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4月30日(火)エストニア・フェスティバル管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)・ペルト:ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 (五嶋みどり)、トゥール:テンペストの呪文(日本初演)、シベリウス:交響曲第2番シベリウスの2番は絶品!超名演でした!!エストニア作曲家の作品2曲とシベリウスの王道2曲という興味深いプログラムでした。トゥールの作品は短いながらインパクトがある曲でしたし、ペルトの作品は弦楽と鐘の美しい響きの中に、喧噪とも受取れる荒々しさが複雑に調和する印象深い曲でした。シベコンは五嶋みどりの十八番であり、悪いはずはありません。音色的には決して艶やかなタイプではないものの、緊張感が高く、堂々と引き切った立派な演奏でありました。しかしながら「聴き入ってしまう」までは届かず、やや芯の弱さと言うか単調さと言うか・・・を感じてしまうのは私だけなのでしょうか。シベリウスの2番は、全体を通して情感あふれる「パーヴォの歌」が満喫できる素晴らしいものでした。どちらかと言うと暖色系で賛否が分かれるところではありますが、オケのバランス良好なハイレヴェルさも手伝って、平成最後の日に「至福のひと時」を過ごすことが出来たのです。
2019年04月30日
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4月27日(土)に読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・プロコフィエフ:古典交響曲、カサド:チェロ協奏曲(上野通明)、ムソルグスキー(ラヴェル編曲):展覧会の絵上野通明恐るべし!まだ23歳とは思えない大物感あるチェリストでした。音は力強く優美でテクニックも申し分ありません。まだあどけなさがあり舞台慣れもしていない感じで、カーテンコールでは間が持たないようなたどたどしささえ感じさせるのに、チェロを弾き始めると別人のように堂々としていて楽器と同化します。アンコールのカサドの無伴奏も含めて何とも聴きごたえがありました。マイスターはすっきりしていてシャープで、軽快な古典交響曲から読売日響との相性の良さを感じさせました。何と言っても印象深かったのは「展覧会の絵」です。ラヴェル編と言えば煌びやかな印象がありますが、マイスターの解釈はそれとは一線を画すものでアンサンブルを重視して細部まできっちりと構成されていました。ここまでパーカッションが鳴らないのは聴いたことが無く、物足りなさを感じた人が随分いたのではないかと思うのですが、ドイツ音楽的とも言える荘厳さや高みを感じさせるもので、終わってみると非常に充実感のある演奏でした。既に実力がある将来有望な若手指揮者とソリストが聴けて、何とも満足度の高いコンサートでした。
2019年04月27日
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4月20日(土)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行って来ました(サントリーホール)。・武満徹:弦楽のためのレクイエム、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(リル)、シベリウス:交響曲第2番今日はやや辛かったです。弦楽のためのレクイエムから音楽が入ってこなかったのです。体調が今一つだったこともあり、聴き手側の問題だったとは思うのですが・・・。リルのベートーヴェンは軽やかで弾むようなタッチが特徴的で、テンポはゆっくり目で時には大胆に動かし、終始堂々とした弾き振りでした。全体的に抑制的で「渋め」の演奏でした。しかしながら「渋さ」には音色や表現に「深み」があってこそ「渋い」演奏になるのだと思うのですが、それはあまり感じられず、ペダルの多用も気になったのですが、美しさや味わいにはやや物足りなさを残しました。後半のシベリウスは一言で表現すれば「綺麗な演奏」でしたが、内面に迫ってくるものは正直それほどありませんでした。ヨーロッパ公演及び昨夜のコンサートの疲れもあるのだと思いますが、オケの状態も木管を中心に万全では無かったようです。インキネンは9月からのシーズンでベートーヴェンを中心としたプログラムを組んでいるようですが、残念ながら今日の内容はそこに足を強く向けさせるものではありませんでした。
2019年04月20日
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4月11日(木)新日本フィルのコンサートに行って来ました(サントリーホール)。・メンデルスゾーン:交響曲第3番『スコットランド』、ドヴォルザーク:交響曲第8番『スコットランド』感動しました!楽章の間を取らず全体を通して演奏されたのですが、スケールが大きく雄大な『スコットランド』でした。何と言ってもテンポが素晴らしいのです。心に沁みました。新日本フィルも良かったですよ。日本のオケを聴くのは久々でしたが、細かいところは置いておいてレヴェルの高さに正直驚かされました。レオポルド・ハーガーと言えばザルツブルク・モーツァルテウムのマチネーコンサート位しか思い浮かばず、小編成オケのモーツァルトとのイメージしかなかったのですが、83歳とは思えないはつらつとした指揮ぶりでした。さて、後半のドヴォ8です。そもそもハーガー→ドヴォルザークは更に輪をかけてイメージが湧かなかったのですが、これは確かに今まで認識していたドヴォ8とは違ったものでした。「飄々、淡々、さっぱり」でボヘミア感は無し。オケの綻びがやや目立ったこともあいまって、さすがに物足りなさが残りました。しかしながら『スコットランド』がそれを補って余りある素晴らしさだったので、満足して会場を後にしました。
2019年04月11日
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