宮崎のフォークデュオ“Japon'sBoy”

宮崎のフォークデュオ“Japon'sBoy”

故郷



今日も学校終わり いつもの公園に集合
グーとパーでチーム分かれたら プレイボールの合図
振りかぶったピッチャーに カラーバット握り締める
打ちあがったボール遥か彼方 太陽に吸い込まれていった

夏は毎朝早起き ラジオ体操したなら
クワガタ採りにあの山へ 昨日塗った砂糖水
おもいっきり木を蹴飛ばす 虫かごはまた満杯
朝方の山道駆け抜ける 緑が僕らを包んだ

嫌なことばかりのつらい帰り道も 唇噛み締め零れ落ちた涙も
今日の僕を支えていてくれる かけがえのない日々だから

あの山にあの川に 僕の全てがある
過ぎ去りし時の中で変わらずここにあるもの

生い茂る雑草の中の 細い獣道抜けて
誰も知らないあの場所へ 僕らだけの秘密基地
ダンボールでできた屋根 つくはずないブラウン管
それだけで高鳴る胸の鼓動 色付き始める心

夜空に輝く星は 暗闇に凛と咲いて
いつか僕らもあの光ように 輝く人になりたいと
流れる星を見つけて そっと胸に手を当てる
想いのたけよあの星に乗って きっと叶いますように

何気なく過ぎる時間が残していった この手に抱えきれぬほどの思い出たち
この街が僕に与えてくれた 一番の宝物だから

あの空があの海が 僕の全てを知ってる
言葉にはしなくても いつも伝わる想い

変わっていく街の景色 見えなくなった友の姿
時間はいつも何かをさらってくけど 大事なものはいつまでもこの胸に

あの山にあの川に 僕の全てがある
過ぎ去りし時の中で変わらずここにあるもの





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