★おまつりにっし!・・・おむすびころりん♪人生ころりん( ̄∇ ̄;)

(15)夜逃げ5



あの映画をビデオで早送りすることなく観ることで

作者の意図を出来るだけ同じ時間の流れの中で

何かを感じられると思ったからです。



・・・ありましたねえ。。やはり山田太一監督ってのはスゴイ人だと思いやした。

また、車寅次郎の人柄を渥美清が演じてこそベストな映画になったのだと感じます。



なぜ、主人公が『フーテン』の寅なのか。。よくわかりやす。。

ひょっとしたら、監督本人も気づいていないかも知れない位に

絶妙なシチュエーションなのです。。



あっしの役どころは、いつも寅さんとカブっていやす。。

ちょっとカッコ悪くて、カッコいい。。そんな生き方が好きでやんす。




::::::【三ツ目が行くでやんす!】大地篇(15)・・・夜逃げ(5)::::::


さて翌日、リース車に乗って会社に戻ったあっしは、とりあえず店長の富さんにすべてを報告しやした。

今とは違い、当時は当然のことながら携帯なんてぇ物はありやせん。

すぐに連絡すぐ行動という事ができる現在より

比較的時間の流れは遅いかも知れやせんが・・・。



 『すぐに中古車部に連絡して査定してもらえ!』

 『これを買ってくれる人を探せ!』

・・・ぽんぽんっと立て続けに指示を出して、

富さんはすぐに本社のある金沢へ走りやした。



★富さんの考えている事は、あっしと全く同じものでした。



・・・これまでの場合、お客さんの下取り査定額が合わないと、

いわゆる『個人売買』で現金購入してくれる人を探して

セールスマンが下取り予定車を新車購入とは別枠で

お客さんに売ってもらう仲買人としてお手伝いして

自社の査定では出せない金額をなんとかクリアした事が

何度かありやした。。



★しかし、今回はあくまでもリース車両であり、

 所有権はリース会社でやんす。

 勝手に売買が出来るはずも無く、

 また、売り先を見つけたとしても、

 リース車というのは、毎年の自動車税も車検費用も、

 車検費用のうちの重量税なども

 5年分積算して、60ヵ月で割り算していやす。




「…高い(¥_¥;)」



 必然的に、リース車両のデメリットがここに浮き彫りになる訳でやんす。

★リース契約のメリットは、ご存知の方もいらっしゃるかと思いやすが、

 会社の経理上、損金として計上できるので、

 その分、税金面で控除されるし、管理もラクだから

 トータルでは安上がりになるのですが、

 こういう、会社の非常時には、リスクの高い契約になってしまうのです。

 すなわち、残りの契約期間の支払い分を

 一括精算すると、とんでもない金額になりやす。

 その中の金利については通常免除してもらえる場合がありやすが。。。




あっし、あらかじめそういうことは予想が付いていやした。

しかし、これまでリース車の販売は初めての経験でしたから

とりあえず普通の中古車としての売り先を考える事が先決でした。



そのために一度、自社の中古車部で、いくらぐらいで買ってもらえるか

打診しなければなりやせんでした。

そうしなければ、自社の利益も含めての計算で

お客さんが残りいくら払わねばならないのか、

まったく見えないし、ここで他の方法を取る事は

あっし自身の、進退に関わる(つまりクビになるかも知れない)、

リスクを伴う作業だったわけです。



この時点で新車販売部のトップには、まだ内密に事が運ばれていやした。

そうでやんす。。。

この時、店長の富さんも自分にとって、リスクの大きい作業の指示を

あっしにしていた訳でやんす(笑)



富さんも、スリルの好きなお方だなあ。。と、この時あっしは

ひたすら手を合わせて感謝したものでやんすが、

あっしらも、何故だか『夜逃げ』の気分を味わっているようだったのは

・・・気のせいでしょうか(爆!!



悪い事は、いささかもやっていやせんよ♪(●^o^●)

あのヒューザーとか、なんとか建設とか。。

いろいろ世間を騒がした連中の無責任さには呆れやすが、

逆にここであっしらは会社の腐りきった部分を

垣間見る事になるのです。。。



つづく。。。


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