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December 9, 2004

癒され日記～謙虚～

(12)

テーマ：癒される生き方、考え方(433)

カテゴリ：カテゴリ未分類

エゴが謙虚になると、癒される感覚があります。

頭で考え続けるおしゃべりは、

時々、心と体をとても疲れさせます。

この頭のおしゃべりが、静まっている時、努力していない時、

癒されていると感じます。

謙虚という感覚ですが、卑屈になる事ではありません。

自我を押さえ込むことでもありません。

解き放つ感覚です。

自我のコントロールを手放す。

言葉にすると、ほんと、簡単なのですが、

それが難しいのは、どうしてでしょうか？

自我は、小さな自分を守ろうとしているのだと思います。

自分を守る為に周囲に壁を作って、

この壁が自分だと思っている。

なんとか、自分の思い通りにコントロールしようとする。

その壁が、自分を守る為に有効だと思っています。

そのコントロールを手放すと、自分がダメになってしまう。

そんな感覚があります。

私の場合は、少しずつそれを手放していく事が、癒しに繋がっていると思います。

頭で考えるとそうなのですが、

一番大きいのは、自分を無くしてしまう恐怖でしょう。

過去にこだわらなくなって、未来の恐れも無くなって、

ただあるがままに、今を生きている感じは、

自由と安らぎを感じます。

分かっていても、日々、当り前のように、

私の現世の過去だけでなく、過去世まで関連があるのでしょう。

それは自分を守らなければならない、

手放すと自分が無くなっていく感じがあるからです。

自我は、もともと一つしかないものを、

分割して考え、周囲と分離した自分が自分だと思っているからです。

この恐怖心を手放した時、自然に起こるのが、癒しです。

自我が謙虚になると、大きな自分が姿を現します。

むしろ楽になっていくのですが、

楽になることに、恐怖があるのです。

面白いですね。

ある程度まで、コントロールを手放すと、

小さな自分に変わって、

大きな自分が行動する、そんな感覚になります。

そういう感覚に頻繁に出会うようになります。

毎日手放して、手放して、手放して、

繰り返していると、現れるのは、大きな自分です。

やはり、神に委ねるというのは、大きな自分自身に委ねているのだと思います。

自我を否定して悟りを開くのは、大変な困難をともなう苦行になります。

私のような普通の人でも出来る悟り方は、

あるがまま今ここに生きることでしょう。

そのままの、あるがままの私でいい。

この感覚が、健全な謙虚さに繋がるのではないかと思います。

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