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歴史もの

歴史もの

『太陽王の使者』 ジャン=クリストフ・リュファン

太陽王の使者
17世紀の末、太陽王ルイ14世の密使としてアビシニアに派遣されることになったカイロ在住の薬剤師・・。いや弱いです、こういうの。このプロットだけでいけてます。で、完全な創作かと思っていたら、なんと史実に基づいているとの事。ちょっと驚き。
また作者は「国境なき医師団」等でも活躍しているお医者さん、しかも処女作と知ってますます驚き。このストーリーテリングの巧みさは素晴らしいの一言です。

五輪の薔薇 チャールズ・パリサー

五輪の薔薇(1) 五輪の薔薇(2) 五輪の薔薇(3) 五輪の薔薇(4) 五輪の薔薇(5)
久しぶりに読んだまともな小説であった。
ただ夢中になりすぎてここ2、3日寝るのが 朝4時5時くらいで、夫は内心あきれている であろうなあ。
もともとディケンズが好きなので、とても面白く 読めたのだが、登場人物の不幸さにはめまいが・・・。 でもとてもよく練られているストーリーで 楽しめました。
ハードカバーじゃなくて最近文庫化された方を 読んだので、登場人物表や家系図が、まだ読んでない ところのネタばれになっちゃってるあたり、 出版社の(編集の?)配慮が欠けてるところが 残念でした。
書店の平積みをみて、買おうか迷ってる方、 お値段分は楽しめると思いますからぜひ買いましょう!
ただし読むときは、できるだけ登場人物表と 家系図は見ないように気をつけたほうが いいです。すこし楽しみがそがれてしまいますよ。

『人間喜劇』セレクション バルザック

バルザック「人間喜劇」セレクション(第1巻)『ペール・ゴリオ』
1999年はバルザック生誕200年という事で、藤原書店から『人間喜劇』のセレクション版が出版される運びとなったのでした。
バルザックというと子供の頃の認識としては『従兄ポンス』という珍妙な(?) 作品名ぐらいですね。学生になって『ポンス』を含む『人間喜劇』という広大な世界(なんでも登場人物2000人だとか)を知り、いつか読破してみたいものだと思いつつ、各種出版事情(要は絶版)によりその欲求だけがどこかに保管されていたのでした。
それがある日、日経に『人間喜劇』セレクションの広告が載っているじゃありませんか! 早速五反田、大井町、横浜、中野周辺(私の行動圏)の本屋をあたってみるも、どこにも置いてやしない。・・そりゃそうか。先週の土曜、久しぶりに三省堂本店に出向きようやくgetしたのでした。ついでに色々買いこんでしまったのですが、これはまた別稿にて。
第1回配本は、『人間喜劇』のベースとなる話だという『ペール・ゴリオ』 (ゴリオ爺さん)。訳者の鹿島氏は「冒頭のえんえん続く描写部分で飽きないように。その先から面白くなるんだから」とのたまっておりましたが、最初からはまりましたよ。印象的な人物(他の作品ではこいつらの後日談や前史が語られたりする)をこれでもかと配置しつつ、圧倒的なつかみで物語は進んでいきます。
若干苦言を申すならば、解説などであらすじをばらさないでほしいですね。あまりの面白さに全巻購入決定! てな話をカミさんにしたら「最初から全部買うつもりのくせに、何言ってんの」よくわかってらっしゃること(^_^)
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その後結局、予算の都合で2冊しか買いませんでした。 全作品はこちらから

ロンドン エドワード・ラザファード

ロンドン(上) ロンドン(下)
10組の家系の流れを縦軸に、ロンドンという都市の移り変わりを横軸に展開していく壮大な物語。
確かに高い(上下巻で1万円!)ですが、それだけの読み応えのある本です。
個人的には、各章を1冊単位にした超長編シリーズにしてほしかったかな。


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