桜の園

桜の園

『キャスト・アウェイ』


13』、『ユー・ガット・メール』、『グリーンマイル』など何本かみている。
この映画も、役作りのために体重を20kg位増やしてまた痩せるという信じられないような事をして話題となり、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。

 チャック・ノートランドは運送業をしているが、恋人のケリーと
会った後、ケリーの写真をいれた懐中時計をプレゼントにもらう。
又すぐ会う事を約束して飛行機に乗るが、原因不明の事故で彼ひとりが漂流の末 無人島にたどり着く。  

 一人だけの生活が始まる。固いココナッツは石で割るのではなく、穴をあけて葉にたまった雨水を飲むときに使うことや、ゴムボートでは波を乗りきれない事を身をもって知った彼は、大雨の日に潜った洞窟に住み、プレゼントにもらった時計と流れついた荷物の中にあったバレーボールに血で顔を描き心の支えとしながら生活
する。何年か経ち、浜辺の漂流物が筏の帆になると直感した彼は、一度失敗した脱出を再び考えチャンスを待つ。飛行機が墜落した場所や無人島の位置を割り出し、丁度良い時期がくるまでにと必死でいかだに使う丸太とロープの準備をする。
 5年間暮らした島からの脱出は成功したが、嵐にあって遭難寸前
・・・救出されたチャックを待っていたのは・・・
 恋人ケリーの結婚という現実だった。二人はまだ愛し合っているのを感じながら別れる。                      





   『トラフィック』



 ドラッグを扱った映画なので日本でも今は無視できないテーマだ。芸能人の大麻汚染だけではなくこの映画の様に未成年にまで広まっているとか・・・
 父親(カーク・ダグラス)の麻薬を捜査,撲滅する側と初めは
面白半分だが次第に快楽を求めるため麻薬にはまってゆく成績優秀
な娘・・・父がそのことを知った時、忙しかった仕事の世界から
家庭に戻って娘を救う為に奔走する。そして出世を捨てて娘を立ち直らせるセラピーに妻と参加する。
 麻薬の運搬,販売で巨万の冨を得た夫が逮捕され、幸福の絶頂からあっという間にどん底を見る身重の妻(セタ・ジョーンズ)・・冨も失い、友達と思っていた周りの人間まで去って苦悩する。
 警察側も密告から運び屋を捕らえボスを聞くが容易にはわからず、拷問でも口を割らなかった者に《ワイン》で聞き出す・・・
彼は仲間から銃で撃たれて死ぬ。最後まで裏切らなかった者は
少年達の為の野球場に夜間照明を要求し、実際に約束は果たされた。
 それぞれの立場から麻薬を描いた社会派の辛口映画といった
ところか。









































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