遠恋しながら読書の日々。

遠恋しながら読書の日々。

Encounter

caffe
彼のこと。



あんまり書くのも恥ずかしいので(あ~。知り合い見てないといいな~。
これ(笑))。出会いだけ少々。私と彼は同じ大学でした。私は英文学。
あっちは哲学のphdコースだったので接点はなかったけど。

私はその前の年に,違う人に大片思い+玉砕を経験してまして(笑)(でもほんとに好き
だったんだ~)。お互いに意識しつつも(これはホント)かえって距離が縮まらない。
もうこっちを見て欲しくて欲しくて。色々な駆け引きや感情的なやり取りの
後に訪れた玉砕にすっかり疲れ果てて,その後は寂しくて彼氏がほし~。
と切実に思った時期もあったけど、それにもすぐ嫌気がさして。
えいっ。しばらく女は休業。と思ってぱったり落ち着いて,丁度コースが
かなり忙しかった時期にも差し掛かり,ゼミの発表などを通じて交友関係も
今まで以上に広がり,シングルライフにえらいポジティブになっていた頃。
半年もそんな感じでいたかな~。

あれはイースターの頃でした。図書館で課題のしあげをしてた私は、一息入れようと
大学のはずれのカフェまでフラフラ歩いていきました。で、私はこのとき気が付いて
なかったんだけど,彼も同じ時にカフェ目指して図書館から出たところだったんですね。
後に彼がいうには「僕らはずっと一緒に歩いていたんだよ。
君が図書館の内側のドアを僕のために押さえてくれてて
(ヨーロッパではドアを開けた後次の人のために押さえておいてあげるのが礼儀)
次のドアは僕が押さえて。その後も,君の後ろ歩いてたら僕が行こうとする方向に
ことごとく曲がって行くからこの子どこ行くのかな~、と思ってた」。とのこと。
で,カフェにたどり着いて,私はそこで待ってた私の友達に会い,彼は彼の友達に会って
ひとまず飲み物を買おうとカウンターに並んで何気に彼が振り返ったら,
私が後ろに並んでいたと。で,思わず彼が「あれ?気がついてた?僕達図書館から
ここまで一緒に歩いてきたんだよ。」と話し掛けてきたのが最初。
その日はお互いちょこっと立ち話して、後はあんまり気にもならずに各々の
友達の所へ行ったんだけど。その次の日。同じカフェにまた別の用があっていったら
待ち合わせしていたコースメートは来ずに、フラフラと一人で現れた彼。
イースター休みに大学に残っていた学生自体が少ないのもあって,なんとなく
お互いに気が付いて一緒にお茶をしたのが始めてちゃんと話した時デス。

それから二人は同じコースを取っていたことがあったこと。(違う年にだけど。文学と哲学ってよくコースがダブる。)興味のある分野が似ていた。映画の趣味、そしてなにより本の趣味が
お互いにすごくあうものがあったんだよね。(ワタシと本の趣味が合うのって珍しい。)
本ズキというよりも本を読むことが生活の一部となっているワタシにおいてこれは
大きい。結局二人はそのカフェで5時間以上話しつづけました。それがきっかけかな。







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