*壱原 侑子 の tea time*

*壱原 侑子 の tea time*

*月影*

*月影*

月が。


庭の花に影を作るくらい

明るい夜は

とにかく見上げて見る。

空を。


藍色に染められた空には

散りばめられた幾千の

星が。


見上げたまま立ちすくむ

己の無力さに呆然とする

私を。


隣を吹き抜け

少し冷たく頬をなでる

夜風が。


庭に咲く

月明かりに照らされ

青白く浮かぶ深紅の

薔薇は。


私の隣からすり抜けた

夜風に吹かれ

甘い香りを漂わせる

月へ。




*まったくもって文脈のつながり方がなってないですねー《笑。
でも、本当に月だけで影が出来る夜なんていうのもあるんだなと思って書いて見ました。
最近、街の明かりが強すぎて分かりませんけど、ふと気づいたら街の光じゃなくて月の光だった…みたいな《笑。(どんな田舎かょ。)*


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