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いつか見た青い空
時が告げる十字架 動物達の足音
直樹の部屋には神棚が祭ってある。沖津家守護神の金山彦之命様の神棚と
その横には直樹の手彫りの不動明王様が祭ってある。この不動明王像は
直樹が中学生の頃、急激に霊能力が成長し始めた時に彫り上げた像である。
この頃の直樹は、心霊の世界に興味を強く持ち始めた頃で、色々な心霊に
関する本を読んだ。その本の付録に般若心経の特集があった。
直樹は、般若心経を7回、読んだだけで憶える事ができた。憶えたというより、
思い出した、に近い感覚だった。
沖津家の本家には直樹の部屋の神棚なんて問題にならない立派な神棚がある。
直樹の祖父、沖津幸吉は岐阜県不破郡垂井町にある南宮大社の権禰宜の位を
与えられている。出羽三山で修業をし、直樹なんて比較にならない霊能力の
持ち主である。
こんな話がある。幸吉が本家の近くにあるお稲荷様の祠を関係者とお参りに
行った時、幸吉が関係者にこう話しかけた。
「社を開けてくれないか。」
その関係者は、幸吉に言われた通りに祠の扉を開けた。
「祠の中に何か見えるか?」
幸吉の問いかけに関係者は首を横に振った。反対に関係者が幸吉に
何か、見えるのですか?と問い掛けた。すると、幸吉が祠の中に手を入れた。
「おまえさんには見えなかったのかい?」
こう言いながら手を祠の中から戻すと、その手は狐の首を掴んでいたのだ。
その関係者は、その場で腰を抜かして後ろに倒れこんでしまった。
「幸吉さん、あんたは修行をして、凄い力があって、神様が守ってくれているから、何ともないだろうけど、私には恐れ多い事、すぐに狐様を社に戻してくれ」
数多い真実のひとつである。
地元では直樹の祖父、沖津幸吉の事を知らない人はいない。幸吉が国道沿いで
小さな店をやっていた。トラックも止める事ができる駐車場があった。
夏にはスイカや、冷たい飲み物、冬には暖かい飲み物やみかんが置いてあった。
少し休憩するには最適だった。幸吉の噂を聞いて、ある老夫婦が娘と孫を
連れて幸吉の店に来た。娘が原因不明の病気で左腕が動かないらしい。
色々と病院や、祈祷師、霊能者を訪れたらしいのだが、その左手が動く事は
なかった。藁にも縋る思いで幸吉の店に来たのだという。
幸吉は自分の左手を依頼者の娘の肩の上、10センチ位のところで固定した。
何か、呪文のようなものを唱えはじめた。数分後、幸吉は御払いが終わったと
老夫婦に告げた。少し不機嫌な顔で老夫婦は幸吉に話しかけた。
「幸吉さん、あなたは凄い神通力の持ち主だと聞いて、ここまで来ましたが、正直、がっかりしました。突然、連絡もなくお伺いしたのは無礼だと思います。ですが、せめて、簡単な儀式をしてもいいはずです。おこころざしもちゃんと置いていきます。娘をしっかり、見てもらえませんか。」
幸吉は、この様に訴えてきた老夫婦にこう言った。
「おまえさん達の娘をよく見てみろ」
老夫婦はゆっくり振り向いて娘を見た。すると、今まで20年以上、
動かなかった左腕で子供をしっかり抱いていた。この光景を見た老夫婦は、
幸吉に平謝りを繰り返し、帰っていった。
ある夜、直樹の夢に祖父の家が出てきた。幸吉とおばの清子が居間で休んで
いる。すると、突然、居間にある色々な物が空中に浮かび上がり飛びはじめた。
ポルタ-ガイスト現象が起きた。それを鎮める為に幸吉が呪文を唱えはじめた。
その幸吉と夢の中で目が合った。直樹はその時、目が醒めた。すると、
内臓を思いっきり掴まれたような激痛に襲われた。明らかに鬼とも思える
ような強力な悪霊の霊気を感じていた直樹は一気に直樹の気を強めて
弾き飛ばすしかなかった。浄化はできない霊体だった。
「ナウマクサンマンダバザラダンカン。」
直樹は不動明王火炎呪を何度も唱えた。直樹は不動明王大火炎を念じる事により、
一切不浄を焼き尽くす不動明王大火炎の力を発揮する事ができる。すなわち、
強力な霊と戦う事ができるのだ。除霊が必要な時にも火炎呪を唱える。
内臓の痛みが治まると共に強い霊気も消えていった。
その日の朝、幸吉の家から直樹の実家に、幸吉が体調を崩したので入院している
兄のお見舞いに行けなくなった、とおばの清子から連絡があったらしい。
おそらく、幸吉の霊能力を持ってしても、弾き飛ばす事が精一杯だったの
だろう。直樹が見た夢は間違いなく直樹にも攻撃がある事を予知した
直樹の守護霊、藤原新五郎公清が見せた霊夢のはずである。先に直樹に
襲いかかっていたら、死んでいたかもしれない。幸吉と戦い、霊の力がある程度、
弱まっていたから直樹の力でも抵抗できたのだろう。
直樹は、何かを祈願する時は金山彦之命様の神棚に祈願し、供養、除霊、浄霊は
不動明王様に祈願する事にしている。
今朝、先に直樹が起きていた。横には美帆が静かな寝息を立てている。
美帆の寝顔をしばらく見ていた。
ベットから立ち上がった直樹は着替えて静かに部屋を出た。美帆を起こさない
様に静かに玄関を閉めた。直樹のアパートの近くにコンビニがある。
そのコンビニに朝食を買いに出かけた。
直樹は美帆が何を食べるかは判っている。
買い物を済まして部屋に帰ると、美帆がテレビを見ていた。
直樹が買って来た朝食を食べていると、美帆が赤羽根町の祖母の家の話を始めた。
「ねえ、直樹、昨日、洋子からメールが来てたよ。おばさん、かなり手首が動くようになったらしいよ。光ちゃんにも何も起きなくなったってさ。あいかわらず霊は見えているみたいだけど。それでね、おばさんが、刀の入っていた箱を開けたら中に何もなかったらしいのね。その箱の処分はどうしたらいいか、教えてほしいみたいよ。」
「その箱は庭で燃やしてもいいよ。」
「わかった。後からメールしておくね。直樹が持っていった封じる為の石、使わなかったね。今はどこにあるの」
「神棚の横に置いてあるよ。いずれ、南宮大社に返しに行くつもりさ。その時は美帆も行こう。そんなに遠くないけど、また一泊旅行にしようよ。」
「やったね。また旅行ができるんだ。直樹の全額負担だよね」
「・・・また、全額、俺が払うの!ちょこっとだけ出してくれないかな~」
「わかった。100円、私が払うよ。さすが~太っ腹の美帆姫ね」
「日帰りで行こうか。近いし・・・」
美帆が静かに直樹のほっぺたを摘み上げている。
「わかりました。俺が全額、払うから手を放してくれ!」
「本当、直樹、だ~いすき、キスしてあげる」
美帆が直樹に抱きついている。
「そうだ。そういえば、お兄ちゃんが直樹に相談したい事があるって。なんでも、先輩が霊感が強いらしくて、神様の声が聞こえるらしいよ。半紙に蛇と書いてあるお札をくれたらしいんだけど、どうも体調がすぐれないらしいの。今度、会ってよ。」
「いいよ。お兄さんとは気が合うし、早速、今から会いに行こうか。」
美帆が兄に連絡を取り、美帆の実家に二人で向かう事になった。
この時、直樹は新興宗教の神と名のる存在と戦う事になるとは思っていなかった。
お札の処理さえすればいいと思っていた。
実家に向かう前に兄の霊視をするべきだったのである。
直樹の部屋を出る時、神棚の鈴が鳴った。直樹は風で動いたと思った。
直樹に死の影が忍び寄っていた。
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