宮崎のフォークデュオ“Japon'sBoy”

2、給食当番

　ひどくはずかしがりやの僕は　君と話すなんてできっこないさ

　頭の中は君でいっぱいなのに　遠くから想うだけで精一杯だよ

　君とはこんなにも遠いのに　出席番号だけが近くて

　唯一君と会うことのできる時間　一ヶ月に一度の給食当番　　

　給食当番の一週間は　君と会える特別な時間

　また今月もその週がまわってきた　君と話すことはできるかなぁ

　おかずをつぐ君　運ぶ僕　ただそれだけの作業なんだけど

　僕の心はもうドキドキさ　君はそんなこと知るはずないヨネ

　こんなんじゃあいけないと思い　勇気を出して君に話しかけた

　大きな大きな第一歩　君は笑顔で言葉を返してくれた

　給食当番の一週間は　君と話せる短い時間

　また今月もその週が終わった　早く来月がこないかなぁ

　少しだけ仲良くなってから　給食当番は一大イベント

　どんな祝い事や祭りでも　この一週間にかなうものはない

　だんだん君と話してくうちに　君との距離も近くなってきた

　君がイジワルをして僕がやり返す　甘酸っぱい香りが頭をよぎる

　あぁ愛しい君よ　あれからいくつもの日々が過ぎ

　最近全然会わなくなったけど　君の記憶に僕はいるのかなぁ

　給食当番の一週間は　君と会える特別な時間

　また今月もその週がまわってきた　君と話すことはできるかなぁ

　　≪解説≫
　鍵盤ハーモニカから始まるこの曲は、お恥ずかしい話ではありますが俺の実体験から生まれたノンフィクションの唄です(笑)。このサイトには地元の友達もくるのでいつの話とは言えませんが、遠い遠いかの昔、まだ俺が身体も心も幼かった頃に生まれて初めて恋心を抱いたのが、この曲で歌っている彼女に対してのものでした。俺はもの心がついた頃から女子と話したりするのが苦手で、自分から女子に話しかけるなんて絶対無理なタイプでした。でもある年、ずっと気になっていた人と同じクラスになって、これはがんばらんといかん！、と子供心ながら一大決心をして学校生活を送り始めたのです。その後の展開はこの歌詞のとおり。まぁ、いろいろと付け加えたい話はたくさんあるのですが、それを書き始めるとなかなか尽きそうにないのでこの辺にしときます。気になる人はカンヒロまで～♪
　この曲は自分で言うのもなんですが、あまりにもかわいらしいというか、なんか子供っぽい感じがして、普段の俺を知っている人にはちょっと俺の印象を著しく変えてしまう可能性があると思ったので、収録するかかなり迷ったのですが、ゆうが、入れたい!と一押ししてCDに入れることになりました。ちょっと自分でもこれを聴いた人が率直にどういう感想を持つかというのがとても気になるので、聴いた人は感想を教えてくれたらうれしいです(ダメだしでもいいです)!!
　実はこの曲は俺が初めてきちんと創った唄でもあり、個人的にはけっこう気に入ってます(笑)。　　

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