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(6)19歳の地図。。


十九歳の地図

<十九歳の地図>中上健治作の映画。1979年の作品。
主演;本間優二 共演;蟹江敬三、山谷初男ほか


青春時代に観た映画は かなりその後の生きかたに影響するもんだなあと思ったのは


この映画を観たから・・・かも知れないと思っている。


・・・当時よく行く映画館といっても、名前は覚えていないけど

電車に乗って吉祥寺や新宿まで、よく行ったものでやんす。

 夕刊配達が終わり、夕食を食べて明日の分の折込チラシをセットすると

あとはフリーの時間だけど、休刊日の前日などは心ウキウキで

オールナイトの成人映画や 5本立てシリーズ物をチェックしては

つるんで行きやした。


物語の中味は、あっしらと同じ新聞配達をする学生や流れ者の生活をモデルにして

主人公の十九歳の学生が、都会の街中で出会う人々とのかかわりで

失望をくり返し、今風で言えば「うざい」客のマップを作っていきます。

毎日が同じ苦しみの連続であることや 

やっとうっすらと見えたひとすじの友情も、マリアという女性の生きかたに

吐き気をもよおすほどの怒りに変わり、だんだんに絶望していきます。

ある日、集金先で犬に吠えられ、なんとかやり過ごした<まさる>は、

それをきっかけに これまでの怒りを「うざい」客達に向けるようになります。

次の日、後ろ足を縛られた犬が 木の枝に吊るされています。

だんだんとエスカレートして行く<まさる>は次々と客に脅迫電話をかけるようになり、

毎日その「結果」を地図に書き込みながら、独りほくそえむ姿。

ついには町のガスタンク爆破予告までするようになる。


あらすじは、こんなもんですが、

正直、こんな映画観なけりゃよかった。

今でも真面目にそう思いやす。

つるんで観に行った帰りの電車で、みんなうなだれやした。

・・・あまりにも酷似した生活環境と、年齢がまさに十九歳の時だったから、

自分たちに重ねてしまわない訳には行かなかったでやんす。


ストーリーは単純だが、これから頑張ろうという時に

この映画はあまりにも 残酷で “救い”が無かったように思う。

作品としては悪くないのだが、正直落ち込んだです。

あっしが「新聞少年時代」を話す時、必ずアタマの隅っこに

この映画の残像が浮き出して来やす。


内田吐夢監督・萬谷錦之助主演の『宮本武蔵』五部作を

一気に観たのもこのコロでやんす。

(2003・11・14)

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