られたギターはポールの左ききのギターなのでポールの葬式を意味している)とか。。。、音楽以外のところでも、さまざまな話題も振りまいたアルバムであった。


ビートルズ’65
ザ・ビートルズ「ビートルズ’65(キャピトル盤)」(’64)
このアルバムは、最初と最後に『ビートルズ・フォー・セール』と同じ曲を置いてサンドイッチ状態にし、さらに6曲目までは『~フォー・セール』と曲順も同じという構成。それだけに後半の展開がより劇的に響くという効果がある。1.ノー・リプライはジョンの作。言葉を失うほどの傑作。このアルバムは11曲中8曲が『~フォー・セール』から、しかも6曲目までは曲順も同じだが、ジャケットやタイトルが変わるだけで『~フォー・セール』色がほとんど払拭されるのは不思議。ジョン作の2.アイム・ア・ルーザーもアメリカン・フォークのように聞こえる。3. ベイビーズ・イン・ブラック これはジョンとポールの数少ない共作のひとつ。2人が最初から最後までヴォーカルを分け合っているのも珍しい。ビートルズがいかに歌のうまいグループだったか、楽曲や編成がシンプルなだけにより具体的にわかる。この味わいや陰影はビートルズにしか出せない。4. ロック・アンド・ロール・ミュージック はチャック・ベリーのカヴァー。録音はワンテイクで、オーヴァーダビングもいっさいなかったといわれる。お見事というしかない。事実ビートルズは以後、このオリジナル・ヴァージョンを超えるライヴ・テイクを残していない。ジョンにしか歌えない歴史的な名演。5. アイル・フォロー・ザ・サン 1曲目からジョンの存在感が強いが、このポール作の「アイル・フォロー・ザ・サン」から色合いがグラデーション的に変化していく。後半の選曲が『~フォー・セール』と異なるキャピトル盤は、とくにその変化がスリリング。16歳のときに作った曲といわれる。6. ミスター・ムーンライト 日本のビートルズ・リアルタイム世代には、冒頭のジョンの絶叫とともに忘れられない曲。というのもこの曲はイギリスでもアメリカでもシングル・カットされず、しかし日本だけはシングル盤としてリリースされてヒットした。カヴァーではあるが、4人のオリジナルと化している。7.ハニー・ドント このアルバムは、リンゴが歌うカール・パーキンスのカヴァー「ハニー・ドント」から、イギリス・オリジナル盤『ビートルズ・フォー・セール』とまったく異なる世界に突入する。まさにキャピトル盤の個性と魅力全開。この曲はその前奏として聞こえなくもない。8.アイル・ビー・バック「ハニー・ドント」の次は「エヴリー・リトル・シング」だろうと油断していたら、なんとこの曲がやってくる。イギリス・オリジナル盤『ビートルズがやって来る~』から温存していた曲、ここに配置されたことでまったくちがう響きで迫ってくる。じつに衝撃的。9.シーズ・ア・ウーマン 『ビートルズ '65』は、前曲「アイル・ビー・バック」からエンディングに向かってどんどん上昇していく。まさか「シーズ・ア・ウーマン」がこようとは。ポールが書いたヘヴィーな曲。アルバム前半のフォークの香りは消え、異次元に入っていくこの快感!10. アイ・フィール・ファイン「シーズ・ア・ウーマン」とくれば、次はジョン作のこの曲しかない。冒頭の“ボンー、ギュイーン”と鳴るフィードバックには目がさめる。11. Everybody's Trying To Be My Baby (みんないい娘)最後になって、ふたたび『ビートルズ・フォー・セール』と同じ曲でエンディングを迎える。ジョージが歌う、カール・パーキンスのカヴァー。だがそれ以前の構成が異なるために“いつもの「みんないい娘」”とは表情がちがう。だからアメリカ盤はおもしろい。


リボルバー
ザ・ビートルズ「リボルバー」(’66)
ビートルズは前作の「ラバーソウル」から音楽が変わりつつある。トップの「タックスマン」はジョージの名作です。見逃せないのがポールのベースです。タイトで非常に格好いいフレーズになっている、「I'm Only Sleeping」ではテープの逆回転を用いた曲になっており。カセットデッキを再生中にリバースを押し続けると、これと似た音源が実感出来ます。「Eleanor Rigby」バイオリン、「Got to Get You into My Life」グラスなど、この時代にして、この音楽性はまさに驚きの一言につきます。サウンド1つをとっても実にビートルズの才能が光る!楽器のプレイもさることながらボーカルも素晴らしくよく完成度の高い名盤です。中期のアルバムでは、欠かせない最高アルバムですから買っておきたい一品でしょう。


ラバーソウル
ザ・ビートルズ/「ラバー・ソウル」(’65)

"Drive My Car"
 モータウン(6) を意識してポールが作曲したと言われる作品。アルバムのライナー・ノーツ (日本語版) ではジョンとポールの共作と紹介されているが、リード・ボーカルにおけるポールの圧倒的な存在感、また、1993年にスタートしたポールのワールド・ツアー(16) でオープニング・ナンバーとして演奏されていることからも、ポールが主導権を握って作り上げた作品と考えることが妥当であろう。
 エレクトリック・ギターのイントロでスタートするものの、曲の骨格は、ベース、タンバリン、カウベル等のリズム・トラックによって力強く構築されていく。ボーカル・パートは形のうえではジョンとポールによる2部構成だが、前記のとおりポールの存在感が圧倒的に大きく、ジョンのパートはバック・コーラスのようにも聴こえる。また、サビの直前のコーラス部分でジョ-ジがハーモニーに加わっている。
 間奏でのギター・ソロを除けばメロディ主体のパートがほとんどなく、ミドル・パートでポールが弾くピアノも、あたかも中音部へ移行したベース・ラインのごとくタイトなプレイでセンチメンタルな印象を全く与えない。これほどハードでタイトなナンバーをアルバムのオープニングに起用したことは、このアルバム全体の印象からやや意外な気もするのだが、逆に言えば、この曲はオープニング以外に落ち着く場がなかったとも考えられるだろう。

"Norwegian Wood"
 ロック史上、初めてインド音楽の楽器であるシタールを取り入れたと言われるジョンの作品。この曲でシタールを演奏しているのはジョ-ジだが、以降、自作曲の中でもこの楽器を積極的に採用していくジョージには、ラーガ・ロックの第一人者とのイメージが定着していくこととなる。
 穏やかな表情で歌うボーカル・ラインとは対象的に荒々しくかき鳴らされるアコースティック・ギター、これにオーバー・ダビングされるシタ-ル、隠し味的に加えられるベース・ギターとまたしてもタンバリンを起用したリズム・トラックなど、個々の面 白さはあるものの、この時期のビートルズとしては、曲全体を見通す音楽的なアイディアにおいてやや淡白な印象を免れない。むしろ、ジョンによる意味深長な歌詞が伝えるソングライターとしての成長ぶりに注目すべきナンバーの一つと言えよう。

"You Won't See Me"
 コマーシャル・ポップ的な印象を与えるポールの作品。ダブル・トラックによるポールのリード・ボーカルとジョンのお得意のパターンともいうべき独特のリズム・ギター、そしてシンバル部分をオーバー・ダビングした個性的なリズム・トラックによって曲の骨組みが構成される。しかしながら、この曲の魅力を引き出す重要なファクターの一つは冒頭から鳴り続けるピアノのトラックと考えられ、ポール自らが奏でるシンプルながらも独特の甘さを漂わせるピアノのフレーズは、ボーカル・ラインに対して多重旋律的な響きを聴かせながら、2コーラス目以降に加わるジョンとジョージのハーモニーに対し、その誘い水として機能している。

"Nowhere Man"
 ジョンの作品。主題部分はジョンの多重録音による三重唱で歌われるが、ミドル・パートではジョンがダブルトラックへ移行してメロディ・ラインを歌い、ポールとジョージがこれにハーモニーを重ねる。また、主題部分の中でもコーダで登場する最高音のコーラス・パートはポールが担当しているが、ハイトーンによるボーカルの美しさではポールに一歩を譲るとジョンが考えたためかもしれない。
 なお、この曲の中で驚くべき動きを見せるのはポールが弾くベース・ラインである。ボーカル・パートよりもアップテンポでリズムを刻むベース・プレイそのものがかなり珍しいと言えるが、その音数の多さを巧みに利用してコード・チェンジを先取りするかのようにメロディを牽引するベース・ラインの面 白さは、他の曲では容易に味わうことができない。

"Think For Yourself"
 ジョージの作品で、ジョ-ジ本人によるダブルトラック・ボーカルにジョンとポールがコーラスを加える。何と言ってもこの曲におけるイメージの決定要因は、ポールがオーバー・ダビングによって演奏する2本のベース・ギターであろう。2本のうちの1本はディストーションをかけたファズ・ベースだが、オクターブを違えてほぼ同じリフを繰り返しながら曲の全体像を造り上げていく2本のベース・ラインは、この曲の生命線と言ってよいほどの強烈な存在感を感じさせる。加えて、主題部分とミドル・パートで異なるリズムを刻むマラカスとタンバリンが、隠し味的な使われ方によってこの曲の魅力を陰ながら支えている。

"The Word"
 ジョンとポールが共作したと言われる作品で、二人が主題部分のリード・ボーカルを担当し、ジョージがコーラスで参加している。  主題部分は、スカ風の裏打ち的なリズム・ギターとこれに合わせてユニークな動きを見せるピアノ(演奏者はポール)、さらにはマラカスをも加えたリズム・パートによってかなりロック離れしたナンバーとの印象を与える。しかしながら、ミドル・パートへ進むと一転してジョンのシングルトラック・ボーカルがシャープな切れ味を聴かせるほか、これをサポートするベースとギターのフレーズも典型的なロックンロール調の展開へと変わっていく。
 この対象的な二つのパートが、間奏を一切はさむことなく交互に登場してスピーディに印象を切り替えるところにこの曲の面 白さがあると言えるだろう。また、エンディングでジョ-ジ・マーティン(3) がプレイするハーモニウムのソリッドなサウンドも、この曲のタイトな雰囲気にマッチしていて印象に残る。

"Michelle"
 前作「ヘルプ!」に収録された "Yesterday" とともに、ポールのメロディ・メイカーとしての才能が遺憾なく発揮された美しいバラッド・ナンバー。ポール自らがシングル・トラックによって全曲を歌い通 し、ジョンとジョージの二人がビートルズとしては過去に例がないほどのソフトで優美なコーラスを加えている。
 イントロのアコースティック・ギターによるアルペジオ (音階にそって一音づつ下降していくラインと、同じ音に留まり続けるパートが1拍おきに交互に繰り返されるという驚くべき展開を見せる。いわゆるクリシェ・ラインの一類型だが、初めて用いた作曲技法にしては出来過ぎの感さえある) と、これに歩調を合わせて下降するベース・ラインがこの曲のイメージを主導する。このアイディアは、ミドル・パートの最終部分で繰り返し使用されながら、コーダにおいて再び登場することによって曲の印象を完結させている。

"What Goes On"
 ジョン、ポール、リンゴの三者による共作として、リンゴの名前が初めてアルバムにクレジットされた作品だが、実際には曲の大半をジョンが作曲したと言われる。リンゴがシングル・トラックでリード・ボーカルを取り、ジョンとポールがコーラスでこれをバックアップしている。
 リンゴの好みらしくカントリー調の明るいナンバーだが、メインのボーカル・パートを主役として強調したかったためか、アレンジやレコーディング・テクニックには特に目新しいものが見当たらない。唯一の特徴と言えるものはジョンの弾くリズム・ギターだが、引っ掛かるような独特の短いフレーズをまき散らしながら、ジョ-ジが担当するリード・ギターのパートにまで強引に割って入っていく様子が面 白い。

"Girl"
 「ビートルズ・フォー・セール」の頃から芽生えたジョンの枯れた味わいを漂わすボーカル・スタイルは、この曲に至ってようやく完成されたと言ってよいであろう。逆説的な言い方だが、ハードなロックンロールをシャウトし続けてきたジョン・レノンであるがゆえに、その対極にある枯淡とも表現し得る独自の境地を切り開けたのかもしれない。
 すでに多くの識者が指摘していることだが、3コーラス目の歌詞はとりわけ意味が深い。この曲について単なるラブ・ソング程度の認識しかなかった筆者は、初めてこの曲をカラオケで歌った時に、目の前を流れる英詞の意味の奥深さに仰天し、歌い終えた後でしばらく唖然としていたことを思い出す。 音楽的には、主旋律の美しさもさることながら、問題の3コーラス目に至って初めて登場する対旋律の魅力を指摘しておきたい。この部分でボーカル・ラインに対して対位 法的に用いられるアコースティック・ギターのフレーズは、ミドル・パートにおける主旋律のコード展開に呼応する形で現れ、エンディングに再び登場することで曲全体を物悲しくもエレガントに締めくくっている。

"I'm Looking Through You"
 別居中のガールフレンド、ジェーン・アッシャー(21) に対する個人的なメッセージとして書かれたポールの作品。ポールのダブルトラック・ボーカルに、ジョンがバックコーラスで短いハーモニーを加える。イントロから鳴り続けるギターや手で膝をたたく音によるリズム・トラックからもアコースティックな印象が強いナンバーだが、主題部分の締めくくりで毎回ハードに打ち鳴らされるタンバリンとリンゴによる荒っぽいオルガン・プレイがアクセントとなって、ポールがリトル・リチャードばりにシャウトするロックンロール調のエンディングを無理なく演出している。

"In My Life"
 抒情的な歌詞と美しい旋律によって知られるジョン・レノンの生涯を通 しての代表作の一つ(なお、この曲の作曲者についてはジョン、ポール、ジョンとポールの共作など諸説がある)。ジョンのダブルトラック・ボーカルに、ポールが表情豊かなバック・コーラスでハーモニーを加えていく。
 曲のイメージは、イントロのギター・リフとこれを受けてスタートするリンゴ独特のタメを効かせたドラムスのトラックによって主導される。一瞬で聴き手の耳を捉える美しいギター・リフはさすがと言うほかないが、加えて、ギターの旋律にハーモニーを重ねるベース・ラインが隠し味的に使われるなど細部までの工夫が行き届いている点も見逃すことはできない。ギター・リフに導かれるリンゴのドラムスは、他のロック・バンドではほとんど聴くことのできない彼特有のユニークなものだが、ギター・リフと特徴あるドラム・プレイの組み合わせとしては「ヘルプ!」に収録された "Ticket To Ride" 以来の出来映えと言ってよいであろう。
 リンゴのドラムスは、独特のタメを響かせるのみならず曲の展開に応じて実に多様な表情を見せ、一人称で独白的に綴られるこの歌の世界の構築に一役を買っている。「エリザベス朝のピアノを弾いてほしい」とのジョンのリクエストに応えてジョージ・マーティン(3) が奏でる間奏のピアノも見事だが、この直後にいきなり展開部のパートへ移行しながらも不自然さを全く感じさせない背景には、パートごとに表情を変化させるリンゴのドラム・プレイが大きな役割を果 たしている (リンゴのドラムスが間奏のパートで主題部分と同じ動きを見せることによって、その後の展開部へ無理なく連続している)。

"Wait"
 足りない曲数を補うために、前作「ヘルプ!」のセッションで録音したままお蔵入りしていたナンバーに新たなハーモニーとボーカル・パートを加えてレコーディングし直した作品で、ジョンとポールの共作と言われる。
 主題部分ではジョンのリード・ボーカルにポールがハーモニーを重ね、展開部ではポールがダブル・トラックによってリード・ボーカルを取る。それぞれの曲調やリード・ボーカルを分担する様子から、ジョンが作曲した主題部分にポール作曲の展開部を組み合わせた作品であろうと想像される。主題部分と展開部において、それぞれの主旋律の表情に合わせて全く異なる動きを見せる2本のギターが、この曲の個性をひときわ輝かせている。

"If I Needed Someone"
 前作「ヘルプ!」における "You Like Me Too Much" でソングライターとしての自立の足掛かりを掴んだかに思われたジョージ・ハリスンは、この曲に至って飛躍的な成長の跡を見せる (ジョージ特有の半音階を多用して美しい旋律を紡ぎ出す作曲手法は、この曲でほぼ完成の域に至ったと考えてよいであろう)。ジョージは、自らが奏でる12弦ギターのリフやポールによるやや無機的なベース・ラインの効果 にも助けられ、少なからずサイケデリックな雰囲気を感じさせる個性的なナンバーとしてこの曲を完成させることに成功している。
 この曲のボーカル・パートは、ジョ-ジがダブル・トラックによってリードを取る部分と、ジョンとポールを加えた三人が3部構成によってハーモニーを重ねる部分とに大別 される。三人によるコーラス・パートは、このアルバムの中でも屈指のハーモニーの美しさと表現の多様さを誇示するものであり、ビートルズがボーカル・グループとしての力量 をあらためて見せつけた作品とも言い得るであろう。

"Run For Youe Life"
 ジョン・レノンの軽快なロック・ナンバーによって、アルバム「ラバーソウル」はその幕を降ろす。気持ちよいほどの歯切れ良さを感じさせるジョンのシングルトラック・ボーカルに、ポールとジョージが要所でリズミカルなバック・コーラスを加えている。
 このアルバムでは、しつこいと思うほどにタンバリンを多用してリズム・トラックのサウンドを厚くしているビートルズだが、その特徴はこの曲にも顕著に表れている。タンバリンとリズム・ギターを中核とするこの曲のリズム・セクションは、アップ・テンポながらも重量 感のあるリズムを一貫して刻み続けることで、ボーカルのアクセントを少し変えるだけでレゲエ・ナンバーになってしまいそうなこの曲の独特のリズムのノリを生み出している。




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