「青年」さん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、これからは患者の主体性や自己責任と言うのも必要と思います。
それには患者も治療方法や薬に対する知識や情報収集を得る必要があると思います。
この病気はどうしても受け身にならざるを得ないのですが、それでも薬の処方如何で体への影響も変わってきますし、それこそ効き目も人それぞれなので知っておく必要はありますね。
(2009年04月06日 10時52分06秒)

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プロフィール

まつけん7

まつけん7

2009年02月23日
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テーマ: 鬱病(2278)
カテゴリ: 躁鬱病とたたかう
昨夜9時のNHKスペシャルは見応えがあった。

これまでの報道の仕方から数歩も切り込んだ内容だった。

簡単にまとめてみると。。。

==================================================================

・うつ治療の長期化が進み、長期治療している患者が増えている。

・医者が抗うつ薬を過剰に与えている場合もある。

・しかし、病気の程度によって、どれくらい投与すべきかというガイドラインは現在のところない。平成23年頃までに厚生労働省が策定予定。

・よって医者によって、投薬の量は本当にまちまち。

・うつ(気分障害)とそううつ病(双極性2型)の判断ミス、誤診をするケースもある。処方する薬の内容、投薬の量も変わってくる。


・精神科、神経科などは専門技術を持っていなくても、つまり、他の専門医でもカンバンを出せることが出来る。例えば脳外科専門でも開業可能。

・医療ビジネスとして、クリニックを作りやすいこと。
 (極論すれば机と椅子があれば開業可能ということ)

・精神疾患の治療には薬はもちろん欠かせないが、それだけでは無いと言うこと。
例1 認知行動療法などのカウンセリング(イギリス取材)
例2 脳波?の測定機器で脳の動きを見て、病気を判断する研究。
例3 磁気を頭にあてて、脳を刺激する方法(昔の電気療法に近い?)

・しかし日本ではカウンセリングなどは健康保険が適用されないため、薬以外の治療方法を受けるのが金銭的に難しい。(個人的に調べたのでは、1回1時間6000円から1万円くらいが相場)

・日本も精神疾患治療に対して投薬+αの治療方法が出来る仕組みを検討する必要がある。

====================================================================

ざっくりこんな感じ。間違っていたらご指摘下さい。


全体的には良かったと思う。

野村先生が途中、自己矛盾しているギャグを放っていて、
姜尚中氏が苦笑いしていたのが、個人的に受けたが。
(「TVなどにバンバンでている医者を当てにしてはいけない」って、
ちょwww)← ニュアンス的にこんな事を言ってた。



最終的には早めに病院に行くこと。薬を飲めば治る病気だと伝えるのがほとんど。

うつは心の風邪だと言う内容がほとんどだっただけに、

今回、薬の過剰処方、それによる副作用などを伝えたことはすごいと思う。

薬+αの治療の考え方、日本における投薬治療以外の問題点まで切り込んだ点は評価出来る。

まだ見ていない人や、精神疾患を患う人を支えて居る方は是非見てみて考えてみると良いと思う。

個人的にはとても良い番組だったので、きっと再放送してくれると思う。

って言うか期待する。


------- 以下は極めて個人的な書き込み ---------------


自分はそううつ病を患って8年。もちろん本やTVの情報も取り入れたし、家族のサポートもあってここまで生きてこられた。

が、やはりそんな自分でも投薬治療に対する疑問はあった。

後は問診自体のあり方、処方箋(今通院しているクリニックは出ない!)のこと。

色々問題は見えていたが、別のクリニックに転院するのは手間とリスクを伴うので止めているというのが事実だ。

医者との関係を一からやり直す、それが社会復帰の道をよりいっそう遠ざけることになるのではという危惧があるから、

転院したい気持ちはあれど、実行に移せない。

不審を抱きながらも、こちらでそれを割り切って自分で乗り越えて行かなければいけないんだろうと半ば諦めているのが現実だ。

所詮、今の日本の精神医療では、基本的には対症療法しかないのだから。

薬の効き目を見て、薬を増やす、減らす、薬を変えるしかない。

せいぜい抗うつ薬の効果、副作用を見るための血液検査、尿検査くらいか。

それ以外に医者が客観視して判断出来る基準が無いから。

患者の現象を見て、判断するしか方法が無いから。

だからどれだけ辛い、苦しいと言う心の叫びを医者に訴えても、最終的にはその言葉自体は医者の心に届かないとこれまでの通院で気づいた。

医者にとっては、薬が効いているのか効いていないのか。

そして副作用があるか、無いか。判断材料はそれしか無い。

それ以外は、カウンセラーさんとか、他の人に相談してね。

通院して何年か経って、主治医がそういうことを言いたいんだろうなと感じた時に、どうしたら良いか途方に暮れた。

その後自分が取った行動は、この今の状況から抜け出すこと。

自分から薬依存を抜け出し、寛解を通じて、もう医者に世話にならないようにすること。

もう通院しなくていいですよと言われるまでに快復すること。

これが唯一の道だと思った。

医者に依存しない。薬を絶対視しない。

言われるまま飲まない。

もちろんリスクはある。

医者の言うことを聞いて無くて、薬を飲まなくて、
うつが酷くなっても文句は言えない。

すべて自己責任。

でも、他人任せにして生きるのは嫌だ。

俺の人生は俺の物だ。

他人や物質(この場合、抗うつ薬)で生き方を左右されるのはもうまっぴらだ。

精神医療の世界は博打に近い。

治療に正解など無い。

だったら、患者だって博打を打ってもいいと思う。

もちろん自己責任で。

自分の人生は自分で決める。

その大切さを教えてくれたのはうつ病だ。

色々辛い思いをして、周りの人に迷惑や負担をかけ、

人生のかなりの部分を費やしたけれど、

それでも実りのあるものを得られていると思っている。







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最終更新日  2009年02月23日 15時14分45秒
コメント(8) | コメントを書く


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Re:2/21放送分 NHKスペシャル(02/23)  
「青年」  さん
おぉ、昨日のNHKスペシャルは私も見ましたよ。
結構、内容がよかったですよね。
私も一時期、今とは別の病院で、抗鬱薬の過剰投与をされ、朦朧としていたときがあります。
今の病院は患者の主体性を重視してくださるので、薬の過剰投与を断ることができます。
これからは、鬱患者も、薬や認知療法などの知識を持つことが大切でしょうね。
ただ、漫然と受診するのも、ある種、危険だと思うのです。
重症の鬱患者以外は、主体性を持ち、自己責任のもと、薬などの治療法を選ぶべきでしょう。
私の場合は、統合失調症向けの薬で、鬱が劇的に改善されました。
これも、主治医との信頼関係の下、私が薬を選んだのが正解だったようです。
何度も言いますが、これからの鬱患者もある程度の主体性・自己責任がないと回復は難しいでしょう。
(2009年02月23日 13時43分33秒)

Re:2/21放送分 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる(02/23)  
ゆう116  さん
残念っ(>_<)私は見逃しました。再放送あるといいなぁ。
私はずっと診てもらってもらっていたドクターから過剰投与されてました。(なんとなく不信感を抱き2件別の病院に受診したら双方とも『えっこんなに沢山飲んでるの??』と言われました。)結局別の病院に変えて薬も殆どなくしたら体調が戻ったのですが・・。
私が疑問を感じる前から周囲の友人等は「お医者様かえてみたら?」とアドバイスしてくれたのですがドクターを信頼するのが1番の治療法と思ってずっと頼っていました。投薬をやめて良かったのは浮腫がとれて口渇もなくなった事。
マイナスは排尿回数が増えたこと。トイレに近くなっちゃいました。服用中は尿意を感じる事が少なくて友人に「あんたは、いつトイレにいくの?」と不思議がられていました。
・・・今はメンタル的な薬を飲むのが怖くて「デパス」ですら躊躇している状態です。
(2009年02月23日 16時00分03秒)

Re:2/21放送分 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる(02/23)  
そんな放送があったんですか。
医師によって薬の処方かなり違いますよね。
入院してる時も私より病状が重いんじゃないかって人が
担当医師の違いで軽い薬ばかり飲んでたり・・。

私も鬱病と言われ8年ほど経ちますが
医師が変わると薬も変わっちゃって困ります。

最近は調子もいいので自分で選んで飲んでます。
じゃないと1日中寝てないといけないから。
難しい病気ですよね。 (2009年02月23日 19時49分47秒)

Re:2/21放送分 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる(02/23)  
転院のリスクね。なるほどね。。。
医者に内緒で掛け持ちってのもありかもね。金はかかるし、一方の薬の処分に困るけど。
(2009年02月24日 00時09分36秒)

Re[1]:2/21放送分 NHKスペシャル(02/23)  
まつけん7  さん

Re[1]:2/21放送分 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる(02/23)  
まつけん7  さん
ゆう116さん、コメントありがとうございました。

あれから再放送があったようですが、ご覧になりましたでしょうか。

やはりお医者さんによって薬の処方は違いますよね。
どれが良いというのは難しいですが。
自分の体に一番あった薬の飲み方が出来て、バランスの良い生活が出来れば寛解に近くなってくると思います。
でもいったん症状が落ち着いてくると薬を飲むのをためらうのはとても判りますよ。
(2009年04月06日 10時55分15秒)

Re[1]:2/21放送分 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる(02/23)  
まつけん7  さん
†アッテナ†さん、コメントありがとうございました。

私も日によって薬を調整して飲んでます。
ちょっとしんどい時は通常通り服用して、楽な時は減らして飲んでいます。とても主治医には言えないのですが。本当は主治医との信頼関係が大事とは思いますが、信頼しても依存してはいけないと思っていて、その加減が難しいと思っています。
(2009年04月06日 10時58分26秒)

Re[1]:2/21放送分 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる(02/23)  
まつけん7  さん
けけけ1022さん、コメントありがとうございます。

>転院のリスクね。なるほどね。。。
>医者に内緒で掛け持ちってのもありかもね。金はかかるし、一方の薬の処分に困るけど。

掛け持ちもいいかも知れません。
自分にとって相性の良い医院を探すというのも本当に一苦労です。
(2009年04月06日 11時01分12秒)

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